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2006年10月 アーカイブ

2006年10月09日

秋のお菓子

連休で京都に来ています。ちょうど金曜日がお月見だったので、そろそろお菓子も秋のものがでているはず。近所の鶴屋吉信によって、栗のお菓子を買ってきました。奥の白いの2つが「栗まろ」。中がこし餡で栗がごろんとまるごと入ったおまんじゅうみたいなお菓子。手前の緑のが栗きんとんでおくが「丹波の幸」、両方とも今月の生菓子のラインナップ。どれも栗ですが、丹波の幸はちょっと渋みも入った甘くない餡が栗そのものの味を引き立てて、なかなか良い感じ。
たまたま一保堂によって煎茶を買っておいたので、ちょっと京都っぽい?(っていうと京都のヒトにおこられますが)ティータイム。
今週は月曜に東京に戻って、また学会のために木曜の夜に京都です。

秋のお菓子PART2

なんだか食べてばっかりですが、季節のお菓子ってことで、月見だんごです。出町柳のふたばで豆餅を買ったときに、あったので一緒に購入。栗赤飯もあったので、買ったのですが、半分になった栗がいっぱい(でもしっとりしてた)入って、もっちりしてておいしかったです。季節のおすすめとしては豆餅の栗バージョン、”栗餅”っていうのがあったのですが、残念ながら売り切れ。

今回初めて京都のお月見団子はこんな格好なんだと知って、かなりびっくり。私の実家ではふつうに丸いお団子をつくって(あんこはないです)、お団子でピラミッドみたいな山をつくってススキ(あるときは栗とか里芋とかも飾ってた)とともにお供えするんですが、ところ変わればなんですねえ。最初みたとき赤福かとおもいましたもん。でも京都のスーパーでもこの形の団子ばっかりだったから、このあたりはこういうお団子なんだなあと感心。お月様自身は十五夜にはみられませんでしたけど、翌日はなかなかきれいに見ることができました。

2006年10月17日

10月の気になる映画

ながらく(7月から!)放置したままで申し訳なかった気になる映画を更新しました。ついでに気分一新?背景も買えてみました。ちょっと見えにくいところは適宜調整しますので、お待ちください。

さて、映画の方ですが、いくつか好みとは言い難いが見ておいた方がいいかなという映画が。ひとつはもちろん「ワールドトレードセンター」、もう一つはイーストウッドが監督している「父親たちの星条旗」(硫黄島戦映画化プロジェクトの一つらしい)。ワールドトレードセンターの方は宣伝をみても、制作者のインタビューをみてもメロドラマチックになりすぎかなと思わないでもないですが(しかたないんだろうけど、ちょっと嫌だなと思っている)、なんらかこういう形で表現するというのも大事なことなのかなと。

トンマッコルへようこそも実は戦争物ですが、もうすこしノンビリしたものになりそうな宣伝文句。

後のもののいくつかは映画らしい「はっとするようなしみじみきれいな風景」が見たいなあという私の願望の表れです。

「サンキュー~」はブラックな笑いかなと期待しています。

2006年10月18日

とるにたらないものもの (江國香織)

とるにたらないものもの
江國 香織
集英社

Category: エッセイ
Contents: 日常生活の中のちょっとしたもの60についてののエッセイ。

Comment: 実をいうと彼女の小説は読んだことがない(ベストセラーなのはわかっちゃいるのですが)のですが、雑誌ku:nelでの姉妹の往復書簡の連載を読んでいて、この人のエッセイは面白いかなと思って購入。
文庫としてはクリーム色の高めの紙を使ってあり、書体も少し大きめで行間大きめで、良い感じ。全般にクールでさらっとしたお話が多いのだけれど、いくつかカチッと正しい鍵穴に当たったように、心の底からうなずいてしまうお話があって、私としてはその数話のためだけでもこれを読んで良かったな。別に感動とかそういうのではなくて、あー、そうだなあとにっこりしてしまうような感じ。好きなお話は「ケーキ」と「『けり』という言葉」。

「ケーキ」は「ケーキ」という言葉に人がみるものは実物以上のものだというお話。「ケーキがあるわよ」といわれるとどんなケーキかもわからないのにうれしくなってしまうあの感覚。よく考えればみんな苦手なケーキやいろいろな要素があるはずなのだけど、そんなことはふっとばして「ケーキ」という言葉で感じる甘い幸せな感じがいいよなあというエッセイ。

こう書くと彼女のつかっている言葉の使い方が素敵なのを実感。↑の説明じゃ全然ぐっときませんね。

2006年10月19日

図書館戦争 (有川浩)

図書館戦争
図書館戦争
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有川 浩
メディアワークス

Category: ライトノベル? エンターテイメント系
Story: 近未来(?)、検閲が合法化された世界で図書館は「資料収集・提供の自由」を持ち、そのために図書館は防衛軍を持つに至る…。

Comment: アイデア勝ちですね。もうこんな設定にはすぐはまってしまいます。ある意味ばかばかしい設定なのですが、なんかこの奇妙な設定のおかげで「本を守るために(文字通り)戦う!」という凄いストーリーができちゃっているのにびっくり。ストーリーの主軸をになうのは、おっちょこちょいで筋肉バカのヒロインで、天然でヒーローにまったく気づかないという、少女まんが大道みたいな(byサルまん)展開なのですが、やっぱりおもしろさのポイントはその設定の妙にあるので、あんまり気にならずに読めてしまいます。ヒロインの感じは機動警察パトレイバー見たいなイメージですかね(やっぱり漫画かも)。基本的にはヒロインのドジの小ネタで笑いをとりつつ、お堅い口調で事態は深刻化していくというストーリー。この作家さんの独特の世界なんだろうなあ。一歩ひいてみるとほんとばかばかしい設定なんだけどねえ。

