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2004年12月 アーカイブ

2004年12月01日

12月なのでクリスマス仕様

あっという間に12月ですね。気分だけクリスマス、というわけでカウンターの脇にクリスマスツリーを飾ってみました。地が緑なのでホントに地味ですが。今朝の通勤も引き続きシネマ厨房の鍵貸します2を読んでいました。結構おもしろかったし、作りたいものもありました。が、なんかトマト系のパスタがおいしそうなんだよね。気になるのは主にパスタっていうのは単にパスタ欲求が今強いだけなのか、シンプルに写真がおいしそうにとれているのかわかりませんが、そのうち試してみようと思っています。今日は少しだけ早く帰宅するので、宅急便も受け取れるはず。先日頼んだ本もそろいます。そろそろなにかつくってみなくちゃ。週末にはチャレンジしますね。

2004年12月02日

お菓子作りのTIP

今朝の通勤のお供は昨日到着した「シネマ・スイーツ―あの映画に出てきた!お菓子のレシピ集」。で、朝からあまーいものを見ていたのですが、作り方を見ていて「そ、そうだったのか」と膝を打つことを発見。

 一つは私が知らなかったバカだっただけなんでしょうが、「タピオカをあついままザルにあけると、くっつくのでだめ」。そうだったのか。何回かタピオカをゆでた時に、湯切りをしてからタピオカがくっついちゃってやだなあといつもおもっていたのです。そのあとザルを洗うのも大変だし。でもってそのとき作ったのゼリのできが今ひとつだったこともあって、タピオカはちょっと敬遠していた食材だったんだよね。というわけで、また今度タピオカミルクつくってみようかなあと思っています。ちなみにこれは「妹の恋人」(ジョニーデップのでてるやつ)にちなんだお菓子ということでのっているのだけど(妹が飲み物を作るときにタピオカがないと怒っていると書いてある)、たしか映画で出てくるのはピーナツバターとかめちゃくちゃなものが入ったマッドな飲み物という設定だった気がする。まあそんなもの作りたくないけどね。

 二つめは生春巻きの皮の戻し方。そのまま使えるやつはともかくとして、世間でライスペーパーとしてうっているものって、湯か水にくぐらせて戻してくださいって書いてありますよね。おまけにもどしたあとはくっつくから重ねるなとか。湯につけた後に水分も拭き取らないとおいしくないし、不便だなあとおもっていたのです。で、この本に載っていた方法は「お湯を霧吹きに入れてスプレーする」。!!!なんてグレートなアイディアなんだ。場所取らないし、水分も必要な分だけでいいし。一枚づつ処理しても面倒じゃないし。これで生春巻きも気軽につくれそうです。これは「アタックナンバーハーフ」(タイのおかまさんバレーボール??の話)にちなんだ、あんこを包んだ餡巻きのようなお菓子の説明にのっていました。

朝から楽しそうにしていたせいか、隣にたっていた小学生が非常に熱心に横からのぞき込んでいてかわいかったです。

2004年12月04日

クリスマスブレンドとコーヒーの話etc.

クリスマスブレンド 600g(中挽)特製キャニスター3缶入り オリジナルカフェポッド-Christmas Excellence-50個入 プレミアムブレンド『サンタクロース/500g袋』
12月に入って巷はクリスマス熱盛り上がってますね。最近は忙しくて平日は明るい時間にお店に行けないので、しまったお店のショーウィンドウをみたり、通り過ぎたりするだけなのですが、今年は本当にライトアップとかイルミネーションがいっぱい。結構楽しめます。

で、この時期楽しみにしているものの一つが期間限定の珈琲。いわゆるクリスマスブレンドってやつです。スターバックスのクリスマスブレンドは店頭に山盛りになってますし、普段家で飲んでいるカルディファームもノエルっていうクリスマスブレンドを出してます。どのお店のクリスマスブレンドも全般に普段のものより味の深い、苦めのものやスパイスがきいたものが多いかな。甘いものとあわせることを考えるとそうなるのかもしれません。以前の職場にはスタバフリークのお姉さんがいて(バイト経験あり)、この時期はちゃんとクリスマスブレンドになっていましたね。なんかちょっとうれしいものです。

