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2005年06月 アーカイブ

2005年06月02日

博士の愛した数式 (小川洋子)

博士の愛した数式
博士の愛した数式
posted with amazlet at 05.06.02
小川 洋子
新潮社 (2003/08/28)
売り上げランキング: 381
通常24時間以内に発送

Category: 文芸
Story: 女手一つで息子を育てる私は長年派遣の家政婦をしている。ある日何人もすでに担当が変わっている仕事を請け負うことになる。仕事は離れで暮らす記憶に障害を持つ数学者。彼は息子の頭が平らなのをみて彼をルートと名付けた。
Comment: この本を読み始めた時ぱっと思った印象は川上弘美さんのセンセイの鞄みたいだなあということ。このお話はセンセイの鞄のようなラブストーリーではないのだけれど、なんとなく同じような空気が流れている気がする(とはいえ、センセイの鞄を読んだのはずいぶん前だから大分昇華されちゃっていますが)。

お話は時が1975年でとまっている、80分しか記憶が持たない年老いた数学者と家政婦親子のふれあい。「博士」と呼ぶ老先生は数字をこよなく愛し、日常会話の大半が数字についての話を占めている。袖には「ぼくの記憶は80分しかもたない」とかかれたメモを貼り、毎朝慣れることのない混沌に放り出される彼の日常はその割に穏やかだ。埋められない損失を抱えた3人が寄り添う姿は切ないが穏やかな愛情と感謝に満ちている。

さまざまな現実を暗示する伏線のようなものがぽつぽつと出てきますが、イメージを喚起するだけで謎解きされるわけではありません。現代のおとぎ話と思って読むのが良いと思います。そうでなければ登場人物がみな天使の様な人びとすぎて読むのがつらくなります。汗やカビなど人の世話に当たっては当然出てくる問題は文字としてかかれていますが、その臭いや気配はみじんも感じられません。

数字に対する愛がそこここにあふれていて、楽しいです。実際にそんな人が目の前にいたらきっとうさんくさい、面倒な人と思われると思いますけど、話のなかでは「私」が素直にその世界に魅了されるので、一緒に数字の世界に飛び込むことができます。

世間一般には理解されない物に対する強い愛情を持つ人 (というのはおそらく自分もどちらかというと博士の側にはいってしまうので)、に対して作者の不思議な愛を感じますが、そんなにきれいな世界でもないのもよくわかっているので(よりピュアな形として記憶障害が導入されているのだと思うけど)、世間一般の人がこの本を読んだときの感想と私のものとはおそらくちがうんだろうなあと思います。

最近「記憶障害」を人間の表現に使うことに少々食傷気味なので、ちょっとひねくれた見方をしてしまうのです。

追:昔なにかで八百屋のおばさんの絵に↑で「もし数学の道にすすんでいたらノーベル賞をとれたほどの才能をもった八百屋のおばさん」と書いてある漫画をみたことがあります。前後の文脈なんて忘れたけれど、そのシーンもぱっと思い浮かんだなあ。

2005年06月06日

さらば、ミスター・ナイスガイ (ナンシー・スパーリング)

さらば、ミスター・ナイスガイ
ナンシー・スパーリング 村井 智之
ソニー・マガジンズ (2005/05)
売り上げランキング: 53,940
通常24時間以内に発送

Category: 文芸 コメディ
Story: 人当たりの良い、成功した「いい人」のアレックス。人生順風満帆と思っていたのに、愛車は壊され、仕事はくびになり、彼女は寝取られる…。もういい人はやめた。自分のために生き、奴らに復讐をする「アレグザンダー」として生きていくことに決めた。

Comment: ついその映画のラブコメとかにありがちな筋書きを見て手に取ってしまったのですが、まあそのまんまなお話でした。実際映画化権をニューラインシネマが買い取ったそうなので、そのうち映画化されることでしょう。イメージとしてはマシュー・マコノヒーとかがやりそうなキャラでしょうかね。

