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2008年11月 アーカイブ

2008年11月04日

Cinema Table 映画の中のレシピ

Cinema Table シネマテーブル[映画の中のレシピ]
高橋 ヨーコ(写真) 岡尾 美代子(スタイリング) 馬詰 佳香(フードディレクション) 井上 庸子(ブックデザイン)
アスペクト
売り上げランキング: 1011

Category: 映画レシピ本

Comment: この連休に本屋にいったら、平積みになっていてどうやら発売初日の様子。こういう本の出会いには迷わず購入です。このところ映画の料理本、絵本の料理本いっぱいでていますが、これはビジュアルに凝った本ですね。いわゆるコーヒーテーブルブックというやつです。

ちゃんとレシピも載っていますし、料理の写真も載っていますが、
基本目を楽しませるのが目的のスタイリッシュな装丁の本です。

Amazonの紹介によれば

〔本の中で紹介される映画作品と料理例〕
「クレイマー、クレイマー」のフレンチトースト、「刑事ジョン・ブック 目撃者」のフライドチキンとレモネード、「やさしい嘘」のグルジア料理、「ブロークバック・マウンテン」のベイクドビーンズ、「黄昏」の白いバースデーケーキ、「エイプリルの七面鳥」のローストチキン、「アレクセイと泉」のロシアンポテトサラダ、「その名にちなんで」のサモサ…etc. 時代を超えた名画を、選りすぐりで全20作品。料理は28レシピを掲載!

こんな感じ。
他のこの手の本でもフレンチトースト、レモネード、ベイクドビーンズなんかは
良くとりあげられてるので、新鮮味には欠けるのですが、
写真がきれいなので楽しかったです。
新しいレシピとしては、キッチンストーリーのケーキとかアレクセイと泉のポテトサラダとかですね。

個人的には映画の中にでてくる缶詰のベイクドビーンズを「今回は手作りで」とやるよりは、
みてくれからして、「これはどこのメーカー」ってやってくれる方が好きなのですが
(だって缶詰だってことに意味があることが多いでしょう?)、
まあ、おいしい手作りビーンズも悪くはありません。

あくまでもおしゃれに、楽しめる本です。
そのうち作ってみますね。

2008年11月06日

フレンチトーストにまつわるエトセトラ

前回のエントリーで、映画レシピ本の常連メニューとして「クレイマー・クレイマー」のフレンチトーストをあげましたけど、皆さんどんなふうにフレンチトーストって作ってますか?

卵と牛乳にパン漬けて焼くっていえば、そのとおりなんですが、たとえば砂糖いれるとか、バターで焼くとか。
もともとはフランスパンの固くなったのを食べる方法の延長線上にある料理だと思うんだけど、
あんまりフランスパンを常備してないので、今回は食パンバージョンで。


ちなみに昨日の本だと8枚切りの食パン2枚に卵二つ、牛乳2分の1カップ、バターで中火で焼いて
メープルシロップをかけて食べます。
シネマ厨房(キッチン)の鍵貸します―映画に出てくる料理を作る本」だと、6枚切りを3枚に卵二つ、牛乳110cc, バニラエッセンスに塩少々、バターで中火、シナモンシュガー、メープルシロップをかけて食べます。

我が家で母がおやつによくつくってくれたのは、
余った食パン3枚、卵1個、牛乳は適宜、砂糖大匙1、バニラエッセンス、サラダ油で中火で焼いて、シナモンシュガー。砂糖が入ってて、卵少なめです。

このレシピのせいなのか、最初に砂糖入りが私の標準です。たまにベーコンのカリカリに焼いたのと一緒に砂糖なしを食べるのも好きなのですが、フレンチトースト食べたいなあと思うときに思い浮かぶのは甘いやつですね。

で、最近は自分流にいろいろレシピが変わってきて、こんな感じで作ってます。
ヤマザキパンのダブルソフト2-3枚
卵2
砂糖 その日の気分で
牛乳 カップ1弱
バニラエッセンス
最初からパンをテフロン加工のフライパンに並べて(バターを溶かしておいてもよい)、
ごく弱火で蓋をして焼く。膨らんだらひっくり返す。シナモンシュガー、メイプルシロップをお好みで。

この弱火蓋で焼くのはどこかの雑誌で見かけたケンタロウ氏のレシピを真似して以来気に入って採用しています。ダブルソフトは、パンとしては正直あまり好きではない(なんか変に甘いし、でかいから)のですが、フレンチトーストの際にはなんとなくこれをえらんじゃいますね。このレシピはパンをびちゃびちゃに漬け込むので、焼き上がりはパンプディングみたいにパン同士くっついちゃいます。