毎朝必ず飲むので、季節感があるとなんかうれしいんですよね。最近は5時起きなので、眠い目をこすりつつ、ちびちびお湯をかけ、でかいマグで飲んでいます。とりあえず飲まないと動けないのは完全に中毒かも。そんな感じで飲んでいるので、味にうるさいなんてことは全くないのですが(だから自分で挽いたりロースとしたりはしない)、淹れたときに膨らまないのは寂しいし、いい香りで目が覚めるので、豆を買うときは200グラム位ずつ。なんですが、忙しいと買いに行けずにイライラする羽目に。買いだめはできないしなあ。近所にコーヒー屋さんがないので、週末に買い物に出かけたときに適当に買っています。通販なんかもいいのかもしれないけど、コーヒーの香りがぷんぷんしているお店にいって挽いてもらうのはなんだか楽しいので、なんやかんやと毎月買いに行っています。

何となく楽天で見つけたクリスマスブレンドを並べてみました。

2004年12月07日

おでん


最近つづけて読んでいるku:nel。1月号におでんの特集があって、朝の通勤電車で読んでおりました。おでんにいい季節になってきましたよね。が、おでんといえば静岡なんて知らなかったよ。だし粉って何?黒はんぺんて何?かなり未知の世界で面白かったです。おでんてそんなにバリエーションある食べ物だったんですね。(単なるもの知らずなんだが)。
青森のおでんにツブがはいるのや関西で牛すじはいるのは知ってたけどね。
ちなみに自宅でおでんするときの種→ゆで卵、昆布、はんぺん、餅入り巾着、ちくわ、薩摩揚げのたぐい数種、ウズラの卵がはいった揚げボール、白滝の巻いたのくらいかなあ。もちろん全部そろわないことの方が多いけど。コンビニのおでんとかみてると、ウインナー巻きとかロールキャベツとか煮えててたしかに不思議に思ったことあり。でもコンビニおでんはなんとなく食べる気がしないので、1回くらいしかたべたことないです。
そういえば、先日スーパーでおでん用はんぺんという丸いかっこのはんぺんを見つけました。たしかに長時間煮ても、妙に膨張したりしないし、味がしみておいしかったです。あとはゆで卵好きだけど、いっぱい食べるのもどうかと思うので、水煮うずら卵を入れてちまちま食べるのもすきだな(たまに湯豆腐にも入れている)。

一応映画の食べ物という話にするならば、ブラックレインかねえ。マイケル・ダグラス氏の箸使いに注目。
秘伝!黒ス-プ&黒はんぺん入り【静岡おでん】360g入×3袋 串ツブ(ボイル冷凍)5個刺し×5本 京風おでん 【送料無料!】イワタニ カセットコンロ おでんの達人 CB-ODN-1 厳選和牛すじ肉煮込み用 500g 豊橋ヤマサちくわ 味噌田楽おでん 富士宮の味!だし粉

2004年12月09日

安っぽいシーンナンバー1

『タイタニック』、安っぽいシーンのナンバー1に

イギリスで2000人の映画ファンを対象に行われたアンケートで『タイタニック』の1シーンが歴代映画の安っぽいシーンナンバー1に選ばれた。投票数が最も多かったのは、『タイタニック』でレオナルド・ディカプリオ演じるジャックが、船首で「世界の王者だ!」と叫んだシーン。次いで、『ダーティ・ダンシング』の終盤でパトリック・スウェイジが隅に座っているベイビーの手を取るシーンと、『フォー・ウェディング』のエンディングでアンディ・マクダウェルとヒュー・グラントが雨に打たれているシーンが選ばれた。
Yahoo!ムービー-ニュース

っていう記事が昨日ヤフーのトップに出てました。で、どう思います??
個人的にはこれらのシーンがパロディやまもりやられるほど定番になって定着したってだけに過ぎないと思うんですけどね。そういわれてぱっと思いつくほど売れた映画ってことでしょう。だって安っぽいシーンっていったらもっとくだらないのがいっぱいあるし、これらの映画が出たときはみんなそんなシーンが新鮮だったわけですからね。まあラインナップがイギリス人らしいということかな。
これって、元の質問はどういう英語なんだろう"cheap"?