アレックス時代の不幸やらアレグザンダーになってからの人でなし人生が妙にさわやかに書き込まれていて、まさに現実味無し。殴られて血だらけになったり、彼女の浮気現場にぶち当たって吐いたりしているのに、常にビニールの膜で覆われているかのような非現実感がまとわりついています。その膜が最後には取り去られて、そこにある現実は…というのがオチになるわけですが、特に意外性もなく、逆にここまでぶっ飛んだコメディできたのに終わりがそうなるのは、仕方がないけど、すっきりしないねえという感じでした。

気分転換、暇つぶしにはちょうどいいお話(2時間もあれば読めるでしょう)。ただ、アレグザンダーの女性の扱いには頭にくるので、あんまりいい気分転換にはならないかも。

2005年06月07日

永遠の森 博物館惑星 (菅 浩江)

永遠の森  博物館惑星
永遠の森 博物館惑星
posted with amazlet at 05.06.07
菅 浩江
早川書房 (2004/03/09)
売り上げランキング: 90,431
通常2~3日以内に発送

Category: SF, ファンタジー?
Story: 地球の衛星軌道上に浮かぶ博物館”アフロディーテ”では音楽、芸術、生物をベースにした3部門に分かれた巨大データベースに直接接続を持つ学芸員たちが今日も美を解剖すべく立ち働いている。その総合管轄部署に勤める田代は部門データベースの上位データベース”ムネーモシュネー”への接続権限を持つが、実際には各部署の調停や難題に日々頭を悩ませていた。

Comment: 以前からこの著者の作品を読んでみようとはおもっていたのですが、なにか縁がなくてこれまで読まずにいました(SFファンタジーファンとしては失格だと思うけど)。なにせこの方のお名前が私の本名とよーく似ているので、ちと変な抵抗もありまして…。

で、なんでこのたび手に取ったかというと、独特の雰囲気をもったblog、LM * The Letters about a MOVIE.さんのコメントで、どなたかが”ムネーモシュネー”って何?という話をされていたから。本屋で気になって手にとって(博物館のでてくるSFは小松左京氏の果しなき流れの果に
以来大好きなテーマ)ぱらぱらとめくったら「ムネーモシュネー」の文字が眼に飛び込んできて、「ああ、この本だったのか」と思ったわけです。

で、読んでみた感じとしては、私の大好きなタイプのSFでした。この直接接続者というのは、脳に直接装着して(おそらく手術をするのでしょう)、ダイレクトにコンピュータと接続し、イメージ検索(こんな感じの絵はなかったかなど)や意識レベルを設定することで思考を使って通信が可能というものらしい。その設定はそんなに目新しくはない(むかし漫画で「黄金の羊の毛」という似たようなシステムを装着することで、便利だが、洗脳されてしまうというのもあった気がする)けれど、それによるエリート意識(全能感?)や人間らしさや感覚感情の麻痺がテーマにあげられていて、お話としてはすんなりあたまに入ります。

ただ、一番最初の設定説明に当たるお話(短編連作になっています)では、オリバーサックスの著作や昔のネオサイエンス(ライアル・ワトソンとか)の中身そのまんまな設定がかかれていて、読んでいる人(おそらく世代の問題)にとっては”そのまんまじゃん”と思われ、読んでない人にとっては”あんまり想像がつかない”という風に思われてしまうのではないかな。実際病院の名前がサックス病院とかなっているので、そういうことなんだとは思いますけどね。

一応、そういう研究をしている立場からすると、ちょっとなと思いますが、物語全体のための設定としてはよくできていると思います。私もムネーモシュネー(記憶の女神)の加護が欲しいものです。

連作なので、本全体のストーリーの伏線がそれぞれの短編にちりばめられていて、最後の「ラブソング」に収束するわけですが、美を解剖するなんてと思っていたはずが、田代と一緒に悩み考えるうちに読者もいつのまに感性を無視した見方をしている、というもっていきかたはなかなかすごいです。しかし、それならば「ラブソング」のまとめ方がちょっと雑のような印象を受けました。確かに感性や美しいと思う心は記述できないのかもしれないけれど、あの結末はなあ。

