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2006年07月 アーカイブ

2006年07月06日

7月の気になる映画

7月の気になる映画を更新しました。7月は夏休み映画がぼちぼち出てきますんで、結構封切りが多いですね。特にこれっ!と言うのはないんだけど、おさるのジョージの絵が可愛くて、ちょっといーなーと思っています。ゲド戦記は小学校時代の愛読書で、正直変な風にアニメ化されていたら嫌だなあと思っているところ。宣伝を見る限りではちょっと嫌な予感。まあ期待せずに見ましょう。
気になるDVDは以下の2点。

シリアナ 特別版
シリアナ 特別版
posted with amazlet on 06.07.06
ワーナー・ホーム・ビデオ (2006/07/14)
サウンド・オブ・サンダー デラックス版
ジェネオン エンタテインメント (2006/07/21)

7日からしばらく出張で出かけます。携帯からの更新が増えますんで、ちょっと不自由ですが、よかったら見に来てやってくださいまし。今回はウィーンに滞在の予定です。

2006年07月07日

行ってきます!

2006年07月08日

到着しました。

ウィーンにやってきました。前回来た時工事中だった国会議事堂もこのとおり。ヨーロッパの夏の空を楽しんでいます。でもね…30度あるの。部屋に冷房ないの(泣)。湿気が少なめなのでまあ耐えられますけど、明日からは学会の会場で涼もうと思っています。

2006年07月09日

今日のランチ

前回来た時食べそびれていたキュルビスケルンゼンメルのサンドイッチ。カボチャの種がどっさりついていてなかなかおいしい。中身はトマトとたくさんの薄切りハム。おやつにでかいプリュッツェルも買ってウィーン郊外の村メルクに行く電車に乗り込みました。はたしてドナウ川に無事辿り着けるのでしょうか…?

おやつはこんな感じ

プリュッツェルはこんな感じです。

夕飯はこんな感じ

夕飯はグラーシュにしてみた。テラス席で食べていたので、今ひとつくらい写真になってしまった。これとパンとビールで夕飯。くたびれた一日にビールがしみました。

昼のサンドイッチのところで行っていたとおり、メルクというウィーンから1時間半くらいの村に電車でいって、そこから船でドナウ川を下るっていうプランだったのですが、なかなか大変かつ面白い一日になりました。メルクについて船着き場でチケットをかったら、チケット売り場のおばさんが”時間になったらそこにバスがくるから待っててね”というのです。へ?なんでバスなの??時間には確かにバスがきて船なんて影も形もない。一緒の船に乗る他のお客さんとともに説明をきいたところ、どうやら何かの理由で(これがよくわからなかった)メルクまで船があがってこないので、途中のスプリッツという村までバスでのっけていくので、そこから船にのれとのこと。はあ~。しょうがないのでバスにのっていくと、次の船まで1時間。そしてその船も時間通りに着くはずもなく…。執着のクレムスについたのが18:40。クレムスからの電車は1時間に1本なので、駅を目指して歩くけど、行けども行けども見つからず。なんと徒歩30分近くかかって到着。幸い(?)電車が遅れていたので、19:00の電車に駆け込みで乗れたので、ほっと一安心。ぼんやりしていると、突然列車が急停車。そしてアナウンスが「あ~、この電車は線を間違えたので次の駅で皆さんおりてバスに乗ってください、皆さんのご理解とご協力をお願いします」????確かに見知らぬ駅名の駅に止まっていました。しょうがないのでみんなバスにのって、もとの線の駅へ。あらためて電車にのってなんとかウィーンにたどり着いたのでした。さすがにおなかが減ったので、一度宿にもどって、近所のカフェへ夕飯にでかけて食べたのがこれ。ビールがホントに美味しかったです。


2006年07月10日

昨日の夜は…

今日は学会の懇親会みたいなものがあって夕飯はこんなのです。普通はホールやレストランの立食パーティーというのが普通なのですが今回は人数が多いせいなのか競馬場。ちゃんとレースもやったりしてなかなか面白い趣向。 もちろんその後はワールドカップ決勝のパブリックビューイング。伊仏の人はエキサイトして(揉めたりはしないですよ)盛り上がっておりました。

