さて前回おっかな~い映画として紹介した「赤い薔薇ソースの伝説」の食べ物編です。
サンドイッチ…のようなもの
この映画は食べ物がメインのようなものなので、常に台所と食べ物がでてくるのですが、ティタとペドロが最初に意識しあうシーンでは、ティタみずからが料理を運んでいます。なにやら白いまるパンのような(でも形は四角い)になにかを挟んだような物で、ある種のサンドイッチなんだろうと思われます。ただ、メキシコだから白いパンもコーンブレットみたいなものなんだろうなあ。びっくりなのはさらに本当にやまもりそれだけが盛られていて、その皿を何個も運び込むこと。屋外パーティだから参加人数も多いのだろうけれど、メインディッシュらしきその料理の数の多いこと。かなりインパクトがあります。
卵170コのウェディングケーキ
例のみんなが気持ち悪くなってしまうウェディングケーキですが、見た目はかなり麗しい、白い3段のケーキ。驚くべきはその材料。なんと卵を170コ使っています。というのも167コ入れたところで、あと3コねといってますから。そんなに卵いれるから気持ち悪くなるんだ…というのはいいっこなしです。
ウズラのロースト薔薇ソース添え(血入り!)
ペドロにもらった薔薇の花束をそのままソースに使うことを考えついたティタ。農場で飼っているウズラを捕まえてしめ、詰め物をしたウズラの丸焼きを作りそのソースをかけます。ちなみにバラの刺でティタがケガをするので、このソースにはティタの血も入っている設定。「シネマ厨房の鍵貸します」によれば、「花びらにアニスを加えてすりつぶし、ソースにしてうずらの料理に添えたもの」ということらしい。ソースにはすりつぶしていない花びらがこんもりとはいっており、かなり奇抜な外見ではあります。実際に作っているシーンではなにやら香辛料とドライフルーツのようなもの、オイル少々などいろいろと追加しているのですが、アニスってことは分かりませんでした。原作本を読めば書いてあるのかもしれません。そのうち読んでみましょう。で、そんな人はいないと思いますがこれをよんで彼にもらったバラの花束でソースを作ろうと思った貴女、危ないです。今のお花やさんで売っているバラはもちろん食用ではありません。害虫を防ぐためのお薬がたっぷり使われています。食用として売られているバラを使ってください。ちなみに上に載せたバラのリンクは食用のものです。
その他にもトルティーヤのためにトウモロコシを石臼でつぶすシーンや、姉のヘルトルーディスが「フリッタータとシロップ」をねだるなど色々台所のシーンが満載。で、肝心のチョコレートのシーンはいずこに?それが見つけられないのです。「諸国空想料理店」では高山なおみさんが「娘が泣きながらココアを作る場面があった」と書かれているのですが、そういうシーンはなかった。ただ、その周辺の説明からあれかなと思うシーンはありました。なにか素焼きのツボに茶色い水っぽいものが入っていて、子守をしながらティタが混ぜているシーンがあるのです。これがおそらくそれなんだろう。ただ、だとすれば前回ショコラで紹介したような濃厚なホットチョコレートではなく、もっと水っぽいココアっていう感じ。というわけで、あとでレシピを考えてみようと思っています。なんか最近チョコレートばっかりですが、まあこれも何かの縁ということで。
コメント (2)
何だか凄まじそうな映画ですね~。胃の調子が悪い時とか妊娠初期のつわりの時期には見たらヤバイ映画のような気がします。
何だか面白そうなので見たい映画としてリスト(すぐ自動的に削除される私の脳内リスト・笑)にいれておこう。
多分、近所のレンタルショップではないだろうけど。。
ウズラのロースト薔薇ソース添えねぇ。
私の中ではどことなく萩尾望都の世界を彷彿とさせますな。
エディブルフラワーって色々あるよね~クラッシックな所では食用菊とか。
先日、枝付き桜のを見つけたが・・。
投稿者: たらり子 | 2005年04月10日 17:57
日時: 2005年04月10日 17:57
わりと有名なので、大きめのレンタルショップならおいてあるかも。DVDはないので、目当てのシーンを見るのも苦労しました。
萩尾望都の世界ねえ。私の中ではあんまりつながらないなあ。といっても、有名どころしか読んでないのでなんともいえないけど。
桜をたべるのか。でも桜餅とか食べてるわけだからそんなに不思議はないかもしれませんね。ナスタチウムくらいしかエディブルフラワーって思いつかなかったよ。
投稿者: konama | 2005年04月11日 00:40
日時: 2005年04月11日 00:40