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Dir: フランシス・ヴィベール
Cast: ニック・ノルティ, マーティン・ショート, サラ・ローランド・ドロフ
Story: 5年の刑期を終えて出所した銀行強盗ルーカス(ニック・ノルテ)は堅気で暮らす決意をして、出所したその足で銀行に口座を作りに出かける。その手続きの最中、その銀行が銀行強盗に襲われ、なにからなにまで抜けているその強盗ネッド(マーティン・ショート)は挙句にルーカスを人質にして逃走を始める。ルーカスは呆れてネッドを突き出そうとするが、ネッドの娘メグの登場で事態は不思議な展開へ...。
Comment: ずいぶん前に友人からおすすめの一枚としてもらっていたDVDをようやく観ました。これはなんともとにかく「かわいい」映画でした。コメディとしてとてもよいし、おすすめなっとくの映画でした。
オリジナルをみてはいないのですが、これはドパルデューのフランス映画「3人の逃亡者 銀行ギャングは天使を連れて」の同一監督によるアメリカ版リメーク。基本的にベタな笑いで展開しております。
とにかく最初の出所から強盗に会うまでのシーンが傑作で、ジェームズ・アール・ジョーンズ演じる刑事がルーカスを迎えにきて、お前はまたきっとやると言いながらシャレで銀行まで送ってくれるところから始まります。素人強盗のネッドのダメダメぶりはもう笑うしかなく、小柄なネッドが胸板あついルーカスに銃を突きつけて出てくるところなんてほんとに間抜けな図です。
どこまでもダメダメなネッドに観ていてちょっといらつく中盤に、メグが登場。これがなんともよくこんな子探してきたなあという子なんです。小学校低学年くらいのこの子がルーカスに懐くのですが、なんか無垢な感じと微妙な色っぽさ(?)が同居していて、決して大人っぽい子ではないのですがとっても魅力的です。ルーカスとのシーンなど、ほのぼのしている一方、おやっと思うほど”アブナイ”感じがするところがあって驚かされます。結局できあがってくるこの3人の疑似家族のような不思議なバランスが面白いのかもしれません。
そんなわけで、さらっと見られる(96分)エンターテイメントとしてかなりおすすめです。
食べ物編
この映画にでてくる食べ物のハイライトはお腹がすいたメグのために、忍び込んだ金持ちの家の冷蔵庫でみつくろったプレート。燻製かき、フォアグラ、キャビア、トリュフ…。冷蔵庫でみつけた缶詰を四角いプレートに切らずにのせたらしく、真中にパテっぽい茶色い塊がみえ、まわりに牡蠣、キャビアの山が見えます。「子供がキャビアたべるかな」といいながらそのプレートをもってかけつけると、メグはすでにスヤスヤ。ふたりで彼女の寝顔をみながら同じスプーンでキャビアを食べるところが印象的でした。
これはお金をかければ再現できますね。
コメント (2)
youtubeにあったので観てみました☆
監獄の物々しい雰囲気から始まるので
これがコメディ映画になるとは!
って感じで、展開の仕方が軽やか。
カメラワークもいい感じですね♪
投稿者: 神井 | 2009年05月13日 19:56
日時: 2009年05月13日 19:56
>神井さん
その後ジェームズ・アール・ジョーンズ(星の王子ニューヨークへ行くで王様やってた人です)が出てきたところからベタな笑いが始まりますんで、是非観てみてくださいまし。
投稿者: konama | 2009年05月13日 22:25
日時: 2009年05月13日 22:25