2004年12月10日

怪しいシンドバッド (高野秀行)

Title: 怪しいシンドバッド (集英社文庫)
Author: 高野秀行
Category: 紀行エッセイ
Story: 元早稲田大学探検部部員にして怪獣フリークの高野氏のむぼーな探検記。

Comment: こういう一人旅エッセイは大好きなのだが、今回のはスケールが違いすぎる。あまりにすごくて通勤電車で吹き出すこと複数回。面白すぎる。そもそもは後ろの大槻ケンヂの「とんでもない男だ。この人、多分何も考えていない」という解説の抜粋を見て、つい買ってしまったのだが、大槻ケンヂ氏の解説本は私の趣味にフィットする場合と大はずれの両方があるので、あまり期待していなかった。が、ホントに大笑い。
 読み始めて最初の爆笑ポイントはガボン。電話帳で日本大使館を探したら国名が「大日本帝国」になっていて国旗に菊の御紋が入っていた話。ってかくとつまんないんだけど、高野氏がこんなことがあっていいのか!と叫ぶと可笑しいんだよね。その後のアフロの日本人大使館員の話はホントに1分くらい笑ってしまった。基本的に私のツボにヒットしたようです。他にも中国で胎盤を食べる話や、野人を捜す話(これに出てくる獏先生がとにかく面白い)などてんこ盛り。この人のすごいところは本来の旅の大変なところは一言二言ですましちゃっているところ。入管で捕まったり、いろいろあるんだけどまあ大変だったの一言。

この本は先月文庫の新刊として出たようですが、彼の本は既に3冊文庫化されているようだ。早速読もうと思っている。ちなみに一冊目のタイトルは 「幻獣ムベンベを追え」

ひさびさにぴあを買った


今朝あまりに読むものがなくて、久々にキオスクでぴあを買った。そろそろ五線譜のラブレターが公開だよね、などと思いながら読んでいたのだけれど、最も気になったニュースは、今月発売のDVD.
「特攻野郎Aチーム」と「ナイトライダー」のDVDがでてるじゃないですか。抜粋じゃなくて今度はセットらしい。小さい頃どちらも夕方や日曜の変な時間にやってて、熱心にみてたよね。おまけに特攻野郎Aチームは当時の日本語吹き替え入り。あんまり吹き替えは好きでない私ですが、これは最初から吹き替えで見てたから、それも懐かしい感じがしていいなあと思っています。どちらもCMが入る前の音楽がすぐに頭に思い浮かんでしまうくらいなつかしいよなあ。ナイトライダー(ハイテクな車KITTとマイケルナイトの)はやっぱり、KITTが操られちゃう回がとにかく印象に残ってますね。確かに荒唐無稽なお話なんだけど、痛快時代劇的なおもしろさがあって大好きでした。ヘリコプターものも確かあったよねえ。

ぴあには五線譜のラブレターの頁もあったのですが、ロビーの写真も載っているのに、本文中にロビーが紹介されていない!やっぱり日本ではエルビスコステロの方が有名だしなあ。ちょっとショック。

2004年12月14日

週末あれこれ

週末にやりたかったことがほとんどできず、少しくさって週頭をむかえたkonamaです。
もちろん自分の時間管理と体力管理が悪いのが原因だし、やらねばならんと思っていたことは終わらせたので、まあいいのですが、リフレッシュ感がたりない。週末はちょっと疲れたけど気分転換出来たね~というのがよかったのに。

週末は絶対に映画を見ようと思っていたのに、結局いつものパターン。
金曜日の昼頃映画を見るぞと決意→仕事のフラストレーションが溜まり始める→そういう日に限ってみんなちんたらとお仕事→気がつくと残業→レイトショウをみるほど体力も残っていない。
しかし!今週は少しがんばってレンタルビデオ屋に足を伸ばしました。が、結局借りたけど見てない。
なんだかねえ。