この夕飯はカツレツセットをたのんだはずなんだが…。よくわかんない。食べてみた感じは豚のステーキみたいなものとベークドポテトのタルタルソースがけ、コールスロー(やたらすっぱめ)でした。
今回は友人の参加が少なくて、ほとんどひとりでうろうろしていたのですが、ようやくひとりあえて、昔の仲間と一緒にビールを飲みつつ観戦しておりました。

2006年のワールドカップ決勝をウィーンの競馬場で、イギリス人の友人と見てたっていうのは忘れなくてよさそうです。延長戦のおかげで、帰りは終電ぎりぎり。たくさんの車がイタリアの旗をふってクラクションをならして騒いでました。そういえば、前回ベルリンで学会があったときもこんな光景をみたような気が…。

○○と煙は…

学会の会場からすぐにあるドナウタワーに上ってみました。街外れにあるせいでガイドにもあんまり説明のない場所なのですが、かなり良いながめでした。新旧のドナウ川が街を囲むように流れていて本当にきれいでした。なかなかいい昼休みになりました。

たまには食べ物以外の話題もね(笑)。


2006年07月13日

ドイツに移動

ハンブルクにやってきました。飛行機が到着したのがそもそも19:30くらい、で部屋に辿り着いて落ち着いたのが9時過ぎ。部屋でパンでもかじるかと思ったのですが、まだ明るかったので駅近くの高級ホテルの一階にあるパブのテラス席に行ってみました。ハンブルク名物らしいラプスカウスという料理を頼んでみました。ビールはラガーではなくDUNKELをチョイス。なんだかすごくうまかったです。料理はジャーマンポテトみたいなものの上にミートローフの薄切りが乗って、そのうえにめだまやき。サラダのドレッシングもヨーグルトベースで口をさっぱりさせてくれて、酒飲みにはたまらんコンビネーションです。

今日はおさかな

ハンブルク二日目。街はまさにウォーターフロントってかんじでものすごくきれいなところです。ドイツ有数の港町でもありますから魚がおいしいらしい。という訳でお昼はおさかなにしてみました。兄さん一人でやっているお店で、カウンターで注文して買って適当なテーブルで食べる方式。適当に本日のオススメをたのんでみた。魚の下にはいもとザワークラウトが敷いてあります。蒸し焼きなのかみばなれよく食べやすかったです。兄さんの趣味なのかワインはイタリアのさっぱり系。これも相性よくご機嫌な昼飯でした。おかげで今とてつもなく眠い…。

2006年07月14日

夜はちょっと一杯

昼ご飯に腹一杯魚を食べたので夜はご飯抜きでもいいかなと思っていたのですがやっぱり12時に食べたきりでは腹が減り、昨日いったパブへ。今日はピルスナーとソーセージ、プリュッツェル付き。プリュッツェルはあつあつでふかふか。かなり幸せな食べ物ですね、これは。ソーセージはマスタードがついてきて、かなり甘酸っぱいですがそれもビールに合ってよかったです。

今日は一日歩き疲れましたが、肝心なのは明日。行き方もわかったので明日は午前中に食料を買い込んで会場へ向かう予定です。


そろそろ帰ります

今日でハンブルクもおしまい。明日早朝こちらをたって日本に帰国します。つくのはあさってですけど。

そんでもっていま何をしているかといえばハンブルクの運動公園?競馬場?で芝生に胡座をかいて、ひたすらライブのはじまりを待ってます。なんだか場所取りが熾烈なので立つ事も出来ず、時間を持て余しています。前座が出てくるまでもう少しかな。今の会場はこんな感じ。はじまっちゃったらそれどころじゃなくなりそうなので今のうちに。
ここしばらくはインターネットにアクセス出来ず、コメント下さった方お返事できずすいません。(これは携帯から一方的に送るだけなので)

もうすぐ帰ります。



2006年07月15日

あー楽しかった

という訳で弾けてきました。やっぱり行ってよかったです。

2006年07月16日

無事帰国しました

今朝無事に帰国しました。まだ時差ぼけっぽいですが、なんとか立ち直りつつあります。
写真の整理もかねて少しずつ旅行記まとめるので、しばしお待ちを!覚えているうちに書かないと忘れそうなので、がんばります。ライブの方のレポは別にまとめるので、そっちご希望の方はまたそちらで!

