さて、食べ物編ですが、話が話なので、全編インドっぽい食べ物が出てきます。が、ざんねんながらインド料理にくわしくないので、外見だけではなんだかわからないものも多数。とりあえず色々不思議な食べ物がでてきます。
婚約式のごちそう
ジェスの姉の婚約式は大家族が家にあふれんばかりにやってきて、大皿にもった菓子のようなもの(見た目はターキッシュデライトみたいな感じ)をジェスがサーブして回っています。テーブルには小さめなパンケーキのようなものや、チリが一杯入ったサラダのようなカレーのようなものが所狭しと並んでいます。
家庭料理はやっぱりカレー?
ジェスがレタスをボールがわりに膝で蹴っているとなりでお母さんがフライパンで夕食になるであろうカレーを作っています。なかなかすごいのが、すこし大きすぎるじゃがいもをフライパンのうえでナイフをぶすぶすさして切っているところ。家庭料理って感じですね。
チャパティの焼き方
「チャパティも焼けない女なんて」とお母さんが嘆くように、インドの家庭ではチャパティを焼けて一人前なんでしょうね。大きめの穴の開いてないジャーレンみたいなフライパン(チャパティ専用の鍋と思われます。タワーと言うらしい。)で種をやいて、少しふくらんだチャパティをレンジの火で直接あぶってふくらませて仕上げています。なるほど~こうやって焼くんですね。
パキスタンのチャパティの焼き方を乗せているページをみつけました。
→ローティ(チャパティ)&ナンのお店 (パキスタンの街角から)
このページの下の方にタワーで焼いている写真も見られます。
紅茶にチーズストロー
うってかわって、イギリス人のジュールズの家では訪ねてきたジェスにお母さんが紅茶とチーズストローでもてなします(とはいえ、結局食べないんだけど)。チーズストローとはチーズをかけたパイ生地を細く切って焼いたチーズパイ(さくさくしたクッキーみたいな感じ)で、まったく甘くないお菓子。日本でも結構よく見かけます。紀ノ国屋のものはたまに食べますが、なかなか酒のつまみに結構なお味です。
食卓で学ぶサッカーのルール
ジュールズのママはある誤解から、娘を理解しようとパパからサッカーのルールを教わります。テーブル上に林立させた、ビネガーやマスタード、ドレッシングの瓶を選手に見立てて、オフサイドを学習。食卓に見えるのはトマトサラダとパン。ガーデンテーブルでワインを飲みながらなかなか優雅な夏のディナーです。
そして結婚式は盛大に
いよいよ姉の結婚式当日。庭の大鍋で円を描くように種を落として何かあげています。これも上にリンクしたパキスタンの街角からさんのページでみつけた、ジェレビー・ドゥードゥという揚げ菓子が近いように見えます。揚げたあとシロップにつけるお菓子…。ちょっとすごそうです。
それからおばちゃん、おばあちゃんがせっせと作っているのがおそらくサモサ。なんだか餃子をつくってるみたいに皮に具をつめています。
そして会場を移動してレストランへ。大きなウェディングケーキとインド料理がサーブされて、盛り上がりは最高潮。さんざん踊って騒いだのち家へ戻った家族はまた最初の甘いお菓子の皿を前にお茶を飲む。どこの国もこんな感じなんですかねえ。
いやあこんな感じで、本当に食べ物がいっぱいでてくる映画でした。ごちそうさま。