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2006年06月 アーカイブ

2006年06月02日

6月の気になる映画

今回は少し早めに(いつもに比べればですが…)、気になる映画、DVD更新しました(右上にあります)。過去の気になる映画情報はオフィシャルリンクにリストになっていますので、リンクまたは[過去の気になる映画リスト]のリンクからどうぞ。

さて、今月の映画ですが、私としてはめずらしく邦画が3本入ってます。「佐賀のがばいばあちゃん」は今文庫本も大ベストセラーらしいですね。島田洋七(B&Bのもみじまんじゅうのヒト)氏の自伝的なお話らしい。しかし、本だけじゃなくて漫画に語録にレシピ本となんだかすごい勢いですな。
もう一つは「バルトの楽園」。たらり子さんが以前よさそうということでおすすめしてくれたのですが、日本の捕虜収容所で第九が演奏されるお話(っていうとみもふたもないですが)。あらすじはオフィシャルで観ていただくとして、なんだか気分が爽快になりそうな映画かなと期待しています。あとはトリックの2ね。
洋画の方では「プルートで朝食を」が一番観てみたい映画かな。

DVDはこの2枚。「プライドと偏見」は日本での映画公開が今年の1月ってことを考えると、超スピードDVD化ですよね。

スパングリッシュ
スパングリッシュ
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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2006/06/07)

プライドと偏見
プライドと偏見
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ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン (2006/06/23)

2006年06月06日

ハナビシソウ

そろそろ梅雨も近いのか、今日は夕方になって雷雨。傘が手放せない季節到来ですかね。
これは週末に長瀞に行ってきた時の写真。このときはなかなかのお天気で、ちょっとしたお散歩日和。自宅から高速をつかえば1時間かからないので、ちょっとした息抜きに入ってきました…。ちょっとお散歩のつもりだったのですが、久しぶりにきたので(私はたぶん小学校以来かも)調子に乗って、長瀞ライン下りとか乗ってしまった。いかにも遊んだ気分になって、楽しかったですけどね。

帰りに秩父の火祭りで有名な宝登山神社 にお参りして、「ハナビシソウ開花中」の看板を見つけたので、この花畑に立ち寄ってみました。お花はケシ科なので、見た目は色とりどりのコスモスやポピーみたいな感じ。葉っぱもコスモスやニンジンみたいな細かい葉で、面白かったです。花自身はさほど大きくなくて、小さな花がたくさんつくタイプ。絨毯とまではいきませんが、色鮮やかで眼に楽しい景色でした。

先日はやはり秩父の羊山公園に芝桜を見に行ったのですが、一度目は混みすぎていてたどり着けず、2度目は盛りがすぎてほとんど観られなかったので、今回はオンシーズンにゆっくり観られて満足。満足。

2006年06月12日

青空の卵 (坂木司)

青空の卵
青空の卵
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坂木 司
東京創元社 (2006/02/23)

Category: 推理小説 短編連作
Story: 坂木司は外資系の保険の外交員。彼には学生時代からのちょっと変わった友人鳥井真一がいる。学生時代のいじめもあって今はひきこもり状態の彼はちょっと食にうるさい変わり者だ。鳥井宅でご飯を食べながら今日あった不思議なことを話すと、外にもでていない鳥井はあっさりとその真実を教えてくれる。

Comment: 私の大好きな、短編連作の推理小説で美味しい食べ物がでてくるシリーズ。安楽椅子探偵スタイルのお話ですが、連作の背景にあるお話は二人の若者のちょっとばかり遅い成長物語。
名探偵であるところの鳥井は生い立ちやいじめのせいでひきこもり、というか不特定多数の人混みや人との接触を極端に嫌う状態。クラシックな安楽椅子探偵はこの偏屈さや奇妙な行動がそのキャラクターとして定着しているスタイルが多いのですが、このお話ではそこからの脱却をはかるというちょっと変わったパターン。ワトソンもしくはヘイスティングス大尉にあたる坂木司は自分が友人の唯一の外界であることをうれしく思いながらも、その偽善性に常に悩む人情派。
正直言ってこの話を読み始めた時、そんな葛藤は中学くらいの時に感じるもんじゃないの?とか、これもまたいじめについてやたら直接的に訴えかける文学か?とちょっとひるんだのですが、話が進むにつれて、これもまた成長前の若さを示す記号の様なものなのかなあと気にならなくなりました。このお話はシリーズとしてあと2冊で完結するのですが、(仔羊の巣動物園の鳥と続きます。まだこの2冊は文庫化されていません)最初のこの本はやはりお話として洗練されていない感じがします。それでも、ついよんでしまう魅力があって、されに読み進めていくと話の作りやストーリーのまとまりも良くなっていき、本当にさ~っと3冊読めてしまいました。
 でてくる食べ物も、最初はシンプルですが、どんどん鳥井が心を開くに従って、様々なものを様々な人に振る舞うようになり、こったものが出てきます。趣味が全国の銘菓を取り寄せて食べるっていうのもちょっと面白いでしょ?
個人的には久々にあたりのシリーズで、楽しかったです。同じ著者で商店街のクリーニング屋の2代目の奮闘記切れない糸も読みましたが、これも凄く良かった。シリーズ続きが楽しみです。この本はまた別のエントリーとして取り上げますね。

2006年06月24日

桔餅・冬瓜漬

このところ仕事が立て込んでおりまして、ご無沙汰いたしました。(っていうか最近は毎日顕微鏡みる仕事だったので、パソコンに触る気分でなかったのもあります。)