もう一つやろうとおもっていたのはお料理。
この間たらり子さんにおそわったポンデケージョを作りたい!土曜日に材料も買ったのですが、日曜の朝に客人を成田に送るという用事があり、帰宅する頃にはすっかりやる気ゼロ。クリスマスケーキの仕込みもしてないなあ。
そういえばカルボナーラは作ってみました。手打ちパスタは時間がなくてできませんでしたが、まじめにゴルゴンゾーラを溶かして、胡椒をオーブンでやいてみた。本にのっていたレシピではマスカルボーネチーズとマカデミアナッツを入れるのですが、今回はモツァレラチーズとアーモンドで代用。アーモンドは同じくオーブンで焼いてから使いました。ゴルゴンゾーラは分量通り入れたら結構強力に味が濃かった。少し控えめにした方が体にはいいかもね。胡椒はオーブンで焼いた後に挽いたのですが、もとのレシピ通り乳鉢かなんかで砕く方がしっかりして良かったかも。オーブンで焼くのはやはりものすごく香りが良くなっておいしかったです。あとアーモンドいれたのも良かった。ナッツとクリームって結構合うんですね。これをつくるもとになった映画「心みだれて」は借りてあるので、今週しっかり見てやろうと画策中。さてこの野望は叶うのか。

実は映画の中のクリスマスの料理ということで何かやってみようと、ハリポタを借りてきたのですが、原作にはあんなにいっぱい食べ物でてくるのに映画ではクリスマスのごちそうが何も出てこないということに気づきました。なんてこった。原作にでてくるってことでゆるしてもらってそのうち紹介しようと思ってます。

2004年12月19日

五線譜のラブレター

Dir: Irwin Winkler Cast: Kevin Kline, Ashley Judd, Robbie Williams, Elvis Costello, Alanis Morissette, Sheryl Crow, Natalie Cole
Story: 「キスミーケイト」などブロードウェイや映画音楽で活躍したコールポーターの半生。1920年代、パリでポーターは「パリで最も美しい離婚女性」と謳われたリンダ・リーと出会い、惹かれあう。ポーターはリンダに自身がゲイであることを告白するが、リンダは気にせず「独立したカップルとして夢を叶えたい」と答える。ポーターはリンダと結婚し彼女のサポートを得て成功をおさめるようになる。

Comment: 2時間弱でしたが、気を抜く暇のない映画でした。最期の30分くらいはかなりウルウルして、リンダが亡くなるシーンでナタリーコールの"Ev'ry Time We Say Goodbye"がかかった時にはホントに切なくてズルズル泣いておりました。結構まわりの人もウルウル来ていたようです。が、ストーリーにもあるように、そんなに単純なラブストーリーじゃないので、感動とかいい話だねえという涙ではないのですが、この手の音楽がお好きな方にはとてもおすすめです。音楽がシーンにぴったり来ていてぐっと来ます。その辺をひっくるめて年齢的には30以上、既婚の方の方がいろいろと感じ入るところが多いのではと思います。私個人としてはこの映画はとても満足ですけど(ま、一般受けはしないだろうけどさ)。

ケビン・クラインとアシュレイ・ジャッドはこのころのファッションをとてもきれいに着こなしていて映像的にも美しいです。二人とも自由でちょっとわがままだけどみんなに愛される(easy to love)魅力的な人物を演じています。外から見れば美しく仲の良いカップルですが、ポーターの「愛に対して欲張り」な夜の生活によって、常に微妙な緊張感と不健康さ(これはセクシャリティの問題ではなくて)がつきまとい続けます。この微妙な夫婦のあり方というか愛情は見ている方の緊張を誘います。結婚して夫婦として暮らしていく間にできてくる、恋ではない何かがむしろ純粋に描かれているのかもしれません。多分結婚を夢見る乙女がこの映画をみたら、才能はあるけどひどい男と一蹴するのかもなと思います。

ケビン・クラインは歌に演技に器用で、彼じゃなければこの映画はできないだろうなあと思わせてくれます。が、あまりに器用なので、ゲイとしてのシーンなんかが雰囲気ですぎていて、趣味のわかれるところかと。