ただ、美しいと思う心を大事にするというオチもプロジェクトの指導者があれだと、結局は駄目になるんだろうなあと続編に期待をしています。どうやら、番外編はすでにでているようなので、少し追っかけてみようと思っています。

果しなき流れの果に
果しなき流れの果に
posted with amazlet at 05.06.07
小松 左京
角川春樹事務所 (1997/12)
売り上げランキング: 43,152
通常24時間以内に発送
五人姉妹
五人姉妹
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菅 浩江
早川書房 (2005/01)
売り上げランキング: 58,697
通常4日間以内に発送

2005年06月08日

傘が首にかかってますけど (フクダカヨ)

傘が首にかかってますけど  フクダカヨ絵日記
フクダ カヨ
インフォバーン (2005/03/14)
売り上げランキング: 2,716
通常2~3日以内に発送

Category: 絵日記
Contents: イラストレータ(?)フクダカヨさんの日常と小春ちゃんの出産日記。

Comment: 本屋で平積みになっていたのをふと手にとって、ぱらぱらとめくったらなんかいい感じだったので購入。もともとブログの絵日記だそうで、
http://enikki.cocolog-nifty.com/enikki/
で、現在の絵日記をみることができます。本は2004年までの抜粋版。日常の一こまと、絶妙なコメントがいい感じです。私はこの絵がとても好きなので、ますます楽しめました。のんべえ日記にも書いた「パステルのなめらかプリンを立ち食いする3人組のサラリーマン」も笑えましたが、思わずわらったのは「目ビーム」。私も見てみたいよ。

多分抜粋版だから、サイトをのぞけばそのふたつも載っていると思います。絵が気に入った方にはおすすめです。今(2005,6/8)ではトップにある6/1の日記「捨てきれませんでした」と5/25の「ネーム入りタオル」がいい感じ。小春ちゃんの成長ぶりにもびっくりです。

2005年06月09日

五人姉妹 (菅 浩江)

五人姉妹
五人姉妹
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菅 浩江
早川書房 (2005/01)
売り上げランキング: 72,213
通常3日間以内に発送

Category: SF短編集 (SFという感じは設定以外あまり感じないけど)
Contents: 先日紹介した「永遠の森 博物館惑星」の後日談「お代はみてのお帰り」を含む、未来を舞台にした短編集。どのお話も人生において満たされなかったものを無意識に追い求める主人公で、物質によって置き換えられない心を描く。加納朋子氏の解説付き。

Comment: というわけで、後日談を読みました。今回は主人公が田代氏ではないので、ちょっと全体を俯瞰した感じの視点ではありますが、なかなか面白かったです。やっぱり続編はないのかなあ。期待しています。

それ以外のお話も、短編なのに短いと感じさせないお話が多く(きっと設定や描写のバランスが絶妙なんでしょうね)、本来ならば異質の設定にもかかわらず頭にすんなりおさまりました。舞台がSFでもテーマは心や時間(年をとること)であり、切ない結末も少なくはありませんがとても穏やかな気分になれます。

元がでたのが2002年なのもあって、「夜を駈けるドギー」など2ちゃんねるとAIBOの組み合わせみたいで陳腐に感じる人もいるかもしれませんが、お話の本筋はそこにはないので、私はさほど気になりませんでした。逆にこれまでネット世界やAIBOにまったくなじみのない人には「はてな」という感じかもしれませんね。

2005年06月10日

しばし改装します。

BBSにも書きましたが、BlogPeopleとか読み込みおそくていらいらするので、サイトの改装を進行中です。とりあえずカテゴリーアーカイブをベースにいじっているので、カテゴリーをみると変なデザインになっていたりするかもしれませんが、しばしご辛抱を。

基本的にはいくつかの物を違うページにしまって、2コラムに戻そうかと思っています。とはいえ、途中でプランが変わる(挫折するとも言う)、ことはしょっちゅうですので、気長におつきあい頂ければ幸いです。

