« 2006年04月 | メイン | 2006年06月 »

2006年05月 アーカイブ

2006年05月02日

京都に行っておりました

kyoto1.jpgこのゴールデンウィーク前半、京都の方へ行っておりました。相方が単身赴任して一月。親族が京都を訪れるということで、片づけをかねて数日京都に滞在していたわけです。まあ、今回のメインイベントは”新居訪問”ということで、金曜日に東京を出まして、金曜の晩、土曜の朝に片づけ(結構片づいてましたけれど、やはりお義母さんがくるとなると…)。昼になんとか皆様をお迎えしました。あとは、みんなで観光へ。今回の目玉は修学院の見学。宮内庁管轄の離宮なので、京都御所と一緒で事前申し込みが必要。残念ながら私たち夫婦と家族と別の回(集合時間が決まっていて、完全入れ替え制なのです)だったので、二人で一足先に見学。上中下三つの庵(宮?)が緩やかな山道でつながっているのですが、その道のまわりは田んぼで、良い感じのお庭でした。この水田も景観保護のため国が買い取っているらしく、広大な敷地におちついた雰囲気で、新緑の季節が楽しめました。この写真は一番上の池を望む景色。京都が一望出来、とても気持ちの良い場所でした。約一時間半、ガイドさんについてゆっくりと散策し、見学終了。なかなか良いお庭でした。
kyoto2.jpgさて、家族はその次の回だったので、その間私たちは叡山線の修学院駅の方へぶらぶらと下っていくと、いかにも新装開店といった風に蘭のかごがたくさんおいてある、良い感じのケーキ屋さんを発見。ちょうど歩き疲れたところでもあったので、時間つぶしをかねて入りました。そこで私はフロマージュという白いふわふわしたケーキ、相方はチョコレートのケーキを食べたのですが、なかなか上品なお味。クリームが良いのか、とてもおいしかったです。クリームがおいしいってことは…とケーキを選ぶ時から気になっていた写真のプリンをお土産に購入。夜に食べたのですが、これが大当たり。甘すぎないカスタードがおいしくて、あっという間に食べてしまいました。
お店は叡山電鉄修学院駅そばのパティスリーフレシュール。駅からすぐそばです。

2006年05月09日

吉見百穴

ゴールデンウィーク中はバタバタしておりまして、更新もできず失礼致しました。この連休中は前のエントリーの京都だけではなく、ばたばたといろんなところに行きました。”お休み”になったかどうかはわかりませんが、まあ一週間頭の中から仕事を追い出したので、リフレッシュにはなったようです。

で、この写真はなにかというと、自宅のわりと近く(車で30分くらいか)にある、吉見百穴に行ってきたときの写真。http://www.town.yoshimi.saitama.jp/kansupopage.htm
前から名前は聞いていたのですが、行ったのは初めて。百とはいえ、きっとぱらぱら穴があるくらいだろうと思っていたら、大間違い。ほんとにぼこぼこ岩山に穴があいていてかなり驚きました。ぱっとみた印象は宮崎駿のアニメにでてきそうだなあと思いました。ラピュタとかにでてきそうじゃないですか?この緑と岩と穴の感じ。
どうやら群墓遺跡らしいのですが(諸説あるらしい)、基本的にはそれぞれの穴がお墓で、セレモニーが終わったあとは岩で封じていたようです。
私はてっきり「よしみひゃっけつ」と読むのだと思っていたのですが(埼玉出身の母もそう思っていた)、「よしみひゃくあな」と読むそうです(現地の看板はそうかいてあった)。
どこもかしこも渋滞だらけのゴールデンウィークに、さした混雑もなくのんびりと楽しめた場所でした。

そうそう、帰りは埼玉名物(なのか?)、五家宝を買ってかえりました。久しぶりに食べて、懐かしい味がしました。私はてっきり普通にあるお菓子だと思っていたのだけど、ローカルなものなのか相方は知りませんでした。ものはこんな感じです↓。
昔ながらの素朴な味わい…《熊谷名物》五家宝(12個入)

2006年05月10日

宴の後

先日職場で盛大なパーティを催したのですが、その際に余ったシャンパンをもらって帰ってきました。調子にのってふたりで1本あけて、久しぶりにちょっとふわふわしました。甘くないさわやかなシャンパン(というか正確にはカヴァ)でおいしかったです。

