« 2007年05月 | メイン | 2007年07月 »

2007年06月 アーカイブ

2007年06月05日

イングリッシュガーデン

大変ご無沙汰の更新です。このところずっと論文を書いていたので、文章を書く欲求や余力が無くて、ちょっとお休みしておりました。本人は元気にしております。
本を読んだり映画を観たりはしているので、最近のことを少しずつ書いて、リハビリする予定です。

この写真は職場の知人のご実家で、バラのシーズンにお庭を開放してカフェをやっていらっしゃるところにおじゃましたところ。かなり本格的で、日本の気候でもこんな感じのお庭づくりが可能なんだなあと驚きました。もちろんかなり広いお庭だからこそできることですけどね。イギリスにいたときの友人が、リンゴの木を庭にうえて、ハンモックをつっていて、ひどくうらやましく思ったのを思い出しました。梅雨入り前のさわやかな気候の中、芳香漂う中でお茶を頂いてかなり幸せな時間でありました。

ゴールデンウィークも終わってかなり職場もおちついて来たようで、例のはしか騒ぎも、さほど大事にはいたらずに収束したようです。今年は年始めに授業があったせいか、学生さんに面がわれているようで、電車のなかなどで「ほら○○だよ」のように名前を言われることが増えて落ち着かない気分です。先日も飲み会の帰りにほとんど客のいない電車で、のんびりニンテンドーDSでピクロスをやっていたら、学生さんにみつかったようで、ほんの数メートル先で
「○○先生だよ」
「え?」
「ほら○○。あそこでDSやってる…」。
「え~、~」

聞こえるようにささやくのなら挨拶してくれれば良いのに…と思うんだけどなあ。
先生だってげーむくらいします。

2007年06月06日

アートで候

山口晃作品集潜伏していた間に見に行ったもの第一弾。「アートで候」山口晃・会田誠展。以前も書いたと思うのですが、山口晃氏の絵が大変好きなので、今回会田誠氏との展覧会とのことで、早速上野の森美術館へGO。

結構混んでるかなと思ったのですが、土曜の朝に行ったせいか、ゆっくり見られました。山口晃氏の絵は日本の古い合戦図や洛中洛外図みたいな絵になぜかサラリーマンや、ロケットが登場する面白い、でも気が遠くなるくらい細かな絵で、おまけにこれが油絵ってところが不思議。是非本物をみてみたいもんだと思っていたので、間近でみられて良かったです。美しいというのとも違うのでしょうが、なんかこうあの日本画とメカニカルな細密画のコンビネーションが、楽しいのですよ。こんな絵がかけたらさぞや楽しいだろうなあと思わせるような魅力があります。

図録と絵はがきを購入してほくほくして帰ってきました。

2007年06月07日

主人公は僕だった

主人公は僕だったソニー・ピクチャーズ - オフィシャルサイトDir: マーク・フォースター
Cast: ウィル・フェレル, エマ・トンプソン, ダスティン・ホフマン
Original Title: STRANGER THAN FICTION (2006)
Story: きまじめな性格の会計検査官のハロルドはある日、自分の行動をナレーションする女の声がすることに気がついた…。

Comment: 潜伏中に見に行ったもの第二弾です。この映画はちょっと前から気になっていて、特にエマ・トンプソンがでると聞いて、楽しみに見に行ってきました。 お話としてはトゥルーマン・ショーみたいなものかなと思っていたのですが、ちょっと違います。自分の人生が実はリアルタイムで書かれている小説というお話で、いろんなことが淡々と進んでいく不思議なストーリーでもあります。最後はちょっと泣けました。そんなに切ないというほどのエンディングじゃないんだけど、何か一人でうるうる映画館で涙していて、怪しい人になってしまいました。きっと隣のお姉さん2人組は「変な人」と思っていたに違いない。
とにかくエマトンプソンの最後の最後のせりふがこの映画のポイントなので、お聞きのがしなく。