で、写真は南からの到来品。沖縄からのお土産が届きました。私自身は沖縄に行ったこと無いので(是非行きたいと思ってるんだけど)、沖縄銘菓というとちんすこうくらいしか思いつかないのですが、送ってくれた方の好物らしい。

一緒に入っていた手紙には甘いので細かく刻んで(あるいはうすく切って)濃いお茶と一緒にたべると良いとあり、実際箱にもそのようなことが書いてある。箱を開けてみると2種類。みかんと冬瓜の砂糖漬けのようなものらしい。手前に切ってみたのは桔餅(きっぱん)の方。さんざん薄く切れと書いてあるのに脅されたせいで、本当に1㎜くらいの厚さに切っておそるおそる食べてみた。ほろ苦くっておいしい。確かに甘いけど、ほろ苦さがつよいオレンジピールみたい。それにオレンジピールほど身がもろくないので、しっとりして、濃い柑橘系の味がさっぱりとのこって上品なお味。なんかお酒の飲みたくなるお菓子って久々かも。かなり気に入りました。甘くなくてもうちょっと堅くなったボンタン飴みたいな感じかな。

冬瓜漬(とうがづけ)の方は…。甘い。きょーれつに甘い。薄くきったけど甘い。
確かにこれは少しずつじゃないと…確かに美味しいけど(なんか昔懐かしい水飴系の甘さ)、まさにじゃりじゃりお砂糖の塊を食べているような気になります。製法をみるかぎりではこれは冬瓜を砂糖で煮た上に、砂糖漬けにしているらしいので、さもありなん。こっちは酒よりは濃いお茶が欲しいなあ。

というわけで、なかなかどちらも物珍しく、楽しいお土産でした。きっぱんのほうはまた食べたいなあ。

2006年06月28日

そうなんだけどちがうの

これはコージーコーナーロイヤルバームクーヘン。先日Before Sunriseのぢょーぢさんのところで、バームクーヘンの話がでて、コージーコーナーのバームクーヘンも好きだという話をしたのです。その後、ぢょーぢさんも食べてみて美味しかった~という記事を載せて頂いていたんですが、そのときからちょっと変だなあと思っていたのです。
「あれ、あの写真、覚えているのより大きいなあ…」

我が家の近くにはコージーコーナーの工場があって、その一角に直販所があります。先日買い物帰りにちょうど通りかかったので、久しぶりにバームクーヘンとシュークリーム買おうと立ち寄ったのですが、あれ、やっぱり大きいのしかない。確かにこれも美味しい正統派のお味なんですけど、私の覚えていたのとは違うのです。

私の好物だったバージョンのバームクーヘンは直径が12ー3センチくらいで、外側に白いお砂糖のコートがかかっていて、日持ちのしないしっとりしたやたらラム酒の効いたものだったのです。1段か2段で売っていて、お店によってはフレッシュケーキの一つとして食べられた覚えがあります。今はもう売ってないのかしら…。ざっとネットで探してみたけど無いなあ。好きだったのになあ。

学生時代、大学の最寄り駅そばにコージーコーナーのティールームがあって、よく立ち寄りました。コージーコーナーのケーキ自身はやたらでかいので好みでは無いのですが、大人数ではいれたので、よく利用しましたね。ここのパフェはなかなかすごくて、よく覚えているのはチーズケーキパフェ。これはふつーのパフェを想像してもらって、そのうえにカットしたチーズケーキが刺さっているっていうもの。注文したことはないけれど、どうやって食べるのだろうといつも不思議に思ってました。とにかくインパクトのある外見だったし。

もちろんこのロイヤルバームクーヘンも美味しいのでおすすめですよ。

2006年06月30日

ビールX-dayは30歳?

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昨日のたらり子さんのエントリーで、アサヒの新製品「プライムタイム」の話題がでていまして、ついでにアサヒビールのサイトをのぞいたら「ビールX-Day」というキャンペーンを発見。「はじめてビールを美味しいとおもった瞬間を教えてください」という企画のようなんですが、先日職場で同じ様な話をしたのを思い出しました。

職場は若いお嬢さん(22-26くらい)が多いので、飲み会の会場のリクエストも「ビール以外のお酒が飲めるところ」という希望も多くて、みんな「カシスオレンジ」とか「ロングアイランドティー」とかうれしそうに飲んでいるのですが、別にアルコールに弱い訳ではないのです。(むしろ強いので、あの甘ったるい飲み物をがぶがぶのんでいて、これはこれで怖い)。聴いてみると「ビールが苦手」。しかしそのお嬢さんたちの最年長、今年30のA子さんは結構ビール好き。

「A子さんにきいたら、昔はあんまりビール好きじゃなかったらしいんですけど、ある日突然おいしくてしかたなくなったって言うんですよ~。だから20代おわりくらいにビールに目覚める時期っていうのがくるんじゃないかって思うんですけど、先生はどうでした~?」

えっと…。昔から結構ビールすきだったからなあ。おまけにちょうどそのあたりの年齢にずっとイギリスにいた(呑むと言えばビール)ので、あんまりはっきりしないんだよなあ。しかし確かに「最初の一杯がとにかく美味しい」という時期からどこかで「ビールは美味しい」に移行したような気はします。

その質問をしてきた子も
「だからそろそろそういう時期が来るんじゃないかって、楽しみなんですよね~」
と頼もしい発言をしていたので、こちらも楽しみ。

そういえば村上春樹氏のエッセイによれば
「ビールから蒸留酒に移行する年齢」
というのもあるそうなんですが、その辺はいかがでしょう?
人生にはたくさん成人式があるようです。

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