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2009年07月 アーカイブ

2009年07月11日

だまし絵展に行ってきた

さまざまな偶然がかさなって、いきなり都内で時間がぽっかり空いた。仕事で会食して、お腹いっぱいの午後1時半、現在位置は本郷三丁目。都内に仕事にでると夜おそくまでやっている美術展にちょっとよりたいなと思うことも多いけれど、最近のブームなのか何なのかやたら混み合っていてのんびり絵を見ることもできない。今の時間なら少しはのんびり見られるかも…と期待して渋谷の文化村へ。

http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/09_damashie/

先日から電車のつり広告でだまし絵展を宣伝していて、行けるなら見たいなあとおもっていたのだ。もともとエッシャーとかマグリットとか好きなので、久し振りに観たいし、少々職業的関心もある。ただこれまでの経験で文化村の美術展てやたら混んでいて展示品数が少ないわりに入場料が高い。それでたぶん行かないだろうなあと思っていたのだが、今なら「やたら混んでいて」は少なくとも避けられるだろう。

しかし、やはりこの時間でも混んでいる。特に解説のイヤホンをしている人が多いので、行列状態。好きな絵を好きなだけ見るというのがよいほうなので、最初の方はざっと見て先へ。トロンブルイユがテーマということで正直「これはだまし絵の範疇にいれていいのか?」というのもあったが、有名どころだけでなく、古今東西のバリエーションがなかなかバランス良く楽しめた。マグリットの一番すきなやつ(ひとがいっぱい空中に浮いてるやつ)はなかったけれど、久し振りにいろいろ見られて満足。あと窓に青空が書いてあるやつ(望遠鏡)を始めてみたけれど、ちゃんとしたサイズ(本だとわからないからね)でみるとこちらの視点のせいもあってとても壮大で、例の青空が素晴らしい。

結構満足して最後のセクションに入ったところで、見つけた作品に一目ぼれ。

small planet
small planet
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本城 直季
リトルモア
売り上げランキング: 22140

なんですかこれ。現実の風景写真がミニチュアのジオラマにみえるって。うひゃー。さっそく↑の本を購入してホクホクと帰ってきました。
今回はいろいろ見られて満足。収穫ありでした。

2009年07月20日

最近の...

久々の更新なので、最近のいろいろについていろいろ書いてみます。

最近の出来事:今日久しぶりにたらり子さんとお会いして、いろいろお話しました。いや~、ほんとに久しぶりなのに、いつも1分でいつものペースに入れるのが嬉しい。今回もいろいろお話できて楽しかったです。たらり子さんいつもありがとう!!

今週は実は京都にご縁ができてからだいぶ経つのに、「祇園祭り」もみちゃいないということで、
宵山と山鉾巡行みてきました。なかなか雅な感じで面白かったです。お祭りっていうとどうしても関東ものはお神輿とか激しいものを想像するんだけど、基本京都のお祭りはしずしずと進むのですね。鉾にあんなにペルシャじゅーたんがつってあると思わなかったし、いろいろ発見があって面白かったです。

そうそう、見ようと思ったきっかけはこの本。

宵山万華鏡
宵山万華鏡
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森見登美彦
集英社
売り上げランキング: 288


最近の仕事事情:相変わらず。ようやく前期試験と採点が終わってほっとしているところ。なかなか前に進まないことも多々で、なかばグレつつちびちびとすすめております。

最近の映画事情:まったく見る暇なし。。。下手すると今度の出張の時の飛行機までみられないのだろうか。というか気力がないのかなあ。ハリーポッターの最新作があいたというのに、それすら食指がうごかず。どうした私。

最近の読書事情:これは結構地味に読んでる。読書メーターから最近のリストをどうぞ。
一番最近読んだ本はこれ。

乾山晩愁 (角川文庫)
乾山晩愁 (角川文庫)
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葉室 麟
角川グループパブリッシング (2008-12-25)
売り上げランキング: 167515

