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2004年11月 アーカイブ

2004年11月08日

がんばれ!ベアーズ

どうやら『がんばれ!ベアーズ』がリメイクされるらしい。コーチ役はビリー・ボブ・ソーントンで、監督はスクールオブロックのリンクレイター監督。まあ、ある意味スクールオブロックに似たのりの映画だから悪くはないかもしれない。ソーントンの監督役ははまっているような気もするけど、前にみたベアーズはウォルターマッソー(ラブリーオールドメンにジャックレモンと出ていたヒト)、ちょっとイメージが違うかもね。

実は私が記憶に残っている中で最初に見た映画が「がんばれ!ベアーズ」なのです。ちょっと思い入れもある。少年野球チームに新しく人情派の監督が就任して成長していくお話(だったはず)。来年の夏には全米公開らしいので、日本に来るのはクリスマスか。

2004年11月12日

せっぱつまりすぎです。反省。

昨日は仕事で大ぽかをやらかして、頭を抱えております。まあ実際自分のイメージが悪くなる以外の弊害はないのだけれど、ミーティングの時間を完全に忘れていたという、初めてのミスをして自分にかなりうんざりしています。はあ。仕事がすすまないとかそういうことはあったけど、時間に間に合わないとか忘れるなんてすごいショック。

すごい落ちこんで電車にのったのですが、途中で自分の暗さにうんざりして、帰りにつまみとビールを買って帰宅。旦那と酒盛りして少し復活しました。そのミスのおかげで帰宅が遅くなったので、夕飯はこはだの刺身、卵焼き、昨日のキムチ鍋の残りを使った雑炊。5分で用意ができるのはいいけど、ほんとにのんべなご飯でございます。

ここのところほんとに余裕ないので、映画も見られない。時間がないわけじゃないんだけど追いつめられているのかな。自分を無理矢理映画館に連れて行くのだ!と今決意したのでした。なにを見ようかなあ。

2004年11月16日

ピエロで行こう (中園直樹)

Title: ピエロで行こう (文芸社)
Author: 中園直樹
Category: 恋愛?小説
Story: もう二度と恋はしないと誓った吉田は、自殺願望の強い栗栖に出会う。むしろ苦手なタイプだと意識する彼女の自殺願望を言葉を尽くして説得していくうちに、彼女との不思議なつきあいが始まる。

Comment: この本を買ったのはまったくの偶然で、本屋の店先にあったビビッドな赤い表紙に引かれて読んでみたにすぎない。中園氏の前の作品も読んだことがなかったし、彼が若い世代に受けていることも知らなかった。ただ、なんとなく本の帯をみて「切ないラブストーリー」らしいと思って読み始めた。

自分で自分を認められない女の子を長年のいじめからなんとか立ち直った(もしくは身を守るすべを学んだ)男の子が、彼女が立ち直る手助けをするという形で話しが進んでいくのだが、かなりメッセージ性の強い書き方なので、ラブストーリーというよりは「いじめ」に焦点が当たっている。おそらくこの主人公は作者自身であろうというのは明らかで(実際彼がいじめられる人や自殺者の代弁者となるべく小説を書いているということを後で知った)、あまりにテーマや感情がダイレクトすぎて、私はかなり疲労感を感じて哀しい気持ちになった。おそらくこれで救われる人はたくさんいるのだろうが、私はちっとも救われない気分だ。小説で表現することの意味が少し足りないような気がした。もちろんこうやって手に取る機会が増えるということで既に意味のあることなのだろうけれど。

個人的にはこの本で描かれている関係は恋愛ではないと思うし、そういう意味で切ないとは感じない。むしろある種の病んだ空気が常に漂っていて怖い。

おそらくこの本を読むのには私は年をとっているのだろうと思う。実際高校生くらいの時にはこんな会話も日常にあったかもしれない。しかしそれをそのまま目の前に突きつけられると、そのころの自分の偽善や屁理屈を感じて嫌な気持ちになるのかもしれない。ただ、おそらく高校時代にこの本を読んだとしても決して共感はしなかったと思う。

いじめに遭った人の気持ち、多くの自殺に追い込まれる人、それが全面に押し出されているのはよくわかるが、誰かに救われたいという声があまりに強力で、暴力的な感じすら受けるのは私だけであろうか。

