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宇宙の果てのレストラン (ダグラス・アダムス)

宇宙の果てのレストラン
ダグラス・アダムス 安原 和見
河出書房新社 (2005/09/03)
売り上げランキング: 436
Category: SFコメディ Story: 説明できません(きっぱり)。というのもなんなので、なにも物事を深く考えないヴォゴン星人が銀河バイパスを建設するために、地球を破壊したため、地球は滅亡。残された人類2人が銀河ヒッチハイクガイドを手にたびをする。という前作「銀河ヒッチハイクガイド」に続いて、頭が2つに手が何本もある銀河大統領と鬱病のロボットマービンらと旅をする物語。

Comment: ホントは「銀河ヒッチハイクガイド」からよまなくちゃいけないんですが、近所になかったので、とりあえず読んでしまいました。新潮文庫で前作はでていたらしいのですが、絶版になっていたところを河出書房が新訳で出版を再開したようです。ちなみにもともとはイギリスの70年代後半のテレビシリーズで、それを小説にしたものです。今回映画化されて、「銀河ヒッチハイクガイド」として日本でも公開されていました(9月頃)。私はすっかり見そびれてしまったのですが、まだ九州方面では公開されているようです。
オフィシャルサイト→http://www.movies.co.jp/h2g2/

基本的に全編ナンセンスでブラックなコメディ(あるいみイギリス風)で、まあそういうと月並みですがモンティパイソン的なものを想像して頂ければよいかと。ですので、けして万人むけのものではありません。ただ、こういうのが好きな人にははまる要素が山盛りです。前作にくらべて、少々哲学的でもあるというコメントもアマゾンにありますが、とりあえずこれ単独で読んでも面白かったです。

設定はSFですけど、すべからくいろいろぶっとんだ話。たとえば、この話では未来のエレベータというのは”ぼんやりと未来が見える”予知能力が与えられていて、エレベータに乗ろうと思うときにはその階で待機してくれるので、エレベータ待ちというものがなくなります。しかし基本的にエレベータは上下するだけなので、神経症や鬱病のエレベータがいっぱいでてくる、ってことになってます。そういうのを笑って読める方にはお勧め。とりあえず、1作目を読んで、映画をみてみたいなあと思っています。
「レッドドワーフ」とか大丈夫な人は、おそらくいけるんじゃないかしら。

銀河ヒッチハイク・ガイド
ダグラス・アダムス 安原 和見
河出書房新社 (2005/09/03)
売り上げランキング: 170

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2005年11月02日 17:16に投稿されたエントリーのページです。

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