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ロック・ユー

ロック・