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2006年01月 アーカイブ

2006年01月09日

映画館まではいったんだけど

皆様本年もよろしくおねがいいたします。

今日は来る月末の引っ越しのため、引っ越し屋が見積もりにくる日だったので、昨日から家を片づけてバタバタしておりました。引っ越し屋の人と一緒に各部屋を回って見積もりを作っていったのですが、最初は我が家には大きい家具がそんなにないので”これは楽な引っ越しだな”という感じを漂わせていたのです。が、最後の部屋(=本部屋)に入って”こ、これは…”と絶句。書籍用の段ボールは35つけてくれました。

そんなわけで、昨日からバタバタしていてくたびれたので、映画でも見に行くかと近くの映画館へでかけました。お目当てはハリーポッターだったんだけど、満席。次の回は4時間後。いきなり年の初めから躓いております。仕方がないので少し買い物をして(冬のスリッパが擦り切れたので買い換えた)、自宅にもどり、寒中見舞いを書いたり、電話の移設の手続きをしたり、おとなしく過ごしました。

そうそう、バズの背景も新春仕様にしました。webでお絵かきさまからお借りしました。色遣いが鮮やかでいいですよね。

明日はついに関東でも雪がふるようです。試験監督で朝早い日に限ってこの予報はちとつらいです。通勤の電車は雨雪風ですぐとまるからなあ。

2006年01月11日

名声のレシピ (シャロン・クラム)

名声のレシピ
名声のレシピ
posted with amazlet on 06.01.10
シャロン クラム Sharon Krum 池田 真紀子
新潮社 (2005/10)

Category: コメディ
Story: トムはウォールストリートジャーナルでコラムニストとして働いている、歴史オタクで野球好きのさえない中年男。しばらく前には親友に妻を寝取られた。ある日、彼は大手の雑誌社から”一月で有名人になって、その暴露記事を書く”という仕事を依頼される。有名になる手段は問わないとのこと。色々悩んだ彼は、勢いでセクシー映画スターにデートの申し込みをし、彼女と一晩デートに出かけただけで時の人になってしまう。そして周囲の人々の反応は…。

Comment: 痛快でちょっとブラックなエンターテイメント小説とでもいうか。とにかく結構分量があるわりにはさらさらと読めるし、あれよあれよという間に事態が進展していく様が面白い。これまでよくあった、一夜にして有名になる女の子→有名になることで綺麗になっていく彼女→奪われるプライバシー→普通の女の子に戻りたい、みたいな構図ではなく、おじさんが有名人の彼氏ということで有名に→そのおかげで変な服を着せられるが似合わない→奪われるプライバシー…だが結構面白い、見たいな展開で、本人が気にしていることや小さな勝利感・挫折感を味わっていることは全て彼の身の回りの小さな人間関係だったりするところが、なんか楽しい。その小市民ぶりはまったく有名になったところで変化はなく、周囲のヒトが”有名になったから”と彼を偏見の目で解釈するようになる、その彼の行動ですら、小市民的な発想が元になっている図がとてもよくでていて、面白かった。

さらに、この話の面白いところは変に恋愛にこだわらなかったところかもしれない。ラブコメではないので、そういうものを期待される方は肩すかしを食うと思いますのでご注意を。

2006年01月13日

よくある展開

最近あんまりテレビを見ないのですが、ここ何回かつづけて「くりぃむしちゅーのたりらリラ〜ン」を観て、結構つぼにはまって笑えました。基本的にはドラマによくある「べたな展開」を集めた番組内ドラマを作り、ゲストに次の展開を当ててもらうというコーナー(以前はこの番組のメインはちょっと違ったような気がするから、最近できたコーナーなのかな)。たとえば、「噂されていると次のシーンではくしゃみをしているカットが必ずはいる」「放心して歩いていると必ず人にぶつかる」とか「幼なじみに勢いで告白するが、振り向くと相手は寝ている」とかうわ~ありがちというシーンがいっぱいでてきて笑えます。

これって私の中では以前に紹介した東野圭吾の名探偵の掟にイメージがかぶっていて、この本でも火曜サスペンスみたいな話では「犯人がわかるとなぜか崖の上に呼び出す」という話があって笑いました。

ふと思ったのはハリウッド映画バージョンがあったらおもしろいなあということ。「うわさ→くしゃみ」なんて日本のドラマにしか出てこないけど、B級ラブコメやホラー映画なんかべたな展開が結構ありそうだもんね。前回の恋愛ドラマ編にあった「沈黙のあと二人で同時に話し始める」とかハリウッド映画でもよく観るシーンです。たとえば「飛行機でいってしまう恋人を追いかけてタクシーにのるが、渋滞にまきこまれ、とちゅうからタクシーをおりて走る」とか「同時に同じ本を取ろうとして、手が触れあい、譲り合う」とか結構ありそうだもんね。

2006年01月17日

あり合わせカレー

カレーライフ 究極のマイ・カレー 牡蠣とブロッコリーのクラムチャウダー(180g入りX4パック). 