最近はちと本業が忙しく、通勤中に読む本のレビューばっかりで申し訳ありませんが、まあ忙しいのは下っ端の宿命、しばらく待てば暇になるというわけでもないので、そのうちペースを取り戻して映画や食べ物の世界に戻ろうと思っております。ではでは。

管理人konama

2005年06月16日

誕生日プレゼント

このところ記事をアップしておりませんが、元気にやっております。
水面下で改装が続いております。カテゴリーのページが少しずつ変わっているのですが、リンクがつながってないところやへんてこりんな感じのところがまだ多い状態です。とりあえず、背景をお空にしてみました。イメージとしては

ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディションサイダーハウス・ルール DTS特別版

のポスターのバックなのですが、最終型は似ても似つかぬ方向に向かいそうな感じです。

本やらCDやらネタはないこともないのですが、このところは映画に結びつかぬものばかり。とりあえず、先日誕生日に相方から以下のものをもらったので、楽しんでおります。

ダ・ヴィンチ・コード (上)
ダン・ブラウン 越前 敏弥
角川書店 (2004/05/31)
売り上げランキング: 273
このページは在庫状況に応じて更新されますので、購入をお考えの方は定期的にご覧ください。
Don't Believe the Truth
Don't Believe the Truth
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Oasis
Epic (2005/05/31)
売り上げランキング: 19
このページは在庫状況に応じて更新されますので、購入をお考えの方は定期的にご覧ください。

まだ読み終わってないけど、ダビンチコードって、ロバートラドラムを超訳したらこんな感じかねって読み口。小難しいテーマのわりにはさくさく読めます(上巻は1日で読めた)。読み終わったらまた書きますね。しかし、私が読む本としては売り上げランキングがかなり上位かも。オアシスの方も何曲か耳慣れた物もあり、いい感じです。

2005年06月17日

ダ・ヴィンチ・コード (ダン・ブラウン)

ダ・ヴィンチ・コード (上)
ダン・ブラウン 越前 敏弥
角川書店 (2004/05/31)
売り上げランキング: 262
このページは在庫状況に応じて更新されますので、購入をお考えの方は定期的にご覧ください。
ダ・ヴィンチ・コード (下)
ダン・ブラウン 越前 敏弥
角川書店 (2004/05/31)
売り上げランキング: 252
このページは在庫状況に応じて更新されますので、購入をお考えの方は定期的にご覧ください。

Category: ミステリー
Story: 講演のためにパリにきていた象徴学者ロバート・ラングドンは夜中に警察にたたき起こされる。彼が今夜会うはずであったルーブル美術館の館長が殺されたという。彼は非常に奇妙なダイイングメッセージを作り上げていた。

Comment: さくさくと読み終わりました。結構面白かったです。キリストにまつわる謎とそれにまつわる暗号解読がお話のキイになっています。キリストに関するストーリーはずいぶん前にこんな話をきいたことがあるなというお話で、キリスト教に帰依しているわけでもない身としてはショッキングという感じはしませんでしたね。謎解きはとても面白かったのですが、基本的に言葉にかんする謎(もちろん暗号ですから)が主なので、邦訳で読んでいるという時点でかなりの情報をおとしてしてしまっていますから、自分で考えるというよりは展開を素直に追いかけるしかありません。まあ原語で読んだとしても英語、フランス語、ヘブライ語などなど語源や宗教文化のバックグラウンドがないとなかなか難しいとは思われますけどね。そういう意味で、この作者は読者に対して知的な挑発をしているような気もします。しかし只のうんちくじゃんといってしまえばそれまでかな。

ファンタジーやキリスト教関連のストーリーを読みつけている方には、宗教、儀式、聖杯、血族、暗号とキーワード満載のお話で、なかなか面白いのではないかと思われます。ちょっと腹一杯な感じもしますけどね。主人公のストーリーもあるにはあるのですが、様々な性格設定などもすべて謎解きのためにあって、最後の最後まで恋愛話に逃げずに謎解きに徹したのはある意味あっぱれな感じ。結構展開も早いですし、お好きな方にはおすすめです。