ホテルでの宴会の裏方なんて初めてやったのですが、ホテルで出されるお酒の原価とお代の差に驚きました。名のあるものなんて使いたかったら恐ろしい値段です。最初は宴会場を借りるのが高額なのかと思っていたのですが、100名超はいる部屋でも借り賃は3万円ほど。ホテル側が商売するのは食べ物、飲み物なんですね。下のリンクを見て頂ければわかるとおり、このお酒の原価は2000円しないのですが、持ち込み料を払ったとしてもホテルがもともと用意しているお酒よりコストパフォーマンスが良いくらいです。立食パーティの食べ物の目安は人数の7掛け人前くらいがちょうど良いなどなど、色々学習いたしました。いろいろと気を遣うし、ホテルマンとかウェディングプランナーとかには絶対なれないなあとしみじみ思っています。

コドーニュ キュヴェラベントスNV

2006年05月16日

ブロークンフラワーズ

Broken Flowers: Music from the Film
Original Soundtrack
Decca (2005/08/02)

Original Title: BROKEN FLOWERS (2005)
Dir: ジム・ジャームッシュ Cast: ビル・マーレイ, ジュリー・デルピー,ジェフリー・ライト,シャロン・ストーン, フランセス・コンロイ,ジェシカ・ラング
Story: 若い頃は様々な女性とつきあい、コンピュータで成功したドン・ジョンストン(ビル・マーレー)も年を取り、早々気楽な隠居生活に入ったものの、相変わらず独身で結婚する気もなく、一緒にくらしていた恋人からも「老いたドン・ファンは嫌」と愛想をつかされてしまう。そこへ差出人不明の「あなたの息子を20年前に生みました」という手紙が届き、隣人の押しの強いウィンストンにお膳立てされて、ドンはまだ見ぬ母子を探す旅に出る。
※リンクはサウンドトラックのものですので注意。
Comment: 中年おじさんのロードムービー。約20年前につきあっていた女性の元をたずねる旅に出るわけだけれど、最終的にはわかったようなわからないような不思議な結末に。そんなすっきりしない観客任せのラストなので、苦手な人は苦手かなと思います。私も久々に観た映画がこれで、「はあ~面白いけど、復帰第一作目としてはすっきりせんなあ」という気持ちも少々。

実際昔つきあっていた男(それも20年前!)が訪ねてくるっていうシチュエーションはかなり気持ちの悪い事態だと思うのだけれど、女性達の現在、反応も様々で、それぞれのエピソードは「くすっ」と笑える感じの面白さ。ドン自身も隣人の手配したレンタカーの白のトーラスをみて「せめてポルシェかなんかにしてくれないと、これじゃまるでストーカーだよ」と愚痴っていて笑えます。女性達を演じるのもシャロンストーンをはじめ、豪華な顔ぶれで、魅力的。あうたびにドンが微妙な質問(まさか「僕の子供を産んだのは君?」とはきけない)をして、きまず~い間が流れるところが温い笑いを誘います。

そのあたりの駆け引きや思いはビルマーレーのちょっとした表情で表されていて、なかなかの名演。画面も首から上のアップがやたら多かったです。

で、最後のオチはなかなか苦い感じ。ビルマーレーに「過去は過ぎ去ってしまっているし、未来はまだきていない。だから現在が大事なんだ」と言わせて、「そうね~、人生の道のりを考える旅だったけど、あった彼女たちは現在を生きているわけだし」など思わせるわけですが、そこはもう一ひねり。簡単にはおわらせてはくれません。このオチは是非映画を観て楽しんで頂ければ。

そうそう、隣人が旅のお供にと貸してくれる「エチオピア音楽」。かったるいような音楽がこの旅にぴったりあって、笑えます。おまけに耳にしっかりのこる不思議な音楽。余裕があったらサントラも欲しいかも。

食べ物は…あんまり記憶に残らなかったなあ。途中に出てくる不動産屋を営む彼女の作ってくれたディナーがいかにも冷凍食品ディナーでまずそ~(ビル・マーレーもにんじんをフォークでつついているだけ。最後は観念して食べてますけど)というのくらいですね。

2006年05月18日

頭にこびりつく音楽

ハイヌミカゼ
ハイヌミカゼ
posted with amazlet on 06.05.18
元ちとせ
EPICソニー (2002/07/10)
売り上げランキング: 28,847

先日眩暈がするほどお天気♪神井さんの記事で知らないうちに心のなかで口ずさむ音楽という話がありましたが、最近私の頭にこびりついている音楽は何故か元ちとせの「ひかるかいがら」。私は女性ボーカルって苦手なのですが(基本的に自分より声の高いヒトの唄はつらい。レンジが広いのはいいけど。)、このCDは気に入って買った一枚です。