2004年11月17日

今日は眠いのね~。

昨日は大宴会、今日は試験監督で眠い眠い。昨日の宴会は職場のOB会で、偉い先生ばかりいっぱい来て、下っ端は走り回るだけ。うちに帰ったら11時過ぎでした。あんまり食べられなかったしさ。
今朝は試験監督で8時40分集合。7時前に家をでて眠いです。今日は寒かったね。
まるまる2時間何もせずにたっているのはかなり苦痛でした。最後の方はたったまま寝そうになってたし。今日の午後は今日中に終わらせないといかん仕事を終わらせたら、少し早めに帰ろうかなあともくろんでおります。

2004年11月19日

ただいま残業中。

予定外に反応が遅れたため(よくあることですが)、反応まちの残業中でございます。
もちろんだーれも周りにいないので、Maroon5をでっかい音でかけつつ、ひたすら待っているわけです。
こういう時間はくたびれるけど、それなりに好きでもあります。あわててやっつけ仕事をするといいことがないというのは、長年の経験で分かり切っている(痛い目にあいすぎました)ので、心穏やかにコーヒーをすすりつつ待つと。

あっという間の1週間でした。事務仕事だけが進んで、研究は遅々としてすすまず。嗚呼。
っていってるうちにようやく反応終了。後かたづけ終わったら帰れそうです。

夕方に少し飲み会に顔を出したのですが、世間の話題はもはやクリスマス。みんな既にリースやツリーを飾っているらしい。早くないか???その場に子持ちの人は誰一人いなかったのに、このクリスマス熱は何なんでしょう。

2004年11月22日

深大寺に行って来ました

昨日は本当によいお天気でしたね。紅葉を楽しもうと、自宅からひとやま越え野川沿いにサイクリングして三鷹の深大寺に行って来ました。 野川沿いはいい感じの景色だと知ってはいたのですが、野川公園のあたりがこんなに気持ちのよいところだとは思いませんでした。よい感じに色付いた河辺でお昼を食べて、楽しかったです。 深大寺は七五三のお参りの間をぬって参拝。おみくじひいてお守り買ってと定番のお楽しみの後名物のおそばを買って帰りました。有名な深大寺ビールをかいそびれたのが残念。黒はまだ飲んだことないので次回はぜひ。

なかなか良い日曜日でした。


晩酌。

深大寺ビール ミュンヘン 岩手遠野産の採れたてホップをたっぷり使ったとれたてホップ一番搾り350ml×12缶化粧箱入り エイヒレの天日干し 1袋 素朴な味、哀愁の味北海道たこくんスライス(小) 深大寺そば 
昨日は結局深大寺ビールが飲めなかったので、家に帰ってからビールを飲むことに。帰りに前から気になっていた、一番搾りの「とれたてホップ一番搾り」を買って帰る。でつまみは最近マイブームのエイヒレとたこくんをホットプレート(ホントは直火がいいのだろうが)であぶりつつ一杯。とれたてホップは思ったよりすっきりとしてちょっとさわやかな香りでおいしかったです。あとは買ってきた深大寺そばとしめさば、自家製辣白菜でしめ。のんべの食卓でございました。

2004年11月23日

食べ物のカテゴリーを作ろうかなあ。

やっぱり皆様食べ物の話題は反応がはやいですねえ。まあ毎日の事だし、私自身興味があるので、食べ物関連のカテゴリをたてようかと思案中。映画に関連する食べ物っていうのも面白そうだし。

ちなみに今 「映画を食卓に連れて帰ろう」 という本を読んでいます。この本は映画の中の食べ物を再現するのではなくて、その映画からイメージした料理の本なのですが、もともと渋谷のシネマライズのプログラムに連載されていたコラムをまとめたもので、なかなかおいしそうです。ラインナップもいわゆるハリウッド映画じゃなくてなかなか面白いです。見たこと無いものもかなりあるので、これを機会に見てみるのも良いかもと思わせてくれます。

『トレインスポッティング』でフィッシュアンドチップス(写真がすごくおいしそう。が結構レシピが楽しい。)なのはまあ分かるとしても、『ロスト・チルドレン』(デリカテッセンの監督さんの作品です、ちなみに)のお料理がシャム味のソーセージ。説明に「怪しい肉の怪しい味の、大きなソーセージ」。
『ラブetc.』のお料理は顔面チョコレートムース。石膏像を型に使うのですが、レシピの最後は「凹が不十分ならば、人の顔にオリーブオイルを塗り、髪をタオルでまとめて、ムースに埋める」。なかなかワイルドでしょう?変わった料理のオンパレードですが、結構おいしそうなものも多いのでその内作ってみようと思っています。それを食べ物のカテゴリーの記事にしてみますかねえ。

