
Title: 五年の梅 (新潮文庫)
Author: 乙川優三郎
Category: 時代小説
Story: 市井のあるいは下級武士の追いつめられた人々のせつない物語の短編集。
Comment: 帯によれば、山本周五郎賞受賞らしい、この短編集は、読み口もとても山本作品にちかい。というよりは藤沢周平か。彼らよりも、少し現代風なテーマで、人間の業みたいなものが強調されていない感じといえばよいだろうか。5本はいっている作品のなかでは最後の2作、「蟹」と表題作「五年の梅」が楽しめた。が、たぶんこの人の味は最初の3作にあるんだろうなとおもう。全般に希望のもてるエンディングで、元気になれるストーリー。 上記の大家2人を読み終わったら、よんでもよいかなといった塩梅。
★★★☆☆