先日新しいアルバムの発売ということで彼女の特集をラジオでやっていて、久しぶりにCDを引っ張り出して聴いたのですが、この「ひかるかいがら」が妙に頭にこびりついてリフレイン。手作業に没頭していると気づいたら鼻歌を歌っていて、我ながらちょっとびっくりしました。このCDの中で最も印象深いのは実は「37.6」。なんといっても歌い出しが「あれは麻疹で早退けした午後~」なので最初聴いたときはかなりおどろきました。

でもって、久しぶりに聴いたりしたので、新しいアルバムも購入してみました。

ハナダイロ (初回生産限定盤)(DVD付)
元ちとせ 上田現 HUSSY_R 間宮工 岡本定義 COIL 松任谷由実 松任谷正隆
ERJ (2006/05/10)

大分歌い方が変わったので、ちょっとびっくりしましたが、全般にやはりどんとくる曲が多くて満足。少しゆっくり聞き込んでいこうと思っています。

2006年05月19日

ピンクパンサー?…五月の気になる映画

またまた遅ればせながら5月の気になる映画更新しました。→
山盛りだった4月に比べると少々少なめかしら。4月はゴールデンウィーク映画がありましたからね。

この中で特に観たいなあというのはジャケットかな。エイドリアン・ブロディを久しぶりに観てみたいような。

関係ないですが、さっき歯医者にいってきまして虫歯の神経を抜いてきました。最初にものすごいいきおいで麻酔をかけてくれたので、痛くはないのですが、麻酔がしっかり効いているせいで上唇がしびれています。おかげでその部分がぷっくりふくれている様に見えるらしく(じっさいには引っかかっているのがわからないだけなんだと思うんだけど)、それこそピンクパンサーみたいな感じになっている。いきなり職場の人に笑われております。とほほ。

2006年05月22日

焼きそばうえだ (さくらももこ)

焼きそばうえだ
焼きそばうえだ
posted with amazlet on 06.05.22
さくら ももこ
小学館 (2006/04)

Category: エッセイ
Contents: さくらももこの気の合う仲間「男子の会」は仲間内でもっともかわいそうな男うえだ君のためにバリに焼きそばやをつくるという遊びを思いついた。その話の顛末。

Comment: さくらももこのエッセイは好きな方だし、わりと読んでいる方だと思うけれど、今回のお話はどうも受けつけなかった。基本的には大人のお遊びとして焼きそば屋を作ってみるということのようだけれど、なんだかいろんな意味で”失礼”な感じがして笑えなかった。こちらが年をとったってことなんでしょうかねえ。

内輪受け的には面白いのだと思うのだけど、一般読者むけ、とくに彼女の本を初めて読むヒトにとってはちょっとなんじゃこりゃの感が否めないかな。少なくとも爆笑エッセイっていうのは違うと思うなあ。

おまけに本の帯によれば男子の会シリーズ第一弾だそうなので、こののりが続くらしい。なんとなくがっかりした一冊でした。初期のエッセイはお薦めなのになあ。

2006年05月23日

レモン酒

今度女の子(?)の酒盛りを自宅で開催するので、以前からたらり子の巣のたらり子さんから薦められていた檸檬酒を注文してみた。広島県特産大長檸檬酒。
通販のページで何も考えずにサイズ大を注文したら一升瓶が到着!ちょっと宅急便の兄さんもひいていた気配。まあパーティすることだし…と自分に言い訳するのでした。おまけに購入した酒屋さんが天狗舞いの箱に入れてきたので、凄いのんべくさい雰囲気になってしまった。

で、この大きさで甘かったらどうしよう~と思いながら早速ロックで一杯。おお~!?
酸っぱい?甘い?ちょっとえごい?とっても不思議な飲み口。でもすっごいさっぱり爽やか。これはいいですね。私はとっても気に入りました。最初永昌源のレモン酒みたいなのを想像していたんだけど、飲み口の爽やかさが全然違ってびっくり。

たらり子さんありがとう。パーティは盛り上がりそうです。

2006年05月26日

観たいから観られるという訳でもないので

毎月遅ればせながら更新してきた気になる映画リストですが、毎回すべて見に行けるほど時間もないこのごろ(ひとつもみられないなんてざらですし)。それにやはり住んでいる場所によっても観られるものや時期が違いますよね。そんな時間的・地理的問題を感じるので、いつもの気になる映画リストのしたに、今月発売の気になるDVDというリストを作ってみました。みそびれた映画、来なかった映画のフォローアップに役立てて頂ければ幸い。リストをクリックするとamazonのサイトに跳びます。