とにかくこの映画はエマ・トンプソンの怪演ぶりがすざまじくて、それだけでも面白いくらいです。なんとなくクラシックな女の人の役のイメージのある彼女ですが、今回はチェーンスモーカーのスランプに陥ったマッドな小説家という役が適度にコミカルで素敵です。

映画全体にちりばめられている笑いはアメリカ人がイギリス人てこーゆー笑い好きだよなと思っているような(実際とはちとポイントがずれているけど)ネタばかりで(というのもこの作家はアメリカに住んでいるマッドなイギリス人という設定になっている)、病院に取材にいって「もっと死にそうな人はいませんか」と聞いてみたり、いろいろと滑っています。が、そんなカラーが全体を実はこれもフィクションみたいな色づけになっていて、ちょっと不思議な映画でした。

ダスティン・ホフマンは…どうしちゃったんでしょう。パフュームの時もそうだったけど、ちょっと重要な色物な役を片っ端からやっているって感じで、彼でなくてもいいような雰囲気。彼なりの怪しさは確かに笑いに一役やっていましたけど、ちょっとおなか一杯。

この映画での食べ物はクッキー。最初は毎日の歯磨きの回数まで決まっている彼の夕食はいかにも冷凍食品かなにかをチンした独り者の味気ないたべもの。部屋を追い出されて宇宙オタクの友人の家では宇宙食っぽい(?)お皿で同じ用なものをたべています。それが、会計検査の対象であるケーキ屋のオーナーの出してくれた牛乳の添えられた手作りのクッキーから、徐々に彼の人生に彩りが出てきます。あれはたぶんナッツやフルーツが一杯はいったざっくりとした歯ごたえのありそうなクッキー。いわゆるアメリカンなどでかいのではなく、種を天板のうえにスプーンで広げて焼いたという感じですね。おまけに焼きたてだから、さぞやいい匂いだっただろうなあ。

そうそう、3月から放置状態だった気になる映画、6月バージョンにしました。

2007年06月10日

ひとつ大人になったはずなんだが…

  

以前人生には「ビールが美味しいと感じるようになる」の次に「蒸留系のお酒が美味しくなる」の段階があるらしい、という話を書きましたが、どうやら第二段階に到達?のkonamaです。

この週末はいろいろと用事があって京都にいたのですが、土曜日に何とか用事が片づいて相方と飲みに出かけました。というのも今日は私の誕生日なので、前倒しでお祝いしてもらったわけです。

先日イギリスのお土産にグレンリベットを買ってきてもらい、大変美味しかったのでなんとなくウィスキーを飲みたい気分。夕飯後に何度か立ち寄ったバーにでかけて、のんびり飲み始めました。
せっかくなのでお祝いにいつもと違うのを飲もうと、「何かスコッチでおいしいのを、少々癖があってもOK」とお願いしたところ、カリラが登場。これがものすごい消毒液の香りなんですわ。うわ~って感じだったのですが、口の中に感じる味は本当にとろりと甘くて幸せ。強烈な香りは海草の混じったピートのためらしいですが、嫌な感じはせず(でも一口目は驚きましたよ)、美味しかったです。
その後はバーテンさんたちお勧めの色々を飲ませて頂いて、いやはや大変楽しい晩でした。カリラは印象的だったので、お代わりしたくらいですが、それ以外にはウシュクベのシングルモルトがいかにもウィスキーって味で気に入りました。

で、結局色々飲んだ→いっぱい飲んだってことでもあり、ひっさびさにお店を出たとたんに酔いが回りました。足にくることは滅多にないんだけど、いやはや。

少しは大人になったはずなんだけどねえ…。

2007年06月19日

新潟は意外と近かった

週末は相方の学会に付き合って新潟に行ってきました。新幹線でいくか車でいくか迷ったのですが、せっかく自宅の目の前に関越が走っているんだし…ということで走ること3時間。あっさり新潟に着いちゃいました。

