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2005年01月 アーカイブ

2005年01月03日

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い致します。

本当は1日に更新しようと思っていたのですが、実家の電話回線では気が引けて、今日出勤ついでにご挨拶を。道路も空いているし、大学の中もがらがらで少し寒いですが快適です。

今朝は実家から車で出てきたのですが、車の上の雪が凍っていて、出るのが大変でした。お湯かけたら走ってる最中にフロントガラスが凍って大失敗。久々の雪だったのですっかり忘れていました。日本にいると冬にエンジンがかかりにくいとかほとんど感じないので、つい忘れちゃうんですよね。

初詣は1日に高幡不動に行ってきました。初めていったのですが、思ったより混み合っていてうんざり。あんまり御利益は期待出来ないかも。とりあえず厄よけがメインのお願い事だったので、私的には満足したのですが、年の初めから人にもまれておみくじも引き忘れるという事態は久しぶり。昨日は昨日で買い物に出かけたのですが、すごい人でした。買い物は新年に当たって買い換えようとおもっていた布巾とかフライパン(不精者なので鉄じゃなくて焦げ付かない加工してあるやつを使っているため、剥げがひどくなったのです。布巾はなんとなく汚れがめだってきたので。)とかだったのですが、そんなのんきな買い物をしているやつはほとんどいず、みんなバーゲンに福袋に大変そうでした。とても新年2日目とは思えない混雑ぶり。

というわけで、新年そうそうまったく映画と関係ないエントリーですが、正月にハウルの原作を読んだので、次回はそれをアップしようと思っています。今年もよろしくお願い致します。

管理人konama

2005年01月05日

魔法使いハウルと火の悪魔 (ダイアナ・ウィン ジョーンズ)

Title: 魔法使いハウルと火の悪魔 (徳間書店)
Author: ダイアナ・ウィン ジョーンズ (西村 醇子 訳)
Category: ファンタジー
Story: ハウルの動く城原作。魔法使いや呪いが普通に存在する国インガリーでは町はずれに止まった奇妙な動く城をみて、人々が若い娘の心をすいとってしまうという魔法使いハウルの噂をし、女の子の一人歩きは止められていた。帽子屋を継ぐソフィはある日単調な生活に疲れて、近くに奉公にでている妹に会いに出かけた。その途中でハウルにであうが、その晩魔女の呪いで年寄りにされてしまう。

Comment: まず最初にいっておかなくちゃならんのは、原作と映画はかなり違う!ってことです。映画をみてからラブストーリーをもとめて原作を読まれる方は特に。やはり元はどちらかというと子供向け(みたいに書いてある)お話なので、いわゆる昔話のお姫様と結婚しましためでたしめでたし的な感じがあるので。アマゾンのレビューをみても映画をみてから原作を読んだかたはあんまり面白くなかったという方が多いような気がします。

でもって、なにが違うのか?まあ結末は一緒ですが、かなり各キャラの役割が違う。ソフィは3人姉妹という設定だし、荒れ地の魔女やハウルの師匠の魔法使いの設定も違います。戦争中という設定でもないし、窓の外を汽車が走るような街でもありません。ハウルが変身するシーンもないし。内容をばらしてしまうのもどうかと思うので、細かくは述べませんがとにかくかなり別物です。

最大のポイントはハウルの家族(肉親)が現在の(もしくは少し前の)ウェールズに有るという点です。ここで言いたいのは家族がでてくるとかそういうことではなくて、設定がイギリスなんです。インガリーというのもおそらくイングランドをもじったものですし、キィとしてジョン・ダンの詩が出てきたりします(この詩の部分の原作を読むと映画ですじがわかりずらかった人は、なんで最期がああなるのかわかるかも)。もちろんダイアナ・ウィン ジョーンズはイギリスの作家ですし、自然な設定なのですが映画では極力イギリスっぽい部分がはずされています。町並みも大陸風のヨーロッパですし、でてくるパンなんかもドイツ風(エントリーのジブリ二本立て参照)、つまり絵全体がヨーロッパの架空のどこかのような設定になっています。もちろんインガリーは架空の街だからそれでいいんですが、これはおそらく「イギリス+ファンタジー=ハリーポッター」の図式を避けたかったのでは?と邪推したりしております。映画化で舞台設定を変えるなんてよくあることですから、騒ぐほどのことじゃないんですけどね。