この映画をみにいった一つの理由はもちろんロビーウィリアムスがでているからなんですが、いやあホント結構でてます。大スクリーンに大写し。二人の結婚披露宴でコミカルに歌うウェディングシンガーとしてでてくるのですが、オケと打ち合わせしているシーンから奇妙な存在感を発しております。この映画の原題De-lovelyのテーマとなるIts de-lovelyを相変わらずのいい声で歌っていて、エンディングにも流れて、ロビーファンとしては大満足。しかし日本では知名度がえらく低いので、映画館にいた大半のひとはきっと「なんであの変なウェディングシンガーがやたら写るんだ???」と思っていたに違いない。一応映画館でサントラのとなりにベスト版がおいてあったから、これを機会に聴いてくれる人が増えるといいけど。おまけに最初にパリでリンダリーに出会うシーンで歌ううたが、ロビーのSwing when you're winningにも入っているナンバーなので、最初っから盛り上がれます。歌っているのはケビンクラインですけどね。
彼以外にももちろん超豪華シンガー陣です。エルビス・コステロはベニスの仮装パーティでうたうおじさんとしてでてくるんだけど、やっぱりうまいですね。しかしあんなに太ってたっけ?それともあれは演出?そのほかナタリーコールやらもう大変。コール・ポーターの名は知らなくても曲はきけば分かるものばかりですから、かなり楽しめます。

演出はかなり凝っていて、ポーターが自分の半生をミュージカルにしたものを見ているという設定になっています。豪華なシンガーなんかも含めかなり凝った作りで、筋もそんな感じなので、単なるお気楽なミュージカル映画というわけではありません。贅沢だなあというのが感想かな。

ちょっと気になったのが、字幕。そんなに間違っていないと思うんだけど、「愛している」っていうのを安易に字幕に出すのはどうかと思った。というのはポーターはリンダにほとんど「愛している」とは言わないんです。少なくともI love you とは。彼女を思って書いた曲の中では何度もloveはでてくるけど、面と向かってはtake care each otherとかそんな感じで、微妙に言葉を使い分けている様に感じました。一行の字幕に酷な要求だとはおもうけれど、その辺は大事なんじゃないかしら。

リンダの死ぬ前のシーンでポーターの「僕の作品はみんな君のものだよ。君のために書いたものだから」という言葉にリンダが「全てではないわ。でも一部はその一部は確かに私のものだった。それだけで満足よ」と答えるシーンが印象的でした。

2004年12月21日

ミステリーの中のお料理

昨日は都内で忘年会だったのですが、店に少し早く着きすぎたので近くの本屋を物色。で、この本を見つけた。最近映画のお料理とかそういうのが気になって、こういう本を見るとつい買ってしまう。とりほさんのサイトで最近盛り上がっている「バーナビー警部」のシリーズも食べ物がおいしそうなんだそうですが、ミステリーって食べるシーンが結構多いし重要だよね。

この本の目次を見てみると(以下アマゾンからコピペ。*は私が読んだことある本)

失意のマリーノ警部も元気が出る「赤ピーマンと粗びき肉のパスタ」(パトリシア・コーンウェル『遺留品』)
推理しながら片手でつまむ「あつあつ卵のサンドイッチ」(スー・グラフトン『裁きのJ』)
事件直前、海辺の食堂で食べた「ギリシャサラダ」(サイモン・ブレット『手荷物にご用心』)
忙しいときのシンプル・イタリアン「フリッタータ」(サラ・パレツキー『レディ・ハートブレイク』)
仕事のあとの疲れをいやす「ビーフの赤ワイン風味」(サラ・パレツキー『バーニング・シーズン』)
本を見ながら飲みながら、夫が作る「小えびのソテー&バジルペーストのパスタ」(アーロン・エルキンズ『遺骨』)
大自然の中で食べる焼きたての味「ハム入りコーンブレッド」(クリスティン・アンドレア『動機』)
元刑事シェフの厨房で食べる「ペッパーステーキ」(ミネット・ウォルターズ『女彫刻家』)*
あわてもの主婦ジェーンの「みかんドレッシングのにんじんサラダ」(ジル・チャーチル『ゴミと罰』)
事件の前にも終わったあとにも「プチ・シュークリーム」(ジル・チャーチル『クラスの動物園』)

で、それ以外にも
「パワフルなイギリス式朝食」 ジャネット・ニール『天使の一撃』
「南国風ピザ」 ジョナサン・ケラーマン『デヴィルズ・ワルツ』
「レモンチキン」 ディック・フランシス『証拠』*
「アラスカ風トマトシチュー」 デイナ・スタベノウ『雪解けの銃弾』
「チーズとピクルスのサンドイッチ」 デボラ・クロンビー『警視の隣人』*
「ポットロースト&小玉ねぎのクリーム煮」 ジャネット・イバノビッチ『私が愛したリボルバー』*
「ユダヤ風ポテトクーゲル」 フェイ・ケラーマン『水の戒律』
「洋風セサミチキン」 キャロリン・G・ハート『優雅な町の犯罪』
「四川定食No.3」 サリー・チャップマン『コンピュータから出た死体』*
「正統派ミルクティー&スコーン」 アガサ・クリスティー『スリーピング・マーダー』*