せっかく車で行ったので夕方は佐渡島にしずむ日本海の夕日を堪能。
夜は日本酒で枝豆、厚揚げ、あまえび。
翌日は信濃川を船で上り名物のへぎそばをいただきました。

相方が仕事してるのに遊びすぎ?
しかし、3時間で日本海が見られるとは思ってませんでした。
これからはもう少し気軽に行けますね。

2007年06月21日

みんなの唄

アビイ・ロード イエロー・サブマリン音頭
職場で留学生関係のお仕事を手伝っているのですが、今年も夏休みを前にたくさんの交換留学生がやってきます。で、その歓迎パーティでなんか演奏してくれと頼まれたのですが、なにせ時間が迫っている上に、出席者で楽器を弾ける人があまりいないので、あんまり難しいものは出来ない。クラシックの小品といっても、あまりパーティ向きのものが出来るほど人も時間も…。

そこで、まあへたくそな部分はみんなに唄ってもらおうということで、なんかビートルズでもということになりました(リバプール大学の留学生もくることだし)。じゃあなにがいいか…っていうとなかなか思いつかない。
相談していた相手がまず言ったのは”イマジン!”、ってそれはジョンレノンであってビートルズぢゃないぢゃん。とはいえ、あんまり早口の歌もなんなので、候補の一つではあります。みんな歌えるくらい知っている曲っていうのはなかなかないですよね。留学している時はビートルズ、カーペンターズ、イーグルスあたりがまあどの国のひとでも曲は知ってるポピュラーだったけど、今現在の大学生がどのあたりがいいのかよくわかんない。

さらに言えば、日本の曲もやった方がいいというリクエストも有り。これは日本っぽいのがいいのか、外国でも知られている曲がいいのか。頭を抱えています。
冗談で上の右の曲をいったら、さんざん笑われました。いちおうビートルズぢゃん。
「上を向いて歩こう」は?といったら今の日本の大学生ですら知らんのではといわれてしまった。なんか凄い年をとっている気分。外国人が知ってる日本の歌…といったら「宇多田ヒカル?」といわれた。私がわからない上に、あんなもの吹けませんて。だいたい来賓のお歴々がしらけるに決まってます。
というわけで、曲目も決まらないのに時間は過ぎていく~という今日この頃。

ちなみにビートルズというとうちの業界の人はこのアビィ・ロードのジャケットを思い出します(と思う)。というのもとある有名な教科書の著者近影で、著者の皆さんがこのマネをして写真をとっているから。

2007年06月29日

失敗の巻

先日いつもいかない大きめなスーパーでラズベリーとブルーベリーの冷凍を見つけて、どうしてもサマープディングを食べたくなって久々につくったのですが、なんだか失敗したようです。

本当は全体がピンク色になるのですが、全然染みてない~。
本職による本物はこんな感じ→http://www.dadaduck.com/recipe/recipe08.htm

サマープディングというと、夏に友人のガーデンパーティとかに呼ばれると誰かが作ってきてくれる甘酸っぱいケーキ。みんな適当につくる(ホントにボールでつくるので見た目は全然良くない)ので、レシピもなにもよく知らないのですが、とにかくイギリスのケーキにしては酸味のきいた甘さ控えめのデザートなので、好物なのです。これにホイップクリーム(これも甘くないか、甘さ控えめがおすすめ)かけて食べます。

私の友人に教わった作り方は
1. ボールに耳を切ったパンを敷き詰める
2. 缶詰のクランベリーやブルーベリーなど好きなベリー類をまぜあわせる
3. 1にいれる
4. さらにうえから食パンでふたをしてラップをかけ、上に皿を載せてさらに重しを載せて一晩おく
5. ホイップクリームをかけてたべる

というわけなので、パンに染みむらがあるのはまあよくあることでご愛敬なのですが、これはいかんでしょ。染みてなさ過ぎです。敗因は冷凍のをちょっと砂糖を足して煮たので水気が足りないのと、パンをすこし重ねすぎたのね。はあ。缶詰で作ると言うところがポイントだったわけですな。

もちろん新鮮なフルーツでやるのが一番おいしいんですけどね。
またがんばります!

続きを読む "失敗の巻" »

About 2007年06月

2007年06月にブログ「Chips with everything」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2007年05月です。

次のアーカイブは2007年07月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。