Dir:Cameron Crow Cast:Tom Cruise, Penelope Cruz, Cameron Diaz, Kurt Russell
WOWOWの年末特集でやっていたのをみた。映画館で上映されている時に見ようとおもっていたのだが、見逃していたので。
出版界の帝王の息子であるデイビッド(トム・クルーズ)は父の後をつぎ、重役たちに疎まれながらも、ハンサムでリッチで力ある若者としてプレイボーイぶりを発揮していた。彼の誕生日パーティに友人が連れてきたソフィア(ペネロペ・クルス)に目を奪われる。しかし、デイビッドのガールフレンド(キャメロン・ディアス)は彼の心がわりに気づき、無理心中を図る。奇跡的に助かったデイビッドは事故のために傷でひどい面相になり体に障害が残った。その後デイビッドは…というお話。
この映画はある種あっとびっくりという映画なので、感想がむずかしい。ネタバレしたらホント意味ないので。
トム・クルーズはアイズ・ワイド・シャットの役とほぼ同じイメージの事態が理解出来ずに悩む若者。今回は顔のけがのための白いマスクが気持ち悪いです。キャメロン・ディアスは思い詰めるタイプのちょっと怖い女の子を演じていますが、そういうタイプにしては美人でゆとりがある感じ。なかなか印象深い役所です。ペネロ・ペクルスはデイビッドの心のよりどころとして最後まであるわけですが、少し映画全体の中では少し存在感が弱いかもしれません。映画そのもののからくりの中ではそれでいいのかもしれないけれど。カート・ラッセルの精神分析医はすごく良かった。ただ良すぎて、ちょっと話全体にはまらない感じもした。
キャストの中で一番気に入ったのは謎の男エドモンド・ヴェンチュラを演じるノア・テイラー。基本的にすっごく怪しい。このいかにもこの手の話にでてくる謎の案内人風でよかったです。ぜひこの人の他の映画を見てみたいなあ。
ストーリーにもどると、個人的にこのからくりはちょっと無理矢理だなと思った。でもアメリカの人なら日本人よりこういうもの(これがネタ)になじみがあるから納得しやすいかもしれない。ただ、「そういうことかい」とおもしろがれる映画なので、見てみるのはおすすめです。ただ観た上でこの映画がとても良いかというとそうとはいえないと思います。
最後にこれはすこしネタバレですが、
トム・クルーズのインタビューで、最後にデイビッドを起こすのは誰なのかという質問に、●●の名前の特定されない女性とこたえているのですが、特定の女性におこされたのかもしれないラストが印象深かったので、そんなにはっきり言わなくても…と思った。(すいません、観ていないと全然わかんないですね。)