Original Title: Bend it like Beckham
Dir: グリンダ・チャーダ
Cast: パーミンダ・ナーグラ, キーラ・ナイトレイ
Story: ロンドン郊外に住むインド人一家の次女、ジェスはベッカムにあこがれ、自分でも近所の少年たちと草サッカーを楽しんでいる。その姿を見ていた近所の女子サッカーチームのメンバー、ジュールズにチームに誘われるが、「女の子が足を見せてサッカーなんて」というインドの伝統を重んじる両親はもちろん反対。両親には内緒で練習に参加し始める。
Comment: いうまでもないけど、ベッカムさまラブな映画ではありません。(映像としてでてきますけどね)。最初はカルチャーギャップに悩む少しくらい話なのかと思っていたのだが、思いの外爽やかな青春映画になっていて楽しかった。ジェスの家はロンドンに住むおそらくインド人系の家族としては比較的裕福な(とはいってもお父さんは空港職員かバスの運転手といった服装なので、金持ちではない)家庭で、伝統を重んじるとはいえジェスに好きなことをやらせてくれるし、大学にも行かせるつもりだ。そういう意味で、カルチャーの問題は「女の子は女の子らしく(サッカー禁止)」「外で男の子といちゃつくと姉の縁談が壊れる」というレベルになっていて、無理矢理結婚させられるとか学校に行かせてくれないとかそういう話ではない。むしろ友人のジュールズはイギリス人だがお母さんは年頃の娘がおしゃれもせずサッカーばかりしているのが、心配でしょうがない。ボーイフレンドの一人でも作らせないとと躍起になって色っぽい下着を着せようとしたりしている。この二人の元気な女の子とその家庭がある意味対照的にいろいろな場面ででてきて、カルチャーだけの問題ではないもの(子供にちゃんと向き合えない親など)を突きつけてくる。ただし、軽くコメディタッチにもなっているので、さして重くならずに元気な女の子たちの青春を楽しく見守る事ができる。ジェスのお父さんの設定はちょっとできすぎた感があるが、映画全体としての暖かみや爽やかさに大事なポイントになっており、素直に感動できると思う。
久々にみた映画でしたが、爽やかでよかったです。とくにヒロイン二人はエネルギッシュでキュートなので、観ていて気持ちが良いです。
食べ物に関してはインド料理ばっかりなので、今ひとつそれぞれなになのかわからないんだけど、ちょっとまとめて次回のエントリーにしてみますね。チャパティひとつやけない女なんてといわれるシーンとかお姉ちゃんの婚約式にはサモサをつくるとか、耳慣れた料理名もきこえるんだけど、映像としてでてくる料理がなんだかわからないのよね。
コメント (2)
はじめまして!こんにちわ。たらり子さんのところからご紹介いただき、神戸からやってきました。「ベッカムに恋して」私もこの手の映画は単純に爽やかで好きです。シーク教の一家の生活も垣間見れましたし、キーラ・ナイトレイも初々しい感じで可愛いですよね。(Pride & Prejudiceは是非見ようと思ってます。古典だけど・・)音楽も カーティス・メイフィールドの曲もありなかなかよかったです。
komanaさんの選ばれてる本も映画もセンスのいいものがたくさんあって興味深々で読ませていただいてます。
でもすごい読書量ですね。素晴らしいです!よろしくお願いいたします。
投稿者: ぢょーぢ | 2005年12月22日 21:50
日時: 2005年12月22日 21:50
ぢょーぢさん、いらっしゃいませ!
いつもたらり子さんのサイトでは楽しいコメントを読ませて頂いてます。
通勤途中に読んだ本と映画について(特に食べ物)気ままに書いているサイトです。最近はなかなか映画を観る時間がとれないのですが、ちまちま更新しておりますので、また遊びに来て頂ければうれしいです。
この映画はほんとに爽やかでシンプルでよかったです。素直に楽しい時間をすごすという映画のいいところを実感できますよね。
こちらこそよろしくお願いします。
投稿者: konama | 2005年12月22日 23:11
日時: 2005年12月22日 23:11