なお、翌月に更新されたあとは、下につくった[気になるDVDの店]に入れておきますので、以前紹介したものを買いたい時などに活用してください。これはG-Toolsさんのサービスを利用しています。

また、気になる映画と気になるDVDは別に連動してませんので、あしからず。映画の宣伝観たときには観たいと思っていても、DVDになる頃にはあまり食指が動かない(もしくはその逆)というのはよくありますからね。その日の気分です。

でもって、今月は




の二つ。ランドオブプレンティは去年公開されたヴェンダースのロードムービー。もう一つは今は亡きリヴァー・フェニックスと若きキアヌ・リーブスの青春映画のデジタルリマスター。こんな風にDVDがでるようになったとは、便利な世の中になりましたね(しみじみ)。

2006年05月27日

名代豆餅 (ふたば)

今週末は京都にきています。買い物にでるついでに前から気になっていた出町のふたばという和菓子やさんへよってみた。有名なお菓子やさんらしく、いつも店の前には行列。今日も結構並んでましたが特に急いでもいなかったので列んでみました。行列のお目当てはこの豆餅。塩豆大福ですね。 で、食べてみたんだけど、驚くほど甘くない。もちろん中にはあんこがはいっているんだけど、ものすごく甘さを抑えたこしあんで餅に対して少なめなので、塩のきいた餅と豆の味がしっかり味わえて、たまにあんこという割合が良い。気に入りました。また買いに行こうっと。

2006年05月30日

夏琥珀 (七條甘春堂)

週末京都に行ったときに、久々に三十三間堂に行ってきました。結婚前に母と京都に旅行して以来だから実に10年ぶりくらいかな。相変わらず度迫力の1001体で、満足。月並みですが、京都の中では結構好きな場所です。相方の感想は「俺なら半分くらいで十分だけど…」でしたけど。

で、帰りに京都博物館で大絵巻展をやっていたので、観たかったのですが、特別展は90分待ちといわれ、断念。博物館の塀沿いに歩いて、七條甘春堂さんにたどり着いたので、ついでに職場用にお土産を購入。夏の季節の干菓子、夏琥珀にしました。牛皮っぽい柔らかで色鮮やかな地を砂糖で固めにコートしてあって、口当たりがしゃりっとして涼しい感じがします。甘さも控えめで、濃いお茶でなくてもつまんで楽しいお菓子でした。色も紫陽花風のさわやかな色合い。本当は手をつける前の写真があったらよかったのですが、うっかり写真を撮る前に開けてしまったので、残りを撮影。開ける前の綺麗な写真は甘春堂さんのホームページの夏の菓子のページでお楽しみ下さい。

2006年05月31日

Bring it on!

チアーズ!
チアーズ!
posted with amazlet on 06.05.31
東宝 (2002/02/21)
売り上げランキング: 3,199
先日新聞を読んでいて思わず笑ってしまったのが、ブッシュ大統領とブレア首相のイラク戦争に関する反省の弁。
(前略) ブッシュ大統領は会見で自らが言及したイラク政策での「誤り」の具体的内容を問われ、「かかってこい」や国際テロ組織アルカイダを率いるビンラディン容疑者の捕捉について「生死にかかわらず」と発言したことなどを挙げた。大統領は「私は教訓を学んだ。もう少し洗練された物言いが必要だったかもしれない。世界の一部で誤解された」と率直に語った。(後略) 2006/5/26 Yahoo! newsより
「かかってこい」には思わず失笑してしまったのですが、はてこれは英語でなんて言ってるんだろうというのがきになって、ちょっと調べてみました。で、NYタイムス誌のサイトをあさってみたら、どうやら"bring it on!"といったらしい。これはまさしく「かかってこい!」ってな意味ですな。多分けんかする時とかにいうせりふなんじゃないかとおもうんだけど…。 まあそもそも政策の反省としてこういうことを言ってる時点でかなり終わっていると正直思いますけどね~。

で、なんでチアーズのDVDを出したかというと、この映画の原題がまさしく「Bring it on!」なんですな。元気の良いチアガールのおねいさんたちに「かかってらっしゃい(はあと」って言われるのとはまあ大違いですけど。ちなみに映画はとっても楽しいかわいい話なので、おすすめです。

ちなみに「生死にかかわらず」は"dead or alive"

ウォンテッド
ウォンテッド
posted with amazlet on 06.05.31
東宝 (2004/10/29)
売り上げランキング: 31,337

About 2006年05月

2006年05月にブログ「Chips with everything」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2006年04月です。

次のアーカイブは2006年06月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。