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シルビア ~食べ物編

というわけで食べ物編です。改めて見直しても、この映画は結構食べ物がいっぱい出てきます。写真を並べてみたらやたら甘そうなものがいっぱいなのはちょっと閉口ですが。

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まだ柔らかすぎる
テッドがはじめてシルヴィアの母親に会うシーン。娘夫婦を迎えてパーティを行うため、母子はキッチンにたって料理をしながら話し合います。シルヴィアは彼について「どう思う?」ときくと母親は彼女のかき混ぜているクリームに対して「まだ柔らかすぎる」と答えて、これからの暮らしに関しての話がはじまります。パーティの準備も終わりのほうなのか、奥のほうにはたくさんの台に乗ったケーキやタルトが並べられ、シルヴィアのつくっているのはなんらかのデザート用のソースかと思われます。母親のつくっているのはどうやらフルーツパンチあるいはケーキにのせるカットフルーツのようなもので、手元にあるガラスのボールにきったイチゴらしき果物を入れています。台所はオールドファッションな、しかし家電がならぶアメリカって感じのキッチンで(ファイヤーキングとか使ってそうな感じ)、しっかりした母親の性格が現れています。

その後パーティがはじまりますが、どうやら午後のお茶の集まりのような形らしく、冷製のハムなどのオードブルやパイ、おいしそうなイチゴタルトやパイケーキ類がどっさり並んでいて、各自自分でお皿にとって食べています。部屋の端にはパンチボールがおかれ、お玉ですくってグラスに注いでいます。さわやかなガーデンパーティといった趣向でしょうか。

大量のクリームケーキ
二人は海辺の別荘で暮らし始めますが、魚をつったりアクティブにすごして創作のきっかけをひろってるくるテッドに対して、家でタイプライターに向かうシルヴィアは煮詰まって、強迫的にケーキをやいたりしています。クリームをサンドした3層の巨大なアメリカサイズのケーキが3つに(もちろんホールケーキです)、すこしこげ茶色のチョコレートケーキっぽいケーキが3つ。また違う日には巨大なブルーべりマフィンが6つ入った型(上の写真みたいな感じ)が2つ(それも1個がこぶし2つ分くらいの大きさ)。クランペットみたいなパンケーキみたいな白っぽいケーキがやはり1ダースほど焼きあがってならんでいます。スランプでしくてしょうがないのに、「執筆するんじゃなかったのか」と聞かれると「夫は妻が家でお菓子を焼いていると喜ぶものでしょ?」と答えて。スランプだといったところでどうにもならないし、しかし取り繕わなくては自分がつらすぎるそんな状況が巨大で大量のケーキであらわされています。おいしそうではあるんだけれど、とにかく絶対に2人では食べきれない食べる前からうんざりする量なので、食べたい感じはしませんけど。テッドはケーキはうまいといってるので、味は大丈夫なようです。

トレーに乗せた朝ごはん
教職をはじめたシルヴィアに詩人として成功をおさめはじめたテッド。だんだんおいていかれるような気分になっているシルヴィアは暮らしに疲れ、テッドがいずれ自分を捨てるのではないかという恐怖にさいなまれるようになる。しかし妻として彼をささえようという気持ちははっきりとしていて、最初に不安を爆発させた後(おそらく仲直りの意味も込めて作った)の朝ごはんはけんかして居間でねていた夫にソファまでもっていく。絞りたてのオレンジジュースとコーヒー。トースト2枚に、ワッフル、ベーコン、ソーセージ、目玉焼きが2つ。このメニューはいかにも、イギリス人のテッドにアメリカ人のシルヴィアが作った感じでちょっと楽しい。基本的にはイングリッシュブレックファストのメニューなのに、パンは厚切りのトーストでワッフルまでついている。朝ごはんとしてはかなりのボリュームでしょう。

友人をもてなす料理のはずが
詩人の友人が田舎を訪ねてくれるが、感情的に追い詰められたシルヴィアは客に対してもヒステリックに反応し、せっかく準備したおいしそうな料理も台無し。彼女が用意したディナーはスープではじまり、オーブンでやいたパイ(グレービーとソースつき)がメイン。しかしこのオーブンから出されたパイがものすごくおいしそう。家庭料理とは思えないできばえです。

最後の朝食
自殺する日、彼女は寝ている子供たちのために枕元にミルクとパン(ピーナツバターみたいなものが塗ってある)を用意して、最後にキスをして部屋を出て行きます。子供用のカップに小さなパン。このあたりは当然なんのせりふもありませんが、クローズアップされた暗い部屋の中の小さなトレーが彼女の気持ちを見せてくれます。

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2005年08月16日 09:18に投稿されたエントリーのページです。

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