っていうラインナップです。自分じゃあ結構海外ミステリー読んでると思ってたけどまだまだですな。っていうか全然だめだね(やっぱりポケミス全部よんでたりしないとマニアとは言えまい)。

この中で注目は「レモンチキン」。ロンドンはというかイギリスでは中華料理のテイクアウト(イギリス風ならテイクアウェイ)のお店がとてもたくさんあって、結構おいしい。そんなに安くないけれど、結構ちゃんとした中華が食べられます。たとえば酢豚なんて揚げたての豚とソースが別々になっていて、ちゃんと食べるときに混ぜるようになっているし、カシューナッツと鶏の炒めとか焼きそばとか定番もそろっていたしね。で、レモンチキンは定番中の定番。日本にいるときには食べたことなかったので、最初は結構驚いたのですが、しっかり衣をつけて揚げた鶏に、レモンがしっかりきいたあんかけのかかっているお料理で、結構酸っぱい。でも癖になる味です。揚げ物にあんかけでちょっとべたべたしたイメージですが、やたらレモンがきいているせいでさっぱり食べられます。疲れたときとか元気になるんだよね。お店によってはチキンが揚げてなかったり(いためてあるだけ)、レモンの輪切りが大量に入っていたりとバリエーションは様々。このレモンの輪切り大量っていうのはさすがに酸っぱすぎてつらかった。鶏を揚げないバージョンは脂っこさがなくていいのですが、さめるとまずい。で、この本にはちゃんとほどよさそうなレシピがのっているので、やってみようかなあと思っております。が、やっぱりテイクアウトはテイクアウトのお味ってことで、またイギリス行ったとき食べるお楽しみでいいかなっていう気もしたりして。レシピはショウガと醤油、レモンで下味を付けた鶏を片栗粉を衣にして揚げて、醤油、酒、レモン汁、砂糖、レモンの皮を煮て片栗粉でとろみをつけたものに和えるって感じです。 

2004年12月22日

ジェマとダンカン・キンケイドのシリーズ

前のエントリーの「ミステリーからひと皿」にものっているデボラ・クロンビーの警視シリーズ。私のとても好きなシリーズの一つです。警視のダンカン・キンケイドと子持ちのジェマ・ジェイムズ巡査部長のコンビが謎を解いていきます。一応恋人同士。確かにこのシリーズはなにかと食べ物のよく出てくるお話で、特にパブで食べるシーンが多いような気がします。この本ではチーズとピクルスのサンドイッチ(パブで注文している)が紹介されています。

イギリスのパブというのはもちろんお酒を飲むところなのですが、だいたい11時くらいから営業が始まって、ランチやお茶、夕ご飯まで食べられるところもあります(食べ物はスナックしか置かないお店も多いですが)。ランチの定番はフィッシュアンドチップスやローストチキン、チリカンコルネなどなど、基本はワンプレートで必ずチップス(フライドポテトのこと。櫛形切りのジャガイモのフライ。マックでついてくるようなやつはフレンチフライと呼びます。さらにおまけで、うちのサイトの名前はアーノルド・ウェスカーの「すべてチップス付き」からきています。)が山のようについてきます(チリカンコルネはお米だからチップスはついてないけどね)。ちょっといいお店ならサラダ付き。それ以外にプラウマン(プラフマンかなあ、発音が今ひとつわからん)というのがあって、冷たいものの盛り合わせが選べるところがあります。各種チーズやパン、キッシュ、サラダなどなど。おいしいところだと安いのにチーズのグレードが高かったりして評判になったりします。あとはサンドイッチとジャケットポテト。この本に載っているようなパンにチーズの厚切り、ピクルスみたいなオープンサンドは最近出すお店が少なくなりましたね。たいがいパックのスーパーで売っているようなサンドイッチが多いもの。それでも田舎のパブやちょっといいパブに行くとおいしいサンドイッチにありつけます。ちなみにイギリスでピクルスというとよくある小さいキュウリのピクルスもありますが、茶色いネチャネチャした野菜の角切りのはいったペーストのようなものを指すことが多いです。