月末に引っ越しの予定なので、現在冷蔵庫、冷凍庫、缶詰のストックの減量作戦中。昨日は冷凍庫のチキンストックと鶏の挽肉を使ってあり合わせカレー。ここしばらくはあり合わせ○○という献立が続きそうです。

あり合わせカレーといって思い出すのは以前紹介したカレーライフにでてくるおでんの材料が入ったカレーや、適当な食材をいれてうまくできてしまうカレー。これが不思議とおいしそうなんですよね。

あり合わせ料理の困ったところは、できあがって「あ、これおいしい!」と思っても再現不能の場合が多いこと。調味料なんかもその場ののりで入れているので、後で同じものを作ってみるんだけど、何か違うっていうことが多いんだよね。そのまま幻の料理になってしまうこともしばしば。

我が家の幻の料理の一つは「牡蠣のクリームシチュー」。母が牡蠣と生クリームと長ネギで作ってくれたあり合わせシチューで、ものすごくおいしかったので、たびたびリクエストするのですが、再現したものは何かが足りない。「気持ち」とか「雰囲気」とかそういう問題ではなく、明らかに味がちがうのです。気になって一時期、牡蠣のクリーム煮を外で色々食べてみたことがあるのですが、全然ちがう。未だに、幻の料理になっています。

ちょうど冷凍庫に牡蠣の冷凍があるので、今夜あたりつくってみますかね。

2006年01月23日

仕事中のBGM

Tchaikovsky: Piano Concerto No1, Op23; Skryabin: Pieces Op51
Alexander Scriabin Pyotr Il'yich Tchaikovsky Herbert von Karajan Berliner Philharmoniker Evgeny Kissin
Deutsche Grammophon (1990/09/10)
売り上げランキング: 153,552

今週は採点の追い込みなので、デスクワークがほとんど。延々とレポートをチェックして評価をつける作業は重要ではあるけど、正直言って楽しみな作業ではない。おお!とうれしくなるようなものもないことはないが、大半が「あれだけ言ったのに!」とか「まったくわかっちゃいないなあ」、「どう考えたらこういう結論になるのじゃ!?」と、我が身の至らなさを棚に上げて、ぶつぶつ言いながらの仕事になる。

そこで不可欠なのが音楽。デスクは個室ではないので、イヤホンを使うしかないけれど、とにかくこれがないとやっていられない。お気に入りのCDをエンドレスで聞くのも良いけれど、もう少し控えめなBGMで…という時によく聞いているのがClassicFM。イギリスにいたときにはよく聞いていたラジオなんだけど、インターネット放送もしているので、最近よく聴いています。

基本的にはポピュラーなクラシック音楽を放送しているだけなのですが、重々しくシンフォニーを全楽章というのではなく、有名な楽章だけさらっとかけてくれるので、気楽に楽しめます。イギリスの放送曲なので、DJ(?)はもちろん英語ですが、ほとんどおしゃべりは無くてひたすら音楽なので、わかんなくても大丈夫。サイトを見れば曲目も載っているので、気に入った曲があればCDも買えます。今日はキーシンとベルリンフィルのチャイコフスキーのピアノコンチェルト1番がかなり華やかで良かった。↑

特典&問題?
1.ロンドンの天気と交通情報付き(あんまり意味無し)
2.それなりに英語のリスニングには良いかも(一時間に一回ニュースもやってる)
3.時差があるので、午前中に聴くと夜中用の音楽(静かで暗めの選曲)
4.やたらポピュラーな曲が多い(一週間に4回ぐらいフィンランディアとか、アイネクライネナハトムジークとか、音楽授業で聴きそうな曲がかかってる)
5.イギリス以外ではそんなにポピュラーとは思えない曲(エルガーのチェロコンチェルトとか)も毎日のようにかかる
6.イギリスのオケのCDばかりなので、演奏が演歌っぽい(好みによるけど)

ちなみに英語でクラシック音楽はClassical Musicなので、ラジオ局の名前は古典的なとか古くさいっていう言葉にかけてつけられてるみたいです。

追:クラシックFMってたしか前に紹介したよなと思ったら、一昨年の2月にやはり”ただいま採点中”というタイトルで、同じ様な話を書いてました。2年たってもシンポしてない駄目な私を自覚。とほほ。

2006年01月31日

引っ越し完了

しばらく留守にしておりましたが、なんとかこの週末に引っ越しがおわりました。引っ越しというのはもちろんサーバーの事ではなくて自宅の引っ越し。今は新居に移ったけれど、段ボールの山の間で暮らしています。

職業柄(?)転職、引っ越しは多い方なんでしょうが、実家を出てから6軒目。前回からは2年半ぶりの引っ越しです。今回「もうしばらく引っ越しなんてしない!っていうのを忘れるのに2年はかかるんだな~」としみじみ思いました。前回の引っ越しは私の定職がなかった時期(非常勤の仕事しかなかった)だったので、かなり計画的に冷蔵庫の中身を減らし、荷造りをしと万全の体制でのぞんだのですが、それでもしばらく引っ越しは嫌だ~と思っていたのに。今回はかなり忙しく残業続きの毎日だったので、もう引っ越し前日当日はものすごいことになっておりました。

無計画状態で望んだ引っ越しはどうなったかというと…
荷造り終わらず→当然徹夜
それでも終わらず→引っ越し屋さんの運び出しの裏でせっせと最後の段ボールをまとめる(ひどい客だ)
眠いけどテンションを高めて運転→途中危うかった
しかし、到着はトラックとほとんど一緒→休むまもなく荷下ろしへ
あまりにも多い本。おまけに新居は4階エレベータなし→にこやかだった引っ越しやさんのテンションが下がり始める(ごめんなさい×4)
段ボールを分散すると生活できないため主要なものをのぞいて小部屋に集中→その部屋は扉がしまらない→もはやなにがどこにあるのかわからない…
箸がどうしても見つからない→初日は菜箸で食べた→2日目は割り箸で…
洗濯機が水漏れ→きゃ~→着替えが入ったケースは見つかったけど段ボールの海の底→あぁぁぁ~。

とまあ他にも色々あるんだけど、まあよくひっこせたなあというのが正直な感想。
次の難問は再来週にどうしても避けられない泊まり客が来ること。本当に荷ほどき終わるんでしょうか。

しかしプレステの箱はどこにいってしまったのやら←先に箸をさがせってば!

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