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わが身世にふる、じじわかし (芦原すなお)

わが身世にふる、じじわかし
芦原すなお
東京創元社 (2007/01/20)
売り上げランキング: 7622

Category: 短編連作推理
Story: 「みみずくとオリーブ」シリーズ第3弾。ニューヨークに出張に行っていた河田が帰ってきて、また奥様に難事件のご相談。

Comment: 芦原すなお氏の讃岐料理満載の推理小説(っていうか絶対に事件よりも料理の方に行数をさいている気がする)の最新巻文庫。相変わらず八王子に居を構える小説家のぼくと料理上手の名探偵の奥様の家に河田警部が酒を片手に相談にやってきます。(シリーズ前作「みみずくとオリーブ」と「嫁洗い池」は以前紹介したとおり

血なまぐさいことが苦手な奥さんという設定なので、相変わらず描写はさらりで、現場に行くのも旦那を送り出すだけ。推理を自分で考えながら読みたいという方には向きませんが、すーっと通った道筋はなるほどという感じです。そして、今回も食べ物。いつもにましておいしそうなのですよ。
ばら寿司にワケギの酢みそ、茶碗むしに空豆。いりこ飯になすの炊いたの。
は~、今回はホントにうまそうでした。毎回仕事をしようとするのに、夕飯がきになってしょうがない旦那さんもなかなか楽しいです。芋焼酎やウィスキーを飲みながらの、食卓の風景が思い浮かんで、お酒が飲みたくなりますよ。しばらく禁酒命令の私にはちと目の毒でした。

そうそう、解説は竹内真氏で、芦原氏の八王子のお宅に行ったお話がのってます。

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コメント (4)

>ばら寿司にワケギの酢みそ、茶碗むしに空豆。いりこ飯になすの炊いたの。

わけぎの酢みそ、は泣かせますなぁ。
風邪に効いたかも?

>びわんちゅさん

ワケギの酢みそ、食べたくなりますよね。(でも今お酒のめないんですよね~(泣))

風邪の間はまったくそんな繊細な物は食べられませんでした。多分ネギだしみそだし、のどによさそう。もう少し元気になったら、久しぶりに食べたいですね。

アマゾンからメールが来て、文庫本を早速買ったんだけど、まだ読んでいません。
ほほう、やはり、あの雰囲気なのね。読むのが楽しみです!!
うきうきしてきました(笑

タイムリーな事に、私も今日、芦原氏の本についてエントリーをあげようかと思っていました(昨年の今頃、文庫本になってコレも買っていたけど、ようやく読みつつある)

そうですか、竹内真氏が解説なのね。それは解説を読むのも楽しみだ!
今私が読んでいる本のも竹内氏の解説でしたよ。

>たらり子さん

そう、いつもの感じです。楽しかった。食べ物の描写がさらに良い感じ。

コメント書いておいたけど、あっちの本は去年読んで、面白かったです。ちょっとぐだぐだな感じも楽しかった(主人公に感情移入はしなかったけど(笑))。

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2007年04月17日 20:40に投稿されたエントリーのページです。

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