340ページのハードカバーですが、新幹線の京都ー東京間でちょうど読了。続きがきになったので、池袋で探したのですが続刊は結構売れているらしく、見つけるまでに3軒はしごしました。

図書館内乱
図書館内乱
posted with amazlet on 06.10.19
有川 浩
メディアワークス

前作で成長したヒロインに危機?彼女がふつうの図書館員だと思っている両親の訪問を出し抜けるか…っていう感じで始まるわけですが、今回は家族がいろいろな形で登場してストーリーを作り出していきます。こちらは前回登場したキャラクターが育ってきたという雰囲気でしょうか。これも池袋で読み始めて350ページ、帰宅前に読了しました(コストパフォーマンス悪すぎ)。いずれにせよ「本の虫」タイプの方むけの設定になってますね。
この本もより一層いわゆるベタな言い回し・展開をうまく使ってます。だって今時帯の宣伝文句として「図書館の明日はどっちだ!?」はないでしょ。そういうところも笑って楽しめる方むきですね。勢いで読めますので、電車で読むのには最適でした。

ちなみにこの話のキィとなる作中に登場する本「レインツリーの国」も購入したので、そのうち読もうとおもっています。こちらはふつうのラブストーリーらしい。

レインツリーの国
レインツリーの国
posted with amazlet on 06.10.19
有川 浩
新潮社

2006年10月23日

いつ発売になるのやら…

Rudebox
Rudebox
posted with amazlet on 06.10.23
Robbie Williams
Chrysalis (2006/10/23)

毎度おなじみ、ロビーウィリアムスの新譜待望エントリー。
アマゾンによれば今日発売ってことだったので、今日仕事帰りに足を伸ばして新星堂まで行ってきたのですが…ない。店員さんに聞いたところ
「ああ、あさって発売なので、明日入荷ですねえ。一枚だけ入荷の予定ですが、予約なさいますか?」。

さて。
明日仕事がのびない保証はまるでなし。
おまけに違うところで手に入る可能性もあるし。
でも1枚しか入らないって事は…
と頭をかきむしったあげく、予約はせずに帰ってきました。後悔しないとよいけど。

アマゾンで注文してもいいんですが、手にはいるのに1週間はかかるので、それくらいなら週末に都内に出ればすんでしまうからなあ。

今回はいつものメロディアスな曲調とちがって世間様からは大変不評のようです。う~ん。でも聞いた感じそんなに悪くなかったし、こういうのもいいと思うんだけどなあ。彼の声が生かせる曲ならいいと思うので、今度のアルバムも楽しみにしています。

で、最近ちょっとお気楽な洋楽をききたくなって居たので、目当ての品はなかったけれど、珍しくコンピレーションアルバムをかってみた。

ビューティフル・ソングス~ココロ デ キク ウタ~
オムニバス ジェイムス・ブラント ダニエル・パウター ドノヴァン・フランケンレイター ジェイソン・ムラーズ デヴィッド・グレイ ベン・イェレン
ワーナーミュージック・ジャパン (2006/05/24)

最近車の宣伝とかでよく聞く曲がはいっているので、まあ聞きやすいかな。目玉としては最初の2曲

1. ユア・ビューティフル / ジェイムス・ブラント
2. バッド・デイ / ダニエル・パウター

みたいですからね。
こちらはもう少し聞き込んで気に入った人のアルバムに手をだしてみようかな。

2006年10月27日

突発的珈琲欲求

今日突然コーヒーがものすごく飲みたくなって(理由は以下の本による)、いつもの倍ぐらいコーヒーを飲んでしまいました。仕事帰りに寄ったスーパーで、変わったアイスコーヒーを見つけたので、購入。私ははじめてこんな容器にはいったアイスコーヒーをみたのですが、関西ではふつうなのかな?大阪の藤田珈琲という会社のだしているもので、なんかワンカップみたいですが、結構しっかり香りがして好みの味でした。砂糖入りとストレートの2種類。今砂糖入りを飲んでいるのですが、クリームを入れなくても飲める(珈琲クリームをいれろとかいてあるけど)。そんなに甘くないし、後味すっきり。なかなか良いです。
藤田珈琲さんのページ→http://www.fujitacoffee.co.jp/

名探偵のコーヒーのいれ方 コクと深みの名推理1
クレオ・コイル 小川 敏子
ランダムハウス講談社

突然珈琲が飲みたくなったのはこの本のせいで、今日は仕事中に職場のコーヒーメーカーから数杯のんだ上に缶コーヒーまで飲んだのにも関わらず、帰りにタリーズコーヒーでラテを買い、さらに上のアイスコーヒーを飲んでいます。

ふつうの推理小説なんですが、コーヒーショップを舞台にしているので、美味しいコーヒーのエピソードが山盛り。さらにギリシャ式、コーヒープレス、直火のエスプレッソマシン、ドリップ式など、入れ方の話からコーヒーバリエーションなど、お話そっちのけで入ってくるので、読んでいるうちについ、コーヒーが飲みたくなってしまうのです。コーヒープレスってうまく淹れられたことがないので、興味津々。直火のエスプレッソの入れ方もしっかりステップバイステップで書いてあって、自分で淹れてみたくなること請け合いです。

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