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2002年07月 アーカイブ

2002年07月12日

Spider-Man, the Movie

スパイダーマンDir: Sam Raimi Cast: Tobey Maguire, Kirsten Dunst, Willem Dafoe

スパイディを見て来ました。楽しかった。こういう映画でつい喜んでしまう私は、やっぱりミーハーかも、と自覚。まあもともとシリアスに見るタイプではないですから、気楽に。スパイダーマンことピーター・パーカーはサイダーハウスルールズのトビー・マグワイヤ。彼をはじめて映画で見たのは「アイス・ストーム」。もともと好きな俳優さんですが、今回もさえない兄ちゃんからだんだんカッコよくなっていくピーターはとてもよかったです。とてもよかったので、翌日彼が主演のカラーオブハートとサイダーハウスルールズを借りてきてみました。2つとも楽しめました。

見に行く前に、既に見た友人から「突っ込みがいのある映画」(友人と見に行って、んなわけないジャン!といって楽しめる映画)というコメントをもらっていたのですが、私といっしょに見に行った友人は、黙って見て、クレジットで顔を見合わせ、「よかったんじゃない?」。こういう映画だったし、はじめて一緒に見に行ったので、素直にほめるのが照れくさかったわけです。しかし、友人には「泣いてたでしょ」と突っ込まれる始末。父親が死んでから、人が死ぬシーンでは無条件に涙がでるのでしょうがないでしょ(ホラーは除く)。「突っ込みがいがある」のはスパイディの敵グリーンゴブリン(変な名前だし)でウイレム・デフォーが演じています。ちょっと気持ち悪い。透明人間をやったケビン・ベーコンのイメージとだぶる感じです。

ピーターの恋人(原作とはちょっと違うけど、最終的にはピーターと結婚する)のMJを演じた、バージンスイサイズのキルスティン・ダンストは良かったけど、地味でしたね。友人の間でも、なんで彼女なのという声が多かった。とはいえ、スパイダーマンのメイキング本の「スパイダーマン・シークレットファイル」に面白い、キャストに関する舞台裏の話が載っています。

もちろんSFXはすばらしく、特にスパイダーマンがビルの間を飛んでいくシーンがとても気持ちよいものでした。あとは、スパイダーマンとMJの雨の中のキスシーンがちょっとえっちでよかったかな。

2002年07月20日

サイダーハウスルール

サイダーハウスルールDir: Lasse Hallstrom Cast: Tobey Maguire, Charlize Theron, Michael Caine

映画「スパイダーマン」をみて、トビー・マグワイヤの作品が見たくなって、借りてきました。いやあ、感動しました。とっても丁寧なストーリー展開と映像でよかったです。最近よくある「お涙ちょうだい」系の感動(しなくてはならない)映画にはちょっと辟易していますが、この映画はそういうところがなくてよかった。

孤児のホーマーが初めて孤児院の外の世界に出て行き、様々な経験を重ねて成長していくお話。ホーマーが恋するシャーリーズ・セロン演じる女性は、なんとなく納得いかなかった。もちろんひとによっては違うんだろうけど。主役に感情移入してみるほうでもないのですが、時たま登場する女性の行動に納得行かず、首をひねったりいらいらすることがあります。トビー・マグワイヤは、わざとらしくなくてよかった。こういう役ばっかりやっているような気がしますが。マイケル・ケインは昔気質のお医者さんをやっていて、あの怪しい雰囲気は今回はうまい方向にいったようです。

しかしなんで邦題でサイダーハウスルールと、ズを抜いたんでしょうね?よくわかりません。原作を読んでみたくなりましたが、きっとこんなシンプルなストーリーではないんだろうなあ。そのうち読んでみます。

2002年07月30日

Star Wars Episode II, attack of the clones

スター・ウォーズ エピソードIIDir: George Lucas Cast: Ewan Mcgregor, Hayden Christensen, Natalie Portman

スターウォーズ最新作見て来ました。日曜の午後なのに空いていたのは千葉だから?ちょっとびっくりしました。 まずいつものように、最初の状況を説明する文が斜め奥に流れていくシーンで、「久しぶりだー」と感動。これはエピソードI の時と同じです。で、中身なのですが今回ははっきりいってはずれだった。隣のカップルは「すごくよかったねえ」と言い合っていたからまあ人それぞれなんだとは思うのですが。

やがてダースベーダーになるアナキンのアミダラ姫との恋物語なのですが、ちょっと演技力よりも音楽に頼りすぎていたというのが第一印象。キスシーンなどは不必要に甘ったるく、かつ大河ドラマに使いそうな音楽が繰り返し大音量で流れ、ちょっとうんざり。ジョン・ウィリアムスの音楽がすばらしいのは認めるけど、陳腐な印象になってしまいました。さらにラブストーリー自身もあんまり楽しめませんでした。若いということを前面に出したということなんでしょうけど、アミダラ姫の護衛になったアナキンが、彼女にいきなり愚痴ったり、若いというより幼くて頭が悪いみたい。2人を応援するというよりは、あの2人ってかなりの年齢差のカップルだとか下世話な発想が先に立ってロマンスという感じではなかったです。アナキンももう少ししたらあのダース・ベーダーになるんだから、もうちょっと強くてもいいんじゃないかなあ。

エピソードI と共通して言えるのは殺陣ののろいこと。日本のちゃんばらに慣れた人にとってはかなりつらいでしょう。せめてヨーダくらいのスピードでやってほしいものです。

そういえばエピソードI ででてきたダースモールはどこへ行っちゃったんでしょう?ぜんぜん出てきませんでした。ただの奇抜なキャラだったのでしょうか。

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