Comment:基本的にお料理がキィになる(もしくはフェイクのキィになる)ミステリー連作。この謎のミケさんのお料理は無国籍料理のようなオリジナル。時たまなにでできているのかわからない食べ物まで出てきて、楽しませてくれます。やたら具体的に作り方がでてるくのは”ゴールデンチャーハン”。
私的にまとめると、
チャーシューを賽の目に切って醤油と酒に漬ける。残りご飯は軽くほぐしてボールにいれ、レタスはざく切り。卵を用意して準備完了。
フライパンを強火にかけ、卵を割り入れてさっと混ぜたら半熟より生っぽい状態の卵をごはんのボールに入れる。フライパンに新しく油とチャーシューを入れていため、卵入りご飯を投入。味付けは塩と化学調味料少々。レタスをいれたら、チャーシューをつけていたたれで炒めて完成。
なかなかうまそうです。今度やってみよう。卵をご飯にかけちゃうっていうのがすごいよね。
ストーリーもおもしろいですが、このミケさんというキャラクターがいい感じなので、読んでいて楽しいです。作者もアシモフの”黒後家蜘蛛の会”の探偵の給仕を思わせると形容しているくらいですしね。私はこのアシモフのシリーズが大好きなので、納得です。
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コメント (2)
面白そうだなーーー。やっぱ食べ物の事が絡むものってとっつきやすい気がします。
それに「ミケさん」って名前がツボ。
以前、私が使っていたHNだし、名前だけでも親近感がわきます。
その炒飯の作り方、以前某所で似たような作り方をおそわりまして・・。
それは、予め卵かけご飯を作って鍋に投入する作り方でしたけど、綺麗な卵色のパラパラ炒飯がびっくりするほど簡単に出来てうれしかったです!
プロは鍋の中で卵をご飯にコーティングさせていくのだろうけど、やっぱあれはシロウトには難しいですもんね。
投稿者: たらり子 | 2005年10月30日 17:30
日時: 2005年10月30日 17:30
ミケさんの由来は名前からきてるんだけれど、この彼女であるユリエさんのあだ名が「ねこさん」であることも一つの理由になっています。そのあたりの細かな設定も魅力の一つですね。
そうかチャーハンて、なかなかぱらぱらにはならないので、たいがい
1.家庭料理チャーハンだからとひらきなおる
か
2.意地になって焼く(ちょっと違う料理になるけど)
してました。生卵ご飯にしてから炒めるほうがシンプルでいいかもしれない。今度試してみます。
投稿者: konama | 2005年10月30日 20:23
日時: 2005年10月30日 20:23