2005年06月20日

京都に行ってきました。

黒のおたべ

友人の結婚式に出席するために週末京都に行ってきました。

暑い。

ものすごく蒸し暑くて観光する気にもなりませんでした。まあおめでたいことですから、雨が降るよりいいんですが、式服を着て出かける気には全くならず。

そんなわけで、式に出席の後、ちょっとした飲み会に参加した後そのまま新幹線に乗って帰ってきました。あーもったいない、とは思うのですが、週末二日ともつぶしたことは今週に大きくのしかかっていて、あれ以上がんばらなかった自分をほめてやりたい気分の月曜日です。

お土産も新幹線の改札をくぐってから買った「ごまおたべ」。そばぼうろとか好物なんですが、暑い日に食べたいものでもなく、なんとなく並んでいた真っ黒なおたべを手にとってレジにいったわけです。が、なんだかしらんがこれが職場で好評。もうすこし大きい箱で買ってくれば良かったよ。

一瞬イカスミ?とおもわせる外見ですが、しっかりごま味でなかなか良いです。

改装の方は少しずつ進んでいます。まだコメントや、個別の記事のところは直していないので旧バージョンですが、追々直していくつもりです。

だいたい改装終了?

トップの改装と個別アーカイブの改装終了。まだそこここにリンク切れなど有るかもしれませんが、デザインはこの辺りで固定しようかと思っています。コメントやトラックバックはいつもの通りです。

またコメントやカテゴリーの説明を付けたものを載っける予定です。ちなみに今回はjavascriptを結構つかっているので、javascript onで観てやってください。いつものカテゴリー別のリストは右のメニューのDirectriesの中にある、Movie&とDiaryに格納されています。それぞれをクリックしてやるとメニューがあくのでそちらからどうぞ。まとめてみたいかたはArchiveのしたにロールダウン式のメニューがついていますのでそちらからどうぞ。のんべえ日記はDiary、LinkはLinksの中にあります。

Official Site Links は右のメニューのトップの画像のしたにあるリンクからどうぞ。画像をクリックするとそのオフィシャルサイトに直行なので、ご注意を。

またまとめたものをアップしますが、なにか問題があったら遠慮無くお知らせください。

管理人:konama

2005年06月21日

概要 ver. June 2005

  • Chips with Everything
    • Chips with Everything は映画と関連分野(原作・サントラ等)の個人的レビューと日常の話題を中心としたサイトです。
    • 最近は食べ物に関する話題が増え、映画の中に出てくる食べ物をメインにお話しています。
    • サイト名はアーノルド・ウェスカーの戯曲『すべてチップス付き』(Chips with everything)からきています。
  • おすすめする環境
    • 当サイトはIE6.0/解像度1024x768で制作しています。それ以下のバージョンあるいはその他のビューアーでは正しく表示されない場合があります。ご了承ください。またメニューを中心にjavascriptを使用しています。
    • 上記の環境で不具合がございましたら、ご連絡頂ければ幸いです。
  • リンクについて
    • 当サイトへのリンクは基本的にご自由にどうぞ。
    • BlogPeople, MyBlogList等、お気軽にブックマークして頂ければ幸いです。
    • リンクした旨をBBS等からご連絡頂ければ遊びに行きます。
    • リンクはできればTopページ http://everything.chips.jp/にお願いします。
    • blogの方はhttp://everything.chips.jp/blog/mt/でOKです。
    • サイト名:Chips with everything, 管理人:konama
  • コメントに関して
    • どうぞお気軽にお書き下さい。(管理人がとても喜びます)。
    • 一時期スパムコメント増加したため、基本的には「サインイン」推奨ですが、しなくても問題ありません。
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2005年06月23日

雑誌「栄養と料理」

sam018.jpg昨日本屋の雑誌コーナーを冷やかしていたら、何となく表紙の写真がおいしそうだったので「栄養と料理」を手に取った。そもそもお料理と健康(特にもうちょっと世代の上の方むけ)の雑誌なので、これまでちゃんとよんだことなどなかったのだが、ちょうど読むものもなかったので、買って帰りの電車で読んでみた。