クレイマークレイマーに出てくるフレンチトーストとはずいぶん違いますけどね。

最後に坂木司氏の「切れない糸」にでてくるフレンチトーストを作るコツ。

 「ひたしたパンにラップをかける。これで一晩!これが裏技だよ」
 「なんだそりゃ」
 「プロじゃないんだから、時間が解決してくれる部分は任せちゃえってことだよ。
 染みにくいなら、しみるまでじっくりひたす。それだけで、中がふわふわのとろとろになるよ。
 ま、きっかけはマスターのものぐさだったけどね」

この本も実は映画がモチーフなんですよね。

切れない糸 (創元クライム・クラブ)

2008年11月11日

たこせん

週末は琵琶湖湖畔に用事があって出かけ、帰りに彦根によってきました。彦根城にいったのは初めてで、結構おもったより大きくて面白かったです。「ひこにゃん」がそこかしこに登場するのにはちょっと笑いましたが。(着ぐるみ、ひこにゃんは一日3回登場するらしく、時間が書いてあった)。

で、たこせん。これをみたのははじめてなんだけど、たこ焼き文化圏(?)では普通のたべものなんでしょうか?
彦根についた時点でもう3時半を回ってたので、城をでるころにはかなりヒンヤリ。暖かいものをちょっとたべたいなあとおもったら、通りすがったひとがなにかせんべいに挟まれたものをはふはふ言いながら食べている。なんだろなあとおもって城をでたら、門のまえのたこ焼き屋さんで「たこせん」なる張り紙を発見。せっかくなのでたべてみました。

うすっぺらい鉱泉せんべいタイプのせんべいの真ん中に軽く包丁で線をいれておいて、
青のりとマヨネーズをかけて、そのうえにたこ焼きをふたっつ、
さらにスライスチーズ(チーズ入りにしたので)をのっけて、ソースをかけたら
まんなかからおってはさんでできあがり。
たこ焼きの食べ歩き方としてはなかなか良かったです。(手も汚れないし)

味はたこ焼きのみの方がもしかしたらおいしいかもしれないけど、
作っている過程をわくわくしながら見守って、薄紙につつまれたほかほかしたものを
はいっと手渡される感じが懐かしくて、なんか嬉しくなってしまいました。
せんべいがソースのくどさを吸ってしまうので、さっぱりしておいしかったですよ。

2008年11月23日

成田もクリスマス

相方の見送りに成田に来ています。
連休の秋晴れ。朝7時に家を出たのに高速にのったとたん、四ツ木-葛西10キロ渋滞の表示。

みんななぜにそんなにねずみーランド好き??

うんざりしながらも、銀座方面に進路を変えると、ラジオの交通情報が事故のため銀座付近の道路が通行止めといっている。え~。

じゃあしょうがないから葛西の渋滞のしっぽに並ぶか…と思ったのですが、その時点での表示が
「葛西まで90分」
はあ?

さすがに遅れるわけにいかんし、しょうがないので一ツ橋で降りて、靖国通りをとおって京葉道にのって、宮野木経由で成田へ。無事予定時刻の10分後に到着しました。はあよかった。

無事ついて、ホッとして、相方のチェックインの間にクリスマスツリーの前でくつろいでおります。

カーナビないので、適当にナビしております (汗)。間に合ってよかった~。

2008年11月24日

かもめ食堂

かもめ食堂
かもめ食堂
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バップ (2006-09-27)
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Dir: 荻上直子
Cast: 小林聡美, 片桐はいり, もたいまさこ
Story: サチエ(小林聡美)がヘルシンキに開店した日本料理の食堂「かもめ食堂」。もちろん客なんてくるわけもなく、ようやく来た客は日本オタクのお兄ちゃん。彼にガッチャマンの歌詞を聞かれて、なかなか思い出せないサチエは図書館で見かけた日本人(片桐はいり)に声をかける。

Comment: いまさらですが、かもめ食堂です。封切ったとき映画館で見たかったのですが、タイミングがわるくてみそびれ、DVDが発売になったと同時に購入。しかし、なかなかみる暇もなくあっという間に1年(そんなDVDが我が家にはいっぱいありますが…)。思えばこの一年映画館に行くどころか自宅でDVDを見る余裕さえなかったんだなあ(しみじみ)。