本に話を戻すと、このシリーズの中で一番好きなのがこの「警視の死角」。この話はキンケイドの分かれた奥さんが殺される話なのですが、彼女がすんでいる場所が私の留学中の住まいの近くで、話の中にでてくる道やパブなども実在します。良く通った散歩道やティールームなんかも出てきて、とても懐かしいです。お話としてもなかなか凝ったお話で、場所を知らなくてももちろん楽しめます。が本当にこの村は素敵なところなので、読むたびにまたいきたいなあと思うのです。ティールームはオーチャードティールームという、りんご園のオープンエアのティールームで、林檎の木の下にテーブルと椅子が並べられています。そこの林檎でつくったジュースや自家製スコーン、ケーキなどさわやかな季節は本当に素敵なところでした。犬を連れている人々も犬と一緒にティータイムを楽しんでいました。

2004年12月26日

ハウルの動く城

Dir: 宮崎 駿 Cast: 倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏、我修院達也、加藤治子
Story: 父親の残した帽子やを継ぐソフィはカフェの看板娘の妹に比べれば地味でまじめな女の子。戦争が始まるところで、彼女の住む町も兵隊や軍艦を囲んで人々がにぎわっていた。女の子達の話題は心を許すと心臓を取られてしまうというハンサムな魔法使いのハウルや恐ろしい荒れ地の魔女。ある日兵士に絡まれたソフィはハウルに助けられるが、そのおかげで荒れ地の魔女に老婆になるのろいをかけられてしまう。

Comment: 話題のハウル見てきました。かなり面白かったです。最初にハウルが登場するシーンなんて、ロマンティックな女の子が夢に見るようなかっこよさです。いつもよりは対象年齢アップ。主人公は18才という設定みたいです。全般に不安のない作りですが、その主な要因は久石氏の音楽かもしれません。今回はかなり音楽でストーリーの回転が良くなっている感じ。2時間があっという間です。

構成の確かさみたいなものは「千と千尋」の方がしっかりしていると思うし、あれである種の完成を見た結果また原点回帰なのかなと。今回は原作があるストーリーですが、その映像世界はもちろん宮崎駿ワールドそのもの。あのがらくたでできたお城をはじめとして空飛ぶ戦艦に、飛行帽に飛行眼鏡をしてのるホバー、一本足でぴょんぴょん跳ねるかかし…とどちらかというとラピュタやナウシカみたいな感じです。アニメの技術はその時代から進化したんだなあと感じるような美しいシーンが結構あって良かったです。宮崎アニメファンならたっぷり楽しめることうけあい。

声優陣はベテラン揃いで最初はキムタクがちょっと浮いているかなという印象でしたが、話が進むにつれて気にならなくなりました。最初の違和感は彼の口調がハウルの見た目から受ける人物像とあんまりあわなかったせいかもしれません。美輪明宏と加藤治子は相変わらずの迫力です。一言もしゃべらない犬のヒンの声優として原田大二郎ってなっていてわらいました。あの鳴き声ね。それから弟子のマルクル君がとにかくかわいいです。

原作はこれから読むので(とりあえず本は買った)、違いはまだわかんないのですが、話の展開はちょっとわかりずらいのかも。既に見にいった知り合いは、良くわかんなくて3回見にいったよっていうヒトまで。さすがにそんなことはないけど、エンディングにむけてちょっとむりやりな展開がつづくので、ちょっと何がなんだかわからんというヒトもいるかもね。

やっぱり感じがにてるのでナウシカやラピュタと比較してしまうんですが(ヒロインの成長と戦争というファクターが軸になっているしね)、ストーリーの展開重視のためかヒロインとハウルの成長の過程がちょっとはしょられちゃった感じなのと、戦争の悲惨さが描かれているけれどちょっときれい事っぽい(他人事っぽい?)ところでしょうか。
全体として本当は2時間じゃ入りきらないものをかなり計算してつめこんだのかな。それでも十分魅力的ですけどね。

