お土産
Capital Transport Publishing (2005/04/30)
売り上げランキング: 308606
先週から、どかんと風邪にやられまして、床についてほぼ1週間(とはいえ、仕事は自宅でしてましたけど)。未だ職場復帰にドクターストップのkonamaでございます。昨日までは熱が下がらずに冷や汗かいていたのですが、今日はすこしよくなって、のこのこ起き出しております。
家にいる間、手元にあった読み残しの本も読んでしまったのですが、今回のベストヒットは相方のお土産だったので、ちょっと紹介。とはいえ、同じ趣味の人じゃないとちっとも面白くないと思うんだけど。
これは世界の地下鉄の地図をあつめた本。ロンドンには交通博物館があって、そこが出している本なのだけど、最新版が出たらしく買ってきてくれました。この本のポイントは世界の地下鉄とか地下鉄の歴史ではなくて”地下鉄の地図”の本であるところ。もちろん世界中の地下鉄についてのっているから、結果としてはそういうことになるのだけれど、地下鉄の路線図のデザインというのはまずもって見やすくなくちゃならないし、鉄道網が大きくなるに従ってデザインの傾向も変わっていくし、かなりそのものが面白いものなんですよ。
小さい頃時刻表(ダイアグラム)を書く人になりたいなと思っていた頃があったけど、これを見ると、こういうデザインの仕事を知っていたらなりたがっただろうなあと思います。
初めて行く都市で地下鉄やトラムがあれば、必ず乗ってみるようにしていますが、乗ったことない地下鉄がいっぱい。メトロとはこの場合都市交通という意味もあるから、必ずしも地下鉄とは限らないのだけど、意外なところに地下鉄があって、驚かされます。インドとかトルコとかアフリカにもあるらしい。
そんな中で東京というのはかなり特殊なメトロネットワークだというのがよくわかります。東京にはかなりのページが割かれていますし、解説も「こんなに複雑なのは言語のせいではなくて、2つの会社から出来ているから」ということばから始まっています。世界のてっちゃんにとってもかなり魅力的な場所なんだろうなあ。数年前にでていたちと読みずらい、奥行きのつけられた路線図も載っていて、かなり変わった路線図として紹介されています。
古地図とかお好きな向きにも楽しめるかなと思います。
こんな本がふつうに本屋にうっているってところがイギリスのいいところですかね。