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ココア・メキシコ風 (赤い薔薇ソースの伝説) 

前回はショコラのどちらかといえばフランス風の濃厚なショコラショーを紹介しましたが、今回はメキシコ風。現在のメキシコで飲まれているショコラーテはシナモンがきいた甘いチョコレートをとかしたものですが、それとも違ってチリがしっかりときいたココア(チョコレートからつくるのではなくココアパウダーのみで作る)です。このところチョコレートばっかりですが、とりあえずこれで一区切り。ちょっと涼しい晩に作ってみてください。

Scene: 母親に虐げられ、不幸な運命に翻弄されるティタも、姪の面倒を見ている間は幸せだった。産後の肥立ちの悪い姉に代わって姪の面倒を見ながら、台所で煮ているチョコレートが焦げ付かないようにたまに木べらでかき混ぜている。

Point: 映画の中では素焼きのツボの中にかなり薄い、泥水色の液体が入っていてティタが時折かき混ぜている。濃厚な感じはなく、むしろ水っぽい感じ。その後料理のソースとしても使っているようなので、甘くはないチリのきいたさらりとした口当たりのココアを目指しました。今回参考にしたのは高山なおみさんの諸国空想料理店にでてくる「メキシコ風ココア」。唐辛子(鷹の爪)を使ったレシピですが、今回は前回のショコラショーでつかったチリパウダーを使って、香りを楽しめるものにしましたショコラのチリ入りのホットチョコレートより作るのは簡単です。お試しを。

Ingredients: マグカップ2杯分
ココアパウダー (バンホーテンココア) 大さじ大盛り2杯
チリパウダー (カルディファーム製) 小さじ1杯 (好みで調整)
黒砂糖 小さじ2杯 (甘いのがお好きなら大さじ2ぐらいが良い)
牛乳 2カップ

How to make:
1. 小鍋にココアパウダーとチリパウダーを入れ、弱火で香りが出てくるまで煎る
2. 砂糖を加えてよく混ぜる
3. 牛乳を加え、良く混ぜながら温め、沸騰させてできあがり

Tip: チリをそのまま入れる場合とちがって煎ってしまうので、辛みが良く出ます。辛いのが苦手な人は、浅く煎るか、量を少なくして。ココアを作るときは練るイメージがありますが、このレシピは先に煎っているせいかすぐ溶けます。木べらで数回かき混ぜただけですんなり溶けました。

Comment: 作っている途中、鍋でかき混ぜている時は「おお、映画の時と同じ泥水いろだー」と感動。味もスパイシーですが悪くありません。濃厚ではないので、さっぱり飲めて暖まれる、夜飲むのにちょうどいい感じですね。ココアを煎るというのは初めてやりましたが、恐れていたように焦げ付くこともなく、とても良い香りがします。今回はチリパウダーをかなり思い切って入れたので、少し辛いくらいでしたが、飲んだ後に口にべっとりチョコレート味というより、すっきりさっぱり飲めたので、気に入っています。

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コメント (2)

たらり子:

ただ今、製作したばかりのココアを飲みながらパソをしています(笑)反応が早い?今日なんか暖かいからココアはどうかな~って感じかしら??

きゃ~、びっくりびっくり!!なんて不思議なお味なの?!
私は好きですね、こういうの。
甘いココアはあまり好きでないけど(飲んだら一発で食欲がなくなるので・・)これはいいわ~~!あと味がいいっ!

甘みは私には一人当たり小匙一は多いような気がしたので小匙半分で作ってみました。

でも、こういうのってかなり人によって好みが分かれる所でしょうねぇ。

おお!早速つくってくれたのね。ありがとう。
ココアって感じじゃないので最初驚くけど、なかなかよいでしょう?甘みとチリは適宜調整していただいて、楽しんで頂ければいいとおもいます。このレシピはお手軽なので、楽しいよね。

でも、チリ入りに慣れると甘いだけのココアがつらいかもね。

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2005年04月16日 00:24に投稿されたエントリーのページです。

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