ちなみに映画の中ででてくる料理のレシピというのは結構考えている人も多くて、有名どころでは
「シネマ厨房の鍵貸します」のオフィシャルサイト が有ります。今は本としては絶版担って居るみたいですが、いくつかレシピをみることが出来ます。

お料理そのものを扱う映画も多いけど、何気なく出てくるのお料理もいいですよね。

2004年11月25日

Foodカテゴリーを作りました


というわけで、調子にのってFoodというカテゴリー作っちゃいました。
できれば映画関係のお料理がいいなあと思って、今日アマゾンでいくつか仕入れておきました。絶版本も結構ユーズドで出ていて、欲しかった本も買えて到着が楽しみです。到着したらいくつか感想を書きますね。

サイトも結構探すとあるもので、今日はパスタに関するページを発見。
CinemaItaliaさんの中にパスタが登場する映画というページがあります。
それから男は黙ってパスタを食うさんの中に映画の中のパスタたちというコラムもあります。

結構シネマ厨房~の本を参照しているので、いずれ作れるのかもしれませんが、このページの中では「心みだれて」にでてくる大皿のカルボナーラが魅力的。エピソードもなかなかいいし。ジャックニコルソンの映画って結構たべものの印象が強いんだよね。そのうち見てみようと思います。あとは「眺めのいい部屋」のアラビアータ。あの映画何度もみてるけど、アラビアータなんて食べてたかなあ。たしかにイタリアの景色っていうのは印象深いんだけど、アラビアータ?なんとなくヘレナ・ボナム・カーターが唇を腫らして食べている図を想像してしまった。そのうちまた見る機会があったらそれとなくチェックしてみよう!と思っています。あと確かに「紅の豚」では大盛りでトマトソースのパスタ食ってたなあと思い出しました。おいしそうだったな。Foodの企画なかなか楽しみになってきました。

2004年11月26日

スターバックスのラテ

 
映画の中の食べ物(?)と考えていて、ふと思い出したのがアイアムサム。主人公のサムは知的障害をもつお父さんなのですが、彼の職場がスターバックス。スターバックスのグリーンのエプロンとキャップをして、ゆっくりながらも仕事をしていたシーンを思い出します。その中で、確かショックなニュースを聞いたとき(だったか娘が引き取られたときだったか)作っていたラテを床にぶちまけてしまうシーンが印象的でした。というかラテかどうかわかんないけどブラックではないコーヒーだった。あとピザやで叫ぶシーンもあったね。たしかピザハットだった気がする。

関係ないですが、スタバに自分で容器を持って行くのって活用してますか?クリスマスになるといろんなかわいいマグやふたつきの入れ物(あれをなんて言うのかしらないが)が出ていて、ちょっと欲しくなるんだよね。実際私は2つ3つ持っております。以前のバージョンはふたが閉まらなかったので持ち歩きに不便だったので、ふたが閉まるやつを後で買ったわけです。これをもっていけば、少しは安くなるという方式なんですが、結構使えないんだよね。自転車乗るときに主に使うリュックサックにくくりつけて持ち歩いてるんですが、通勤路にはないのよ。で出先で見つけて入るときは大抵違う鞄だったりするんだよね。あんまりもとはとれていない気がするな。まあエコという観点では紙コップをむやみに捨てないという点で評価できますが。

あと、初めてスタバを利用したのがイギリスだったので、日本に帰ってきてサイズが違うことに驚愕。あっちでは一番小さいのがトールサイズだったんだよね。あとヴェンデ、グランデかな。普通にトールサイズを頼んでたら、友達に驚かれた。売ってる商品も微妙に違うし。あっちで好物だったlightly salted chicken and vegitableのサンドイッチがないのはとても哀しいです。最近の注文はほとんど無脂肪乳のラテ。チャイティラテが好物なんだけど、あれは明らかに身に付きそうなので、我慢しております。

2004年11月27日

ペンギンの憂鬱 (アンドレイ・クルコフ)