2006年07月19日

Live report

さて、最初に例のライブレポが仕上がったので、ひっそりアップ。
Specialのところからどうぞ。
本当にファン以外の方はなにがなんだかわからんと思いますし、あまりのミーハーぶりにkonamaのイメージが著しく破壊される(いやもう幻想はないと思うけどさ)可能性大ですので、該当者の方のみどうぞ。

旅行記は明日あたりからになりますので、そちらはお楽しみに。

2006年07月20日

2006 Vienna/Hamburg 1:

2006/7/7-16に出かけたウィーンとハンブルグの旅行記です。
今回のメインはウィーンでの学会発表。ヨーロッパの国際学会は留学時代の友人恩師に会える良い機会。それにここしばらく以前と違う分野に手を染めているので、その情報収集も。
そして学会のあとは休暇を数日。ハンブルグではロビーウィリアムスのライブに行くことがメイン。ライブのチケットの発売が去年の11月。この学会に来ることは決まっていたので、一応チケットは買ったものの、最後まで行くかどうか悩んでいました(だってそのためだけにもうワンフライトだからねえ)。飛行機のチケットをとる時まではやっぱりやめようと半分思っていたのです(ホントに)。が、今年はワールドカップの上にオーストリアはモーツアルトイヤーということで、学会直後の帰国便飛行機は全くとれず。「だからしょうがないんだもんね~。ウィーンにずっといても、2,3日隣の国にいってもかわんないもんね~。」と自分にいいわけしながら飛行機をとったのでした。

[Day0: 出発前日]
相変わらず段取りの悪いわたくし
山のようにあった出発前にすませなくてはならない仕事は思ったよりも片づき(まあ何とかなったんではなく何とかしたんですけど)、夜9時に帰宅。あとは荷造りだけかと思ったら気が抜けてぼーっとしてしまう。明日の朝は6時発のバスに乗る。
今回は学会発表のためウィーンへひとり旅。ウィーンへは昨年やはり学会で一度来ている。前回は学会帰りに立ち寄ったので結構しっかり観光している。今回はどんなところを見てこようか楽しみだが、出発前までにと思った仕事のせいでかなりくたびれているのがちょっと心配。
寝不足だったせいで、12時まで居眠りしてしまった。あわてて荷造り。2時になんとかトランクに鍵をかけて、目覚ましをかけて寝る。朝ちゃんと起きられるかしら…。

[Day1:成田→ウィーン]
バスで成田に行くなんて初めてだ
何とか朝5時に起床。戸締まりと片づけを確認して出発。本当にひとりで家を出るのは久しぶりなのでちょっと緊張。近所の駅から成田空港駅行きのバスに乗る。一寝入りすると次の駅に到着。にぎやかにツアー客らしきおばちゃんの団体が乗ってくる。いつもは電車か車で成田に行くことが多いので、ちょっと不思議な感じ。おばちゃんは朝から元気に病気の心配やら生水の心配を語り合っている。葛西のジャンクションに行くところで少し混雑したが、無事定刻から20分遅れで成田に到着。今回は新しくできた第一ターミナルの南ウィング。荷物検査がなくなり、航空会社も少ないせいか混雑もなく快適。TSUTAYAをのぞいて機内の暇つぶしに北森鴻氏の本を2冊購入。ついでに手荷物の鞄につける鍵とコンセントのアダプター(うちに2つもあるのに持って来忘れた…)を買う。TSUTAYAはレンタルもやっていてなぜ?と思ったがDVDプレーヤーとセットで借りていく人が多く、機内や旅行先用の友の様です。なるほどね。
出国手続きもあっさり終わって機内へ。幸い隣の席は空席のよう。離陸まで熟睡。いつも眠れない長時間フライトだが、寝不足が幸いして4時間ほど眠れた。映画は今ひとつだったので、いつもやらない大きなパズルに挑戦して残りの時間をつぶした。ウィーンには16:00に到着。実は宿の場所をちゃんと調べずに来たので、とりあえずトラベルインフォメーションにいって場所を教わり、バスのチケットとウィーンカードを購入。バスと地下鉄を乗り継いで無事ホテルに到着。教えてもらったルートはついてみると大回りだったけど、迷わずにすみました。

