« 五年の梅 (乙川優三郎) | メイン | ファインディング・ニモ »

二人がここにいる不思議 (レイ・ブラッドベリ)


Title: 二人がここにいる不思議 (新潮文庫)
Author: レイ・ブラッドベリ
Category: 短編集 ファンタジー 恋愛 いろいろ
Story: 表題作は死んだ両親を息子がレストランに招待して話しをするというお話。

Comment: レイ・ブラッドベリは好きな作家だ。この短編集は、いつもの彼のSFやファンタジーとすこし毛色が違って、ささやかだが暖かな瞬間を描いたものばかりだ。私は彼の作品は、結構ブラックでグロな結末のイメージがあって、ちょっとこの本は意外でした。しかし、なかなか心温まるお話が23本。私は老看護婦が不思議なおとこを旅をする「オリエント急行、北へ」と世界で唯一のタイムトラベラーの話「トリプルコンベクター」。そして〆として老人と少年がミイラを作る話が気に入っています。とてもおなかいっぱいになる本でした。さわやかで得した気分になります。
★★★★☆

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://everything.chips.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/65

コメント (2)

こんにちは。
僕のブログへコメントをいただき、BlogPeopleのリンクにも追加していただいた様で、ありがとうございます。僕の方も早速追加させていただきました。

お礼を言うのに、この記事を選んでみました。
僕もレイ・ブラッドベリは好きな作家です。
「歌おう!感電するほどの喜びを!」という本が気に入っています。原題は、I sing the body electric! で、ロボットのおばあちゃんと子供の話です。はじめて読んだ時は、こんな美しい文章ははじめてだ!と思いました。
よく考えてみると、訳者が凄いのかも知れませんね。

では、これからもよろしくお願いします。

konama:

>yas0233さま

ありがとうございます。私もレイ・ブラッドベリは小さい頃に「恐竜物語」をよんで以来大好きな作家です。内容はかなりブラックなことが多いのに、文章の隅々までキリッとしたすがすがしさがあっていいですよね。「歌おう~」は未読ですので、是非今度読んでみたいと思います。

映画を中心にごたまぜ色々なブログですが、最近は映画に出てくる食べ物の話が多いです。よかったらまた遊びにきてやってくださいませ。

私もお手紙をまた読みにいきます。
こちらこそよろしくお願いします。

コメントを投稿

About

2004年01月08日 21:41に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「五年の梅 (乙川優三郎)」です。

次の投稿は「ファインディング・ニモ」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。