戦争やら変身やらの設定はおそらく「どんな姿でもいい、心こそが大事なんだ」というところを強調するべく変更されているのかなと言う感じ。全般に、なんでハウルとソフィがお互いに好きになったのかはわかりずらいので、スムーズに入り込みやすいように原作では2.8枚目くらいの勢いのハウルが2枚目(なんたってキムタクの声だし)で最初にヒーローっぽく登場させ、逆に変身によってソフィだけが見いだすことの出来る真実みたいな形にしたのではないかなと。やっぱり映画はあるていどわかりやすい必要があると思うのだけれど、原作はかなり複雑にいろんな話が絡み合っているので、その部分を宮崎氏がクローズアップしたのでしょう。謎解きや伏線はほっぽられた感じがありますが、映画で作られた人物像ははっきり言って原作より魅力的だと思います。なにより動く城が魅力的だしね。

と映画の話ばっかりになっちゃいましたが、原作も面白いんですよ。既に映画を見られた方は、わかりずらいハウルとカルシファーの契約のところがちゃんと書いてありますし、映画との違いを楽しめるかと思います。ただ普段ファンタジーを読みつけない方はちょっとうんざりするかもしれません。特に対象を子供として書いている(もしくはそんな風に書かれている)ところがこのうんざりの一つの要因になるでしょう。大人向けの方が良い方は彼女の「私が幽霊だった頃」を読んでみるのをおすすめします。こっちの方がスタイリッシュではありますね。(ただし全然関係ない話ですので、ダイアナ・ウィン ジョーンズを読んでみる気になった方にだけおすすめします)。

ちなみに続編もあります。こちらは魔法の絨毯の話をベースにしたお話で、ハウルとソフィ夫妻もカルシファーも登場します。が、主人公ではありませんのでご注意を。映画の方も続き物としてつくっているそうなので、どうなるのか興味深いです。既に1の時点でかなりストーリーが異なっていますから、2もかなり元の話からは離れると思いますし、もしかしたら全然違う話にするのかもしれません。この続編も読んだのですが、正直1の方が面白かったです。とりあえず1を読んでみて気に入ったら2も買ってみるというのがおすすめですね。

2005年01月11日

小森のおばちゃま

さて、お仕事再開です。今年は近年まれに見るほど年末年始にお休みが貰えたので、結構体力回復。とはいえ、ちょっと体調をくずしたりもしたので、ほどよいお休みになったかと。

小森のおばちゃまがなくなりましたね。
あの独特のおしゃべりが聞けなくなるのは残念です。彼女の往年のスターに対するあこがれをもったおしゃべりは結構たのしかったのに。おばちゃまといえばとりあえずこの人かな(これは理由なき反抗のポスターらしい)。最近はものすごい数いる映画評論家ですが、彼女は純粋に映画が好きなんだなあという柔らかい空気の伝わってくる数少ない素敵な人だったなあと思います。ご冥福をお祈りします。

しかしジェームス・ディーンでアマゾンを検索するとやたらセーターの本がでてくるのには驚き。たしかにかっこいいですけどね。ママ世代にフィットするのかなあ。

2005年01月14日

風邪を引きましたぁ

バンホーテンピュアココア100g
このところ更新が滞っておりますが、昨日はついに風邪に負けて会社を休み、一日寝ておりました。正月早々何やってるんだかです。まったく。熱は高くないのですが、強力な頭痛と関節痛。前の日に寒い中飲みに行ったのが悪かったのか、参りました。久々ですよこんなの。今日はよろよろと出社したのですが、みんなに風邪菌をまき散らす前に帰れと怒られています。今日は早く帰ろう。