シーズンホテルとは
ホテルは案の定大学の寮みたいなものの夏期営業。30℃だって言うのにクーラーもない。安いだけのことはあるけど、バスタブもついているし、まあまあ広いので快適です。近所のスーパーに出かけてナシと飲み物数種とプリュッツェル、シャンプー(洗濯用兼用)を購入。わざわざ出かけるほど元気も無かったので、テラスに椅子をだして夕涼みをしながらプリュッツェルを食べる。こっちはサマータイムなので夜9時過ぎくらいまで明るい。暑かった日差しも夕方は涼しく、いい風に吹かれて久しぶりにノンビリしました。
(一番上の写真は国会議事堂。下の写真はホテルの入り口)

2006年07月22日

2006 Vienna/Hamburg 2:

[Day2:ウィーン2日目]
体調管理は重要
時差ぼけもあって、朝は4時半くらいに眼が覚める。明るくなるに従って鳥の声がして、爽やかな天気。今日は学会の初日だけれど夕方にウェルカムイベントがあるくらいだろうから、1日観光できる唯一の日。去年来たときは美術館や博物館をメインにまわったので、郊外のドナウ川クルーズにでもいこうかなあなどとガイドブックをのぞいていると、突然の雷雨。ありゃりゃ。でばなをくじかれてます。とりあえあずシャワーを浴びて昨日の洗濯をしてひと心地。お湯の出が良いのでかなり幸せ。朝ご飯はウィーンのお宿定番、カイザーゼンメルにハム、チーズ、コーヒーを自由にとる方式。お好みでシリアルも。学食風なので気安いのはいいんですが、子供もいっぱい。チーズやハムを手づかみでとるのをみてちょっとげんなり。はあ。体調管理はしっかりせねば。朝の大雨はシャワーだったらしく、あっさりあおぞら。ちょっと涼しくなったけど、サングラス必須な陽気です。

本日の野望
とりあえず会場にいって登録をすませ、インターネット環境を確保。プログラムを確認して、色々するうちに午前中も結構おそくなってしまう。手が空いたので、やっぱりドナウ川クルーズにチャレンジするつもりになり、ガイドをチェック。電車がうまくうごけばぎりぎり昼の便かすくなくとも最終の便には乗れそう。船のでるメルク行きの電車に乗るべくウィーン西駅へ。今回見に行きたかったのは世界遺産にもなっているヴァッハウ渓谷。ウィーンから少しチェコよりに北上(北西の方角)したドナウ川の両岸です。メルク~クレムスまでブドウ畑(このあたりはオーストリアワインの産地)の間を船で下るなんてかいてあったら行くしかないでしょう(とりあえずの野望)。

ヨーロッパの電車ってやつは…
インフォメーションのおじさんの説明を何度も聞き直しつつ、何とかキップを買い、電車に乗り込む。電車が車での間お昼をたべ、プリュッツェルを買う。実は電車は教えてもらったホームとは全然違うホームに着いた…。5分前にもなって入線しないので、もういちど表示を見直し、3つ先のホームに変わっているのに気づいてあわてて移動。ホームの駅員さんに確認をしつこく取って乗り込む(こういう事はイギリスでよくあったのでまあそんなにショックではない)。約1時間、一面に広がるトウモロコシとひまわり畑を堪能。そこここに風力発電の風車もあって、なんかこのサイトの壁紙みたいな風景でした(電車の窓ガラスごしだったので写真はないの。ごめんなさい。)

メルク到着
メルクに到着。ここはとにかくでかい修道院が有名(2枚目が駅からの風景で、3枚目は修道院を川岸からとったところ。駅からでもどでかい修道院が見えます)。駅と街の中心はちょっと離れている上に、船着き場はさらにその先なので、サングラスを装着しててくてく。途中とりあえずツーリストインフォメーションにより地図と案内をもらい、なんとか最終の便にはまにあう事を確認。とりあえずチケットを買った方が良いということなので、船着き場までまたてくてく(すでに汗だく)。なんとか到着してチケットがかえたものの、前回書いたとおり、おばちゃんは「時間にバスが向かえにくるからそこに居てね」という。???ちょうどそこにいた日本人の旅行者の方にも聞いてみるが、彼はチケットをウィーンで買ったらしく(周遊券にしてもらったらしい)そんなことは聞いていないという。もしや私だけが、満席で途中までバスで行くっていうことなのか??おまけになぜか私のチケットは2割引。イヤーな予感。まあそういっても時間まで少しあったので、その日本人の方と一緒に修道院を早足で見学。でもこの景色にはいったかいがありました(4枚目)。

