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日本のみなさんさようなら

日本のみなさんさようなら
リリー・フランキー
文藝春秋 (2002/03)
売り上げランキング: 5,720
おすすめ度の平均: 4.4
3 映画の娯楽をエロスで紹介
5 読むと、観たくなる・・・
5 邦画を好きになってしまう本

Category: 映画レビューのようなエッセイのような
Contents: ぴあに連載されていたリリー・フランキーによる漫画つきコラム

Comment: 少々前の本のせいかアマゾンにも画像がないようなので、amazletのレビュー付きバージョンで掲載してみました。最近はベストセラー作家になってしまったリリー・フランキーですが、この本では相変わらずののり(=基本的に下ねた)と不思議な絵で笑わせてくれます。この本をみて、映画がみたくなるかはわかりませんが、「こわいものみたさ」のあまり見たくなる映画はたくさんあるかもしれません。

冒頭にある、「日本人は邦画に厳しく、洋画にあまい。なぜなら洋画はよくわからないからだ」というのはそのとおりだと思うけど、そのイントロにしてこの内容。確かに愛は感じるんだけどねえ。「マニアに人気のある」作品目白押しです。

もともとのコラムのタイトルが『あっぱれB級シネマ』というとおり、ディープなラインナップです。たとえば、
「宇宙からのメッセージ」(78年東映):日本版『スター・ウォーズ』を本気で作ろうとした東映がフルスイングで空振りした宇宙SF大作。(:以下は本書の説明から)。もちろん有名な邦画もいっぱいでてきますのでご安心を。

ただし、私も年代的にぎりぎりわかるという年なので、20代10代の方はわからないネタが多いと思われますので要注意。たとえばキーワードは「人造人間にされる前の藤岡弘」

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2005年11月09日 16:47に投稿されたエントリーのページです。

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