中島らもの『お父さんのバックドロップ』が映画化されるようですね。10月9日封切りのようです。筆者本人もカメオ出演しているとのことで今は亡き中島らも氏を大画面でみることができます。配給のシネカノンのサイトで予告編を見ることができます。
中学から高校時代、氏の本をたくさん読みました。エッセイを読みあさり、電車で大笑い。その当時は図書館で借りられる氏の本は全部読んでいました。そのうち何度も同じネタがエッセイで披露されるようになって、完読率は減っていきましたが、それでも彼の本は良く読んでいた方でしょう。『こらっ』や『たまらん人々』、『しりとり対談』(ひさうちみちお氏との対談)など今でも実家の本棚に並んでいます。それに留学中は『明るい悩み相談室』を全巻持って行き(帰国のたびに数冊づつもっていった)、結構すくわれるところも多かったです。
彼の小説については、実はエッセイを全部よんでから読むと、どこかで読んだようなエピソードのコラージュに見えてしまって、そんなに熱心によんではいないのですが、『今夜すべてのバーで』や『人体模型の夜』など面白かった作品は多くあります。
数年前NHKで彼のインタビューを見てその姿(ゆっくりしたしゃべりと動き)に驚いた記憶があります。最近では『牢屋でやせるダイエット』を出して、相変わらずだなあと思っていたのですがそこへ階段から落ちて重体、死去のニュース。とても残念です。ご冥福をお祈りします。
追1:お父さんのバックドロップのサントラを見つけました。一番多いのはcoba(アコーデオンのラテンっぽい曲やってる人)の曲でしたが、
3.ありがとう浜村淳です / 浜村淳&桜井一枝
とかあってちょっと笑いました。ちなみに締めはスネオヘアー。
追2:先日「トリビアの泉」で「かまぼこの新聞がある」というのをやっていて(実際は業界の新聞だったのだけれど)、瞬時に「それはカネテツのかまぼこ新聞!」と思ってしまった私もかなり重症だと思う。