この本の著者の葉室麟氏も直木賞候補になってたのですが、結局北村薫氏になりましたね。
きまったのはこの本(鷺と雪)なのですが、シリーズものの第3作にあげるのってどうなんだろう?
氏が直木賞ってことに文句はなんもないのですが。

鷺と雪 玻璃の天 街の灯 (文春文庫)

最近の音楽事情:池袋のタワーレコードで珍しくかかってたCDが気に入って購入。

Take Love Easy
Take Love Easy
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Sophie Milman
Koch (2009-06-02)
売り上げランキング: 129

彼女の3枚目のCDだそうなのですが、とにかくうまい。雰囲気のあるボーカルです。
しかし、これを聞くとカバーしているオリジナル(あるいは有名どころ)が聞きたくなって、
ナットキングコールとかシナトラとかひっぱりだしてしまう。そうするとやっぱり大御所の実力がきわだっちゃうんだよなあ。これを聞きこんだら前の盤を聞いてみたいと思います。カバーじゃないのを聞いてみたい。

2009年07月21日

祇園祭り

そんなわけで祇園祭りを見てきました。とはいっても、宵山と山鉾巡行を見てきただけなんですが、なかなか楽しかったです。

祇園祭りを観たい!ということで急遽金曜日に休暇を取って、木曜の夜に京都へ。相方と京都駅で待ち合わせて、宵山へ繰り出しました。本当は浴衣着ていきたい気分だったのですが、東京から持っていく根性もなく、ふつーにGパン。しかし、ものすごい湿気だったので、正解だったかも。

いつも大混雑の四条の大通りも烏丸も歩行者天国で、隙間なく続く屋台とものすごい人。仕事帰りで新幹線に揺られてきた身としては、人ごみに突っ込む気力はなく、烏丸通りのいくつかの鉾を遠目にみたあと流されるままに長刀鉾の前へ。ライトアップされて、例の鉦の音をさせる鉾を眺めて、ちょっとお祭り気分に浸る。その後は四条を鴨川方面へ移動して、粽(食べられないやつね)を購入。そこで「祇園祭りは八坂神社のお祭りです」とわざわざ張り紙がしてあるのをみつけて、ちょっとヘナヘナ。気持はわかるけど、わざわざ張り紙しなくてもいいのでは。(これは鎌倉で正月に八幡宮の押し合いへし合いの初詣客に警備のお巡りさんが「私たちも働いています」と呼びかけるときの情けない気分に通じるものがあるに違いない。。。ってよくわからんたとえですが)

烏丸の方は屋台がすごくて、卵せんべい(たこせんの目玉焼きバージョンみたいなもの)とか、関東人では名前をきいただけじゃわからん不思議なものがあって魅力的だったのだけれど、四条はひたすら喫茶店の呼び込みばっかり。「お席あいてまーす」とかそんなんばっかりで、なんだかなあ。結局へんなものは食べそびれて、行きつけのお店でちょっと飲んで帰る。

翌日は山鉾巡行ということで、インターネットで予習したところ、新町の交差点なら11時半ころに辻回しが見られるらしい。そのあたりの時間をねらって出かけると、確かに山鉾来てます。御池の駅から通りにでるとちょうど先頭の長刀鉾が通るところで、一緒になって新町まで早歩きで付いていく。結構移動は早いんだね。でもって辻にくると、なにやらいろいろ儀式が。お稚児さんを肩車で鉾から降ろしたり、囃子方が交代したり、なんだか動かずにずっとごそごそ。最後にようやく辻回しがあって、意外とあっさり鉾は各町内へ。うーん、やっぱり”動”というよりは”静”のお祭りなんだなあ。その後に続く鉾やら山やらを見物して、とっても「観た気に」なった。関東のお祭りのイメージとはだいぶ違うけれど、なかなか雅なお祭りでした。店の窓辺に飾られた家宝やら鉾の飾りものも美しく、目を楽しませてもらいました。

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