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ひとりずもう (さくらももこ)

ひとりずもう
ひとりずもう
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さくら ももこ
小学館 (2005/07/14)
売り上げランキング: 253

Category: エッセイ
Contents: さくらももこの不思議な学生時代と漫画家への道

Comment: ひさしぶりにさくらももこのエッセイが発売になっていたので、早速読んでみた。「もものかんづめ」や「さるのこしかけ」以来、彼女のエッセイは好きで読んでいたが、「ももこだった」あたりからオンタイムに読むことはなかった。この本は発売されたばかりらしく本屋で平積みになっていたので、手に取ってみた。

基本的にさくらももこの話というのはまさに「ちびまるこちゃん」と一緒で、ちょっと無垢すぎる田舎の子供が素朴な疑問をもとにいろいろやってみるって感じのエピソードが多いのですが、今回はちょいと違いました。もちろん基本的な方向性は変わってないのだけれど、あまりに超然とした高校生なのでいつものように笑うとか、驚くとかいう感じじゃなくて「うわ~、この人って違うなあ」と思ってしまうのです。普通青春エッセイというと、誰もが持つ自分の青春の思い出や経験のかけらを共有することで楽しめるところが大きいと思うのだけれど、あまりに全然ちがうので「すげ~」っていう感想ばかりが先に立ち、帯の”大爆笑”っていうコピーにはほど遠い感じがします。それはそれで構わないんだけど。漫画家になるまでの話も含め「ただ者ではない」雰囲気があふれていて、そんな風にはちっともかかれていないのだけれど「才能ある人ってこうなんだ…」とか思ってしまいました。

というわけで、いつものさくらももこエッセイに比べるとちと毛色がちがうような気もしますが、そこそこ面白くはあるので、さらっと読みたい方には是非。通勤電車の片道で読了できます。

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コメント (2)

たらり子:

「ちびまるこ」ちゃんは大好きで今でもほのぼのとしたい気分に浸りたい時には読んでいるのだけど、エッセイは何故か一冊も読んでいなくてね。
読みたいなって思っていてもすぐに忘れてしまっていた(笑)これも面白そうだなー。
今度は買って読むかなあ。
娘も読むだろうし。
娘は何処で読んだのかしらないけど、さくらももこのエッセイは何冊か読んで面白かったらしい。

余談でございますが・・我が娘はアニメのちびまるこちゃんに登場する「みぎわさん」の声の真似が得意です。。ぐふっ(はーと)

ぐふっ。って、なんでよりによってみぎわさん…。

個人的にはもものかんづめとさるのこしかけからスタートするのをお薦めします。これは爆笑。あと、世界あっちこっちめぐりも結構おもしろい。ただ、離婚話とかのあとのやつはちょっとシリアスではありますが。たしか最初の数冊はすでに文庫になっているはず。

とくに結婚式の時のひろしのエピソードとか笑えます(たしかさるのこしかけに入っているはず)。

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2005年07月21日 09:38に投稿されたエントリーのページです。

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