Title: ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)
Author: アンドレイ・クルコフ (沼野恭子 訳)
Category: 文芸
Story: 恋人がでていってから動物園のペンギンをひきとって一緒に暮らしているヴィクトル。作家として今ひとつ中途半端な彼はある日新聞社から、まだ死んでいない有名人の弔文を書きためておく仕事を引き受けることになる。彼は弔文を書いた有名人がなぜか死んでいくことに気がついた。

Comment: 謎はいっぱいでてきますが、別に何か解決されるわけではありません。その後どうなったかも明示されているわけではないし、不条理小説といえるかな。全般になんでなのか分からない(もちろん主人公もわからないし、何故か聞くこともない)出来事が、ベルトコンベアーに乗ってやってくるって感じです。読んだ感じはまさに村上春樹。羊を巡る冒険とかあんな感じです。
 で、すっきりしないからつまんなかったのかというと、ちっともそんなことはなくて、ペンギン(おまけに憂鬱症で心臓病)と過ごす不思議な毎日が不思議にしっくりきて、読んでいて面白かったです。

憂鬱症でどこにいたら幸せなのかよくわからない、でも何となく幸せそうなペンギンはウィクトルそのものでもあり、小説そのものがヴィクトルの弔文でもある。彼の弔文を書いている、”次のヒト”がいた事なんて予定調和的すぎて何も驚かない。いつのまにか読んでいるこちらもヴィクトルの心持ちになってしまうところがこの小説の魅力かな。村上春樹が大丈夫ならこの小説は気に入るはず。私はこの表紙も気に入ったんだけどね。

自家製つみれ鍋

くいしんぼうのアンテナ: 鰯のつみれ鍋

reitaroさんのところの自分ですり鉢で摺ったつみれを見て、あまりにうまそうだったので、今日の夕飯はつみれ鍋。しかしreitaroさんほど潔くなれず、色々いれてしまった。以前に生協に注文してつかってなかった冷凍刺身用鰯を手開きして、ごりごりすり鉢ですったのですが、これが結構楽しい。結構すぐ摺れました。結局いれたのはごぼう、きくらげ、ごま、みそ、しょうが、たまご、小麦粉。白菜と大根の千六本(太め)の煮えたのに大きめにすくって落として、結構大きなつみれになりました。

これがおいしかった。やわらかくて、ごまがぷちぷちいって、なかなかいいですね。年中はできないけど、いい鰯が安かったらまたやりたいなあと思わせるお味でした。ゆずいれてもよかったかもね<ちっとも潔くなれない私。

で、映画になんも関係ないじゃん。
え~と、たぶん池波正太郎さんの鬼平とか小兵衛とか梅安がきっとたべてるよ(むりやり)。しかし、池波氏の趣味だったら、「小鍋たてはシンプルがいちばん。具は2種類まで」と怒られそうだ。

2004年11月30日

午前5時半のかぼちゃぱん

先日注文した映画関係料理本が届き始めました。昨日は絶版だったシネマ厨房の鍵貸しますの1,2が届き、今朝眠い通勤時間に目を通していたところです。せっかくお料理熱がもりあがっているのですが、仕事の方が最も忙しい時期に突入し、朝6時25分に家をでて夜は9時という生活になってしまったので、通常のご飯も厳しくなっている状態です。なんか買っておけば良かったと思いつつ、外食が増える今日この頃です。ジャンクなものをたべるのはよそうと、調理しないと食べにくいものを選んで購入していたのが裏目にでて、かえって外食やコンビニ様に頼る羽目になることも。絶対太るなあ。この状態は確実に3週間続く(そしてその後怒濤の忘年会シーズンへ)ので、頭の痛い限りです。

今朝はぼーっと朝5時半にかぼちゃぱん(これは週末にかった)を食べながら、ぼんやり生協の注文用カタログを見ていたのでした。

とはいえ、通勤中にお料理の本を読むのもそう悪いものでもなく、今朝は先日話題にしていた「心みだれて」のカルボナーラが気になる感じ。自分で作るときはいつもチーズも、ミルク(生クリームが本来なのかもしれないけど)や卵の配合もてきとうに作っているのですが、マスカルポーネチーズとゴルゴンゾーラチーズが入って、胡椒はトースターで焼いてからなんて書いてあると、鼻息あらくいいねえと思ってしまうわけです。粒胡椒をローストしてから入れるのはなにかとてもいいアイディアのような気がして、他の料理にも応用しようと思っています。今日やるならチーズの種類は選べないなあ。そういえばみんなカルボナーラってどうやって作ってますか?

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