病気の時って何か一種類の食材に固執することがあって、今回はそれがチョコレート。昨日からココアで生き延びています。昨日の晩ご飯は何も作れないので近所のロイヤルホストに出かけたのですが、それも「ドリンクバーにココアがあるから」という理由。かなり重症です。今日も出勤途中に牛乳とバンホーテンのココアを買ってコーヒーの代わりに(少し残してカフェモカにして飲んでますが)もそもそ飲んでいます。

といっていたら、急ぎの仕事が入ってしまいました。なんでこういうときに限って…。今日は何時に帰れるのやら。がんばりマース。

2005年01月17日

熱が出ないと寝ないのよ。

相変わらず風邪のkonamaです。熱がでないとついふらふら養生しないでいるんだよね~。しかしそろそろのどがかなりピンチなので、今日は早めにかえります。最悪なのは調子が悪い→ご飯を作れない→しかし熱はない→外食→なんか帰ってくるとさらに調子が悪い…ってな悪循環におちいっているってことです。今日はのどに良さそうなものをてきとうに作って食べようと思っています。ってこういうときは何を食べるんでしょう普通?ねぎとかしょうがとか?はちみつ大根?ご飯も炊けてないしなあ。無難にトリ肉とショウガとネギがいっぱいのうどんとかかなあ。温まりそうな気はするね。

風邪の時こそ見ていないDVDをみるべし…。クリスマスプレゼントにもらったFRIENDSのファーストシーズンのDVDまだ見てないんだよねえ。イギリスにいたころはたまにみてたんだけど、最初からは見てないので、欲しかったのです。これを機に何話かづつみてみようかなと思ってます。

2005年01月27日

最低な夢見

ごぶさたしてます。風邪はなおったんですけど、なんかばたばたとして映画生活からはなれているkonamaです。今朝は近年で最も最低な夢見で、見事に寝坊。何とか出勤してきたもののダメージから未だ立ち直れていない状態。このところ毎日嫌な夢なんだよね。なんか胃でも悪くしたんだろうか。。。
 前の日は日々お世話になっている先生方に論文は書けたかとせっつかれて、みんなに失望されて見捨てられるという、悪夢というよりかなり現実にあり得る夢で、かなり消耗。いろいろ気になっていることや不安が夢にでたのかなあとそのときは思って、「精神的にきつい夢の方が気持ち悪いとか怖いとかの夢よりつらいよなあ」と思っていたのでした。が、今朝のやつはかなりしんどかった。ビルとか高層建築が何もない東京の街を歩いているんだけれど、街のいたるところにセメント工場とかにあるような大きな土砂の山みたいなものがあって、それがみんな新鮮でない死体の山。ばっちり色つき臭いつきで、その合間をタオルで口を覆いながら歩いていくっていう、最低な夢。夢の中でまじめに吐きそうになったのは初めてでした。自分に害をなすわけでもないし、精神的に追いつめられるとかではないけれど、文句なくこれまでで最低な夢。

映画を見ているとたまに監督さんの悪夢の再現なのかなあというシーンがありますが、印象深いのは「ダークシティ」かな。ストーリーとしてはマトリックスとそっくりなんだけれど、マトリックスよりは前に公開された映画で、B級映画なわりと意外に有名かな。記憶喪失の男がシリアルキラーの疑いで追われるのだけれど、事実を探っていくうちに街自身に不審な点を感じ始める、という筋なのだけれど、その近未来的で暗黒に閉ざされた街はかなり悪夢にでてきそうな街。下水管みたいに汚い地下のバスタブに浮かぶ死体とかいやーなものが山盛りです。白塗りのエイリアンは私にとっては別に悪夢ではないんだけど、きっと監督にとってはそういうものなのでしょう。映画としてはそんなに悪くないです。映画館の大スクリーンで見たので、結構気持ち悪かったけどね。

これまで私の見た夢で最高にいやだったのは、すごく怖くて哀しい夢を見てはっと起きて「ああ、夢だったんだ」と思って安心して、寝直したら続きを見たっていう経験です。かなり最低です。

追:たのむから「抑圧されたリビドーの…」などと言わないように。

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