さて、かもめ食堂ですが、見て思った私の感想は「観る人をせかさない映画だなあ」ということ。映画って2時間の間に100年も1000年も時間が過ぎうる世界だから、なにかと詰め込みすぎな場合ってあるなあと思います。もちろんそれはエキサイティングで、充実していて、あっというまの2時間ということで、それはそれで素晴らしいのですが、一つの場面に意味をもたせすぎちゃうと感じるときがあります。つまり見ている間に様々な複線を頭に引っ掛けておいて、要所要所でそれを確認するような信号があって、あたまの中フル回転。この映画ではそんな感じの必死さがなくて、ふんわり見ていられて気が楽でした。

私のもっとも好きなシーンは、もたいまさこさん演じる荷物がみつからなくて途方にくれていた女性がコーヒーを飲んでいる場面。彼女は途方にくれてかもめ食堂でコーヒーを飲んでいるのですが、周りのひとの言葉にはっと気がついて、即座にコーヒー代のコインをパチリとテーブルに置いて、にっこりと「行ってきます」と出かけていきます。ひとりでDVDをみていても、こちらまでにやりとさせられて、とても気持ち良かったです。この3人組(小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ)のやりとりは、不思議なやさしさが感じられて、気持ち良かった。とても大好きな映画になりました。

食べ物編
さて、かもめ食堂はそのなのとおり食堂なので、いろいろおいしそうなものがいっぱい出てきます。おにぎり、とんかつ、からあげ、生姜焼き、鶏大根。鍋で炊いたご飯にパリパリのりのおにぎり、包丁をいれるとさくっと音がするとんかつ、たっぷりの油で丁寧にあげられたからあげ、醤油色がたまらない生姜焼きに、鶏大根。実にうまそうです。
でも、この映画をみたときに私がおもったのは「食べたい」ではなく「作りたい」でした。ちょっと不思議な感じ。キッチンはできたての食堂ですからピカピカなんですが、食器や鍋はすべてスカンジナビアデザイン。イッタラとかマリメッコとか北欧デザインがいっぱいです。黒い鉄鍋のようななべでごはんを炊いて、銅のフライパンで生姜焼き。皿はヘリがついた白の洋皿でムーミンのマグカップも出てきます。日本茶も洋風なデザインのポットで入れてます。日本食とこれらのデザイン食器との不思議なコンビネーションが「こざっぱり感」を出していて、自然にああいいなあと思わせてくれます。気持のいい台所に良い香りがしそうな料理。
しかし、今回もっとも気になって、かつ今日あたりつくってみようかなあとおもっているのは日本食ではなくシナモンロール。焼きたてのシナモンロールの香りに、地元のおばさんがたが常連さんになってくれます。生地をこねてつくるシーンもわくわくさせられます。あのオーブンからだしたばっかりのものを「召し上がれ」と出すのはどうしてあんなに魅力的なんでしょうね。

2008年11月29日

柿ヨーグルト

秋~冬、毎日食べ物がおいしくて困る今日この頃です。先日この際ですから、少し体重を減らしたらと医者から言われているにもかかわらずこまったものです。

最近プレーンタイプのヨーグルトをよく食べているのですが、お供に冷凍のブルーベリーを乗っけるのがお気に入り(甘くないチーズケーキテイスト)。先日ヨーグルトと一緒に食べる果物という話をしていて、柿というのがでてきて、驚きました。周りに聞いてみると結構普通にたべるよと言われたのですが、うーん、柿はまんま食べたほうが好きだし、ヨーグルトといえばキウィとかベリーとか酸っぱいものとの組み合わせが好きだなあと思っていたのです。

ところが最近、料理の本をかって、
その中の「柿のマリネ」というものを発見。
柿を切って蜂蜜にしばらくつけ、ラムをかける。
これはなんかヨーグルトによさそうだ。ちょうど食べきれずにあまった柿もある。
ということで作ってみました。
レモンの蜂蜜漬けみたいに、じわ~っと水分がでて、そこにラムの香りがぴったり。
味も濃くなって、いい感じです。しばらくはまりそうです。

サルビア給食室の週末ストックと毎日のごはん (主婦と生活生活シリーズ)
ワタナベ マキ
主婦と生活社
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このお料理本は食材のストック(キャベツの塩漬けとか)をベースにつくるお料理で、
便利なのですが、全般にレシピ通りにつくると味が濃い目なので、
日持ちの短縮を覚悟して少し塩梅した方がいいかもしれませんね。

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