すると、読者の投稿などがある最後の方のコラムに「フードシネマ」の文字が。今号では「コーヒーアンドシガレッツ」が取り上げられていて、コーヒーのシーンとカフェの起源など約1ページのコラム。ちなみに反対のページには食を見る・聴くと題して、映画のDVD(食べるシーンが有る場合はそれにも言及。『息子のまなざし
』ではアップルパイを食べる話がある)とCDが紹介されている。

予想だにしないところにこんなものが隠れているとは(いや、私が知らなかっただけだって)。こんどからこのコラムだけは立ち読みしようと思っております。バックナンバーを…と思ったのだけど、職場の近くの図書館には入っていないらしい。その内に近所の図書館にでも探しにいって、このコラムだけ読んでこようかな。

2005年06月24日

映画館で食べる物

私自身はもっぱら映画館だとポップコーン(塩・キッズサイズ・バターかけたりしない)とダイエットコークが定番なのですが、みんな食べるとしたら何をたべているのかなと。

なんでそんなことを思いついたかというと、雑誌FLiXのサイトの連載「韓流日記」に韓国では映画館でイカを食べる話がのっていたからです。

FLiX: 佑子の韓流日記 その9 イカの話

イカはおいしいけど、においがなあとちょっと思ったんだが、まあお国柄なんでしょう。他の国ではどんなんだろうと、「映画館で食べる」と国の名前をいれて検索をかけてみたのだけれど、イカほどインパクトのある話は見つからず、一つびっくりしたのはメキシコ。メキシコでは映画館のポップコーンにもハラペーニョが入っているらしい。知らないで食べたら大変だなあ。

しかしやっぱり定番はポップコーンなんだね。インドで映画館に行った人の日記などにもやはりポップコーンの臭いがじゅうまんしているという話があったから、その辺は万国共通なのか。

ちなみに日本のシネコンでは今なにが定番なのかなとたとえばワーナーマイカルシネマを見てみると、
ポップコーン
ホットドック
ナチョス
アイスクリーム

こんなものですかね。

しかし映画館で食べるものについて検索すると、食べる話以上に「映画館で食べるのはやめてほしい」というコメントにたどり着いてしまう。まあ臭いと音ですよね。個人的にはポップコーンたべながら見るのは好きですし、忙しい時なんかはお腹が減っていることも多くて、比較的食べるので、なんともいえない気分です。まあ大抵始まる前に食べ終わっちゃいますけどね。においが駄目な人はイカなんてつらすぎるんだろうなあ。

ポップコーンといえばカイロの紫のバラかな。あれがイカだとちょっとこまる。

2005年06月25日

「マイ・ファーザー」と「ヒトラー ~最期の12日間」

以前アドルフの画集を紹介して、未だにヒットラーを人間として描くのには時間がかかる話をしましたが、戦後60年の節目と言うことか、ヒトラー関連の映画2本が日本では来月公開されます。

ヒトラー ~最期の12日間「ヒトラー ~最期の12日間」
ついにドイツ人がドイツ語を使って作ったヒトラー映画。防空壕に潜んで自殺に至るまでの12日間をナチス時代の縮図として描く。
 先日たまたまNews23を見ていたら監督のオリバー・ヒルシュビーゲルが筑紫哲也と対談していた。その中で、「ナチス親衛隊のメンバーでも家庭に帰れば良き夫であり父親であった、その人間が起こした出来事としての虐殺」(コメント通りではないので、誤解があるかもしれませんが)ということを言っていた。この家庭では良き夫であり父親であるという下りはなにかと物議を醸すだろうなあと思ったが、よく考えれば彼は「es」と撮った監督さんでもあり、まあ普通の人間をなんでもないルールでしばることによって狂気に陥る様(esは有名な心理学実験を再現した映画)というのを念頭に置いての発言なんだろうなあ。

すべてが終わった後に生まれた世代である彼の「謝罪はできないが責任を全うすることはできる」という話は興味深かった。中身は載っていないが、対談の写真はnews23のサイトの「金曜深夜便」で見ることができます。