やはり船は来ない…そして学生料金?
そして時間になるとやはり船は来ておらず結局みんなバスに乗せられてつぎの船着き場へ(なんだかよくわからなかったがとにかくここまで船が上がってこないらしい)。ってことはこの2割引はナンなんだ…やっぱり学生だと思われたのだろうか?(安いからいいがそれはそれでちょっとむかつく)。次の船着き場で待つことさらに1時間。ようやく船に乗れました。1時間半のはずが40分のクルーズになりましたが、それなりに楽しくゆったりとした時間を堪能。青くないけど(雨の後だったしなんか濁ってた)美しきドナウっていうのは何となくわかるなあ。

ヨーロッパの電車って奴は…リターンズ
そして前回書いたとおりやっと乗った電車は線を間違え、私たちはバスで元の駅まで戻されたのでした。ちなみにこんな事はイギリスでもよくあったりはしません。が、まわりの人たちが「しょーがねーなー」くらいの反応ですんでいたことからして、そんなにまれなことではないのかも。そんなわけで、せっかくワインの産地だからお土産買って…などということは何もおこらず、わたわたといろいろあった一日でございました。おかげで夜のビールのうまかったこと。宿に帰ってぱったり寝ました。(5枚目が船の来ない船着き場、6枚目はドナウ川からの風景です)

2006年07月24日

2006 Vienna/Hamburg 3:

[Day2:ウィーン3日目]
市電と地下鉄
ホテルから学会の会場までは市電でリングまででて、地下鉄を2本乗り継いでで30分強。去年来た経験で、市電や地下鉄は慣れていたのでかなり助かりました。市電はほんと便利だし夜も遅くまでやってるので、12時くらいまでなら女の人でも安全に帰れるんじゃないかな。チケットも1週間乗り放題のものをもらったので楽チン。写真は地下鉄の駅の様子。

お仕事お仕事
自分の学会発表はまだですが、今日からトークやシンポジウムがはじまり、夜は懇親会が予定されてる。初日の今日はなんだか大物のトークが予定されていて、まあ少しまじめに聞いてみる。いろいろ収穫もございました。しかしちょっとおどろいたのはノーベル賞とった大物のトーク。トーク自身は正直つまんなかった(ほとんどサイエンスの話ですらなかったし)ので、質問もなんもないよなあと席をたったら、壇上に大勢の人が押し寄せている!なにかとおもったらなんかみんなペンをもって…サインをもらおうとしてたのね。ちょっとびっくり。たしかに偉いヒトかもしれんが、そういうのは私にはよくわからん感覚だ…。ともあれ、色々とみてあるいてお勉強。しかしなぜだかぜんぜん友人に会えない。日本の知り合い(しかし外人)には何人か会えたけど、みんなどこにいってしまったのでせう。

競馬場にて懇親会
いったん宿にもどって重いプログラムなどを置いて、懇親会の会場へ。学会の規模が3000人以上の参加者なので、こんな感じなんでしょう。なかなか面白い趣向。そのかわり一杯目のフリードリンクはついているけど、それ以外は屋台がでているので、各自買って食べることになっている。特に挨拶やらなにやらはなくて、企画は特別レース(みんなチケットを持っているので各自馬にかける)とワールドカップファイナルのパブリックビューイング。依然この時点で友人にあえずひとりぽつねんとしている私。ちょっと寂しい感じだが、こういう会の時は仲間内で固まるから、あんまり初対面のヒトと話すのもナンですし、やたら中国人のヒトに声をかけられまくって(もちろん中国語で。ひとりで来た中国人だと思われた臭い。おまけに同じようにひとりでいる中国人のにいちゃんが思わせぶりに相席してきたりするのでなんだかなあ。)ちょっと閉口。まあみんな今日はこないんだろうとあきらめて、それなりに楽しむ事に。そのとき食べたものは前書きましたが、その後デザートのスタンドも出たので、これは!と早々行列に並んでザッハトルテをゲット。あま~くてちょっとオレンジソースみたいなものが入ってたけど、これも旅の味覚と楽しむ。
その後ワールドカップもたけなわ。みんなで観戦へ。でかい画面でみるのかと思いきや、例の競馬のスタンドのたくさんあるテレビをつかって観戦。いろんな言語で叫びがあがって、そのたびにヒトがテレビの前に集まってなかなか面白かったです。フランス人とイタリア人もそれぞれ盛り上がっているし、私もビールを片手に観戦。すると、イギリス時代の友人に久しぶりにあって、近況を報告しあって盛り上がる。それから延長戦、PKまでその友人とビールをおごりあって、飲み続けなかなか楽しい夜になりました。

