1万ヒット企画ではじめたレシピ作りですが、あっという間に15000ヒット。いつもありがとうございます。しかし、このところ忙しいのと暑いのもあって、凝ったものを作る余裕もなし。そんなわけで今日はさわやか目の飲み物をご紹介。
レモネードは結構映画のなかで印象的に出てくるのですが、このサウンドオブミュージックのレモネードはとりわけ印象的です。今でこそピンクレモネードという飲み物は市販されてますけど、最初見たときは何じゃそりゃって感じでしたし。暑い夏にぴったりのさわやかな飲み物です。
Scene: トラップ家の家庭教師をしていたマリア(ジュリー・アンドリュース)はトラップ大佐(クリストファー・プラマー )への愛に気づき混乱したまま修道院へ逃げ帰る。トラップ大佐との婚約が決まったシュレーダー男爵夫人は7人の子供たちの相手に辟易。テラスでのボール遊びも思うようにはいかずマックスとテラスでレモネードを飲む。「あんたが母親になるとはねえ」「知っている?世間には寄宿学校ってものがあるのよ」というちょっと怖い会話。その後現れたトラップ大佐にもピンクレモネードをすすめる。
Point: 映画のなかではエレガントなグラスのピッチャーに薄いピンク色の液体が入ってます。あんまりソーダって感じはしないので、ただ水で割るのもよいかと思われます。(今回はいちおう炭酸水を使ってみました)。映画の中でも男爵夫人は"Not too sweet, not too sour"(甘すぎず、酸っぱすぎず)といってますので、お好みでそのように調整してください。飲んだマックスおじさんは"just too pink"とおっしゃってますけど。
Ingredients: グラス1杯分
レモン1個
グレナディンシロップ少々
シロップ(お好みで)
炭酸水 (あるいは水)
How to make:
1.レモンをグラスに絞る
2.炭酸水で割り、シロップでお好みの甘さに調整
3.グレナディンシロップをほんのひとたらし、軽くかき混ぜて出来上がり
Tip:
グレナディンシロップはカクテルでよく使う赤い色を出すざくろのシロップです。酒屋や輸入食材やで手に入ります。ただし、メーカーによって甘さや発色がずいぶん違うようなので、その辺は試行錯誤してください。きれいなピンクにするのには今回つかったやつだと、ほんのひとたらしで十分なので(多めに入れると変な赤いレモネードになる)、このシロップだけで甘みをつけるのは少々難あり。今回はちょうど手元にカキ氷用のレモン蜜があったので、それを使いましたが、ガムシロップなり蜂蜜なりお好きな甘味料でよいかと思います。最初から甘みのついたレモンジュースを使ってしまう場合はもちろん不要です。グレナディンシロップが手に入らない場合はクランベリージュースでもよいようです。お試しください。
Comment: やっぱりレモンを絞ったレモネードっておいしいですね。今回まるごと1個入れるのはちょっとすっぱいかなとは思ったのですが、適度の甘みをつけたら、これくらい酸っぱいほうがさわやかでよかったです。特に市販されているピンクレモネードってたまに口になにか残る感じがしてあまり好きではないのですが、これはさっぱりしていておいしかったです。いずれにしろ日本の夏に飲むならば、材料をしっかり冷やしておくのがポイントのようです。
この企画のため、久々にサウンドオブミュージックをみたのですが、やっぱりすばらしい映画ですね。こちらが年をとった分また違った見方ができて、何回もみた映画なのにものすごく新鮮で惹きこまれました。今月は仕事でオーストリアに行くのですが(残念ながらザルツブルグ(この映画のロケ地)にはよれそうにありませんが)、あらためて楽しみになってきました。
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2004/03/19)
売り上げランキング: 919