マイ・ファーザー「マイ・ファーザー」
こちらはアウシュビッツで双子の人体実験を続けていた医師ヨゼフ・メンゲレとその息子の話。これはまだどういうストーリーかわかりません。どうなんだろう。オフィシャルページをみるかぎりではこのテーマをあえてこの題材でやらなくてもいいのでは?という気がしますが、個人的には。見てみないことにはわかりませんね。仕事柄思うところが色々あるのですが、とりあえず見てから述べたいと思います。しかし、この映画チャールトンヘストンがでているのが驚き。

できればどちらも見てみたいと思っています。

es[エス]
es[エス]
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ポニーキャニオン (2003/01/16)
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2005年06月27日

ホットペッパーのCM ~まだ伴奏編

sam021.jpg前から洋画の吹き替えみたいなホットペッパーのCMは大好きだったのだが、今回のまだ伴奏編が大変ツボに入って、最近は見るたびに笑っている。ちなみにHot pepperとはリクルートが出しているお店の店先においてある、クーポン券のフリーペーパー。

一番最初に見た「食べました」編が元々大好きだったのですが、今回はそれ以上。食べました編はホラー映画の画面に「スパゲッティ食べたでしょ」。血糊を指して「ケチャップついてるよ」っていう話なんですが、百聞は一見にしかず。ホットペッパーのサイトに過去のCM集を見つけたので、見たことのない方はどうぞ。

ちなみに大槻先生のやつはあんまり面白くないです。やっぱり映画吹き替え版みたいな方が面白い。

2005年06月28日

FLiXのコラム Delicious Cinema

sam023.jpg先日「栄養と料理」のコラムを紹介しましたが、料理雑誌にコラムがあるってことは映画雑誌にもあるのでは…と思いついて、以前はよく読んでいたFLiXを購入してみました。ちなみに今月号はもちろんスターウォーズ特集です。

で、ありましたありました。その名もDelicious Cinema。「映画の1シーンから料理をイメージ。家庭でも作れる簡単レシピ。」とのこと。今号はダニー・ザ・ドッグの1シーンから「ネギとジャガイモの冷たいスープ」。村垣洋一さんという方が監修・料理の担当のようです。

非常に普通のネギとじゃがいものスープ。いわゆるリーキスープってやつですね。うちでもたまにつくるのとほとんどレシピは一緒。

一応映画のシーンの説明と場面が出ているので、面白いかなと。またバックナンバーをさがしてみなくっちゃ。

他の映画雑誌もちょっと立ち読みしてみようかなと思います。

※多分この雑誌のサイトには載ってないと思います。ちなみに最新号は8月号。

2005年06月30日

金魚を衝動買い…?

Aquazone Visual Edition 水中庭園 8「金魚」
イーフロンティア (2004/04/23)
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このところの暑くて寝苦しい夜でばてております。涼しさを求めて?今日は金魚の衝動買いをしてしまいました。といっても本物じゃなくてアクアゾーンですけど。

今月いっぱいが有効期限の楽天のポイントがあって、まあなんか買ってもいいかなあと楽天のダウンロードショップをさまよっていたら、このアクアゾーンの金魚が目に入り、ぴぴっときてしまったわけです。これまでアクアゾーンといえばマックのスクリーンセーバーの延長みたいなイメージで、全く興味がなかったのですが(実物の熱帯魚を飼う趣味もないし)、このカバーの金魚をみたら迷わずダウンロードしてました。なんなんでしょうまったく。

おかげで、今日はデスクトップのはじに水槽を設置して、金魚が泳ぎ回るのをみて、かなり涼しく和みました。なにをするわけでもないんだけどねえ。この金魚にぴぴっときたのはきっとのんべえ日記でおなじみのたらり子さんちのさかさまのらんちゅうのスチくんの影響が大かと思われます。今は水槽にランチュウ2種と和金を数匹はなして泳がせています。ただただふわふわ泳いでいるだけなんだけど、なんかいいんだよね~。そのうち水草とかいいだすのかしら私も。

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