   

2006年07月26日

疲労困憊の夜ですが

【スーパーセレクション】くら
ウィーンの旅行記の途中ですが、ちょっと一休み(あれはあれで、結構まとめるのは大変なので)。今日はこれまでの疲れがどっとでて、疲労困憊。夕方に会議が入っていたので、帰ってきたのも9時すぎていたのです。が、最近食べ物のうまそうな本ばっかり読んだせいで、なんかちょっと食べて呑みたい!という欲求大だったので、ひとりだって言うのに久々に秘蔵の泡盛を冷凍庫から引っ張り出してきて、かつおの酒盗やらなにやらで一杯。今日は本当に暑くて参ったけど、結構元気になりました。

この泡盛は以前の職場の友人が沖縄で買ってきてくれた古酒。43度なので、冷凍庫でも凍らない。よく飲みに行った友達だったから、飲兵衛土産。氷を詰めたグラスにそそぐとトロっとちょっと金色がかった液。呑むと鼻の奥でにおいがして、とても幸せな気持ちになります。彼も最近はどうしていることやら。

機嫌良く酔っぱらったところで、皆様にもこの美味しいもので酒がのみて~と気持ちを味わって頂くべく、最近読んだ本をご紹介。

ごくらくちんみ
ごくらくちんみ
posted with amazlet on 06.07.26
杉浦 日向子
新潮社 (2006/06)

去年なくなった杉浦日向子氏の本。新潮文庫が文庫化したので、購入。彼女のことはNHKの「お江戸でござる」のヒトとしてしか認識していなかったが、彼女が「もっとソバ屋で憩う」という本をだしていたのは知っていたので、きっとのんべ話もあるんだろうと何となく思っていた。で、この本はいろんな珍味で酒を飲む一場面を切り取った短編集なのだが、もう、あ~っと叫びたくいなるほどうまそうなのです。特にそれぞれの話の頭に彼女の小さなスケッチがかいてあって、どんなふうなものなのか説明が書いてあるんだけれど、ホント”スキだねえ”って感じの一言なんですよ。そして、まだまだ食べてないけど食べてみたいものがいっぱい世の中にはあるなあと感じさせてくれます。特にどれも酒とセットなのでたまりません。

螢坂
螢坂
posted with amazlet on 06.07.26
北森 鴻
講談社 (2004/09/22)
売り上げランキング: 57,265

これは毎度おなじみ北森鴻氏の連作ミステリの「香菜里屋」シリーズ。三軒茶屋にある路地裏のビアバーのマスターが安楽椅子探偵として様々な謎を解くシリーズなのだが、今回はなんかいつもよりより美味そうな雰囲気がパワーアップ。ビアバーなので、つまみはどちらかといえば洋風だけれど、読んでいると本当に口につばがたまります。今回の謎解きに関してはいくつか不満もあるのだけれど、食べ物に負けました。ちなみに和風のつまみが良い方はギャグっぽいですがぶぶ漬け伝説の謎 裏京都ミステリーのシリーズがおすすめ。

文人悪食
文人悪食
posted with amazlet on 06.07.26
嵐山 光三郎
新潮社 (2000/08)
売り上げランキング: 50,117

最後は嵐山光三郎の文豪を食で読み解く本。これは飛行機の暇つぶし用に買ったんだけど、かなり読みでがあっておもしろかった。膨大な量の文献を読み解いた本なのだが、氏の語り口が軽妙なので、本当に楽しく読める。森鴎外の好物「饅頭茶漬け」をはじめ、様々な文豪の嗜好・欲が描き出されており、またそれぞれの作品を読み返したくなる。また氏が回想する壇一雄氏らとの思い出は、文豪たちの生きた時代と現在をはっきりと結ぶ不思議な道筋になっている(そんなに昔のことじゃyないんだな~と)。

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