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2001年12月 アーカイブ

2001年12月01日

Make up Hollywood (カオリ ナラ・ターナー)

メイクアップハリウッド
Title:Make up Hollywood
Author: カオリ ナラ・ターナー
Category: エッセイ

今回は原作・シナリオではなく映画に関する本です。
現在、ハリウッド映画の舞台裏でメイクアップ・アーティストとして活躍している、カオリさんが自分の半生と実際の映画の舞台裏について書いた楽しい本です。しかめつらしくなく、明るいトーンの本で、あっという間に読めてしまいました。書いてあることを読むと、海外でがんばるカオリさんの苦労・苦心がちゃんと書いてあるのですが、明るい語り口のためか、じめじめしたところが無く、きっと著者の性格が反映しているのでしょう。

メイクアップの技術的なところよりも、彼女の記念すべき仕事の思い出がたくさんの写真とともに書かれていて、「そういえばこの古い映画見てないけど、今度ビデオかりてこようかな」という気にさせてくれます。

2001年12月05日

Bridget Jones's Diary 2

ブリジェットジョーンズの日記2 O.S.T.1 Me & Mrs Jones The Dramatics
2 Someone Like You Van Morrison
3 My Lovin' (You're Never Gonna Get It) En Vogue
4 Ain't No Mountain High Enough Diana Ross
5 Woman Neneh Cherry
6 Without You Nilsson
7 Do What You Got To Do Nina Simone
8 Say What You Want Texas
9 Don't Get Me Wrong Pretenders
10 Out Of Reach (Acoustic Version) Gabrielle
11 Will You Still Love Me Tommorrow The Shirelles
12 Let's Get It On Marvin Gaye
13 Waterfalls TLC
14 Angels Robbie Williams
15 It Should Have Been Me Yvonne Fair
16 Ooo Baby Baby Smokey Robinson & The Miracles
17 I Don't Want To Talk About It Dina Carroll

さて2枚目です。まあ2枚のサントラということは、残り物をかき集めて作ったのだろうと、あんまり期待せずに買いました(それでも買っているところがなんか間抜けですが)。当たり前ですが、1と何曲か重なっています。2曲目のSomeone Like Youは1にも入っていますが、ここではアーティストが異なります。9曲目のDon't Get Me Wrongはまったく一緒。10曲目のOut of ReachはAcoustic Versionになっていて、なかなか渋いです。1にも登場したアーティストがたくさんでています。まあ有名な人も多いし、有名な定番(たとえば6曲目のWithout Youや14曲目のAngels)でおさえていて、安心して聞いていられる1枚です。買って損はなかった。1と同様に輸入版を買ったのですが、ジャケットの絵が1と表裏逆になっています。

2001年12月12日

Quils

クイルズDir: Philip Kaufman Cast: Geoffrey Rush, Kate Winslet, Joaquin Phoenix, Michael Caine

早い話がサド侯爵のお話。Quillsとは羽根ペンのことで、サド侯爵が創作にかける情熱を描いて、表現する者とそれを妨げる力というわりとスタンダードなテーマが展開しています(と思う)。異常とみなされているサド侯爵を黙らせるために正常な人がやったこととは…。

実際にその映画を見終わったときには、「まあ並みのできの作品だし、設定が設定だからまた見たくなる映画じゃないな」というのが率直な感想でした。しかし、それからかれこれ半年以上たち思い起こしたイメージは「テーマがはっきりした丁寧な映画だった」というものです。われながら判断に苦しむところです。

サドを演じるジェフリー・ラッシュをはじめとして、ケイト・ウィンスレット、マイケル・ケインと堅いメンバーで、それぞれの演技もチームワークも良かったです。やっぱりジェフリー・ラッシュはいいですね(その後の彼の出演したTailor of Panamaはひどい映画だったけど彼はひとりがんばっていた)。その中でひとりうまくなかったのがホアキン・フェニックス。悩める聖職者という役どころですが、周りがいい役者だけにちょっと…。彼は2枚目として有名らしく(断じて私の好みではないが)この映画でも色男を演じているわけですが、演出なのか何度も白いシャツの前をはだけて登場します。これがなんかせくしーじゃないのです。べつに筋肉もりもりである必要はないけど、なんか似合わないんですね、彼には(なんかぽちゃっとしてて)。

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