最期に思ったのは宣伝コピーの「ふたりで暮らした…」ってうそじゃん。

2004年12月28日

ジブリ二本立て-ベーコンエッグとトマトシチュー

チョリソーとビーンズのピリ辛チリトマトスープ(1パック) 皮付ナチュラルカットポテト(1000g) ミッシュブロート ☆。ドクダミ卵・純☆・。・。北九州市特産品に選ばれた良質な卵 【送料無料お試しセットA】 ... 熟成ベーコン12月出荷分 完全予約販売!!いつもより少し多めに限定50塊!一度に大量にお造りする... 毎週木曜日発送無添加お肉とハムの宅配セット(社員も愛用)一度食べたらやめられない心よりお奨...
前のエントリーの通り、「ハウルの動く城」をみにいってきた訳ですが、その前の日たまたまテレビで「天空の城ラピュタ」をやっていたので、久々に見ました。二日連続ジブリアニメをみたわけです。ラピュタはジブリ作品の中ではかなり好きな作品。久々に見たので今回は食べ物に注目。タイガーモス(ドーラの海賊船)の中でシータがトマトシチューらしきものとフライドポテト作ってますね。見た目ハインツの缶詰みたいな赤さ。なにやら芋っぽい具がみえるのと、その前に大量に芋をむいていることからして、付け合わせのフライドポテト以外にもスープにもジャガイモが入っている気配です。超強力炭水化物食だよね。

ハウルに出てきた食べ物らしきものといえば、ソフィが初めて城に入ったときに作るベーコンエッグ。生っぽい分厚いベーコンを両面焼いて、ベーコンに乗っけずにフライパンの片側で目玉焼きを焼きます。あのベーコンは多分のアンスモークベーコンですね。日本だとベーコンはスモークしたものしかありませんが、イギリスではお肉売り場に行くといろんな種類のベーコンが売っていました。イングリッシュブレックファストについてくるベーコンは基本的に薫製にしていない塩漬けベーコン。見た目かなり生っぽく、普通のお肉みたいです(塩味に気をつければ普通のお肉として料理に使えて便利。日持ち良いし)。スライスしていないものも多く、ハウル風にするならかなり分厚く切って豪快に焼くのが良さそうです。イタリアのパンチェッタが近いかもしれませんが、あれはスモークしてないけど、塩漬け期間が長くて、あんまり生っぽくないのよね。柄の長い鉄のフライパンで焼くのがまた、かなりおいしそうです。ベーコンエッグのお供はハウルがナイフで適当にスライスしてくれる黒パン。見た目はドイツの発酵系のパンでしたね。シチュエーション的にはあり合わせって事でしょうが、なかなか食欲をそそられます。それ以外はソフィが市場でお魚やお芋を買うシーンが出てきますが、彼女がお料理しているシーンは有りません。あとは落ち込んだハウルにもっていくホットミルクくらいかな。ジブリアニメのいつも感心するところは、登場人物が実においしそうにご飯を食べることですね。

関係ないですが、ラピュタをみていてどうしてもあのロボットの名前が思い出せず「なんだっけ、巨神兵はナウシカだよね???」と悩んで、ネットでしらべたらその名も「ロボット」でした。なんだかなあ。でもあの苔むしている(?)小鳥を肩にのせたロボットが歩いていくラスト近くのシーンが印象的なんだよね。

2004年12月31日

みなさま良いお年を

2004年もあと1時間をきりました。
私も29日から実家に帰っております。先ほど我が家恒例の「年越しうどん」を無事に打ち終わり、みんなで紅白をみつつ食べ終わったところです。
個人的にはいろいろあった年で、満足のいかないことも多かった一年でしたが、無事年も越せそうですし、また来年も楽しく過ごせればなあと思っています。

来年の目標というか、希望はもっと映画を見に行きたいということで、ここ数年(帰国してからずっと)思っているのですが、なかなかかなっていません。今年は実は正月に映画を見て、一年の計は元旦にあり!と思ったのですが、終わってみれば「良く映画を見る一年」ではなく「年末年始にしか映画の見れない一年」でした。まああせらずさわがず、のんびりと映画生活を楽しめるといいなあと思っています。

今年一年無事このサイトが運営できたのも皆様のおかげです。ありがとうございました。
映画の話よりも料理の話の多い最近ですが、また遊びに来ていただければ幸いです。

良いお年をお迎えくださいませ。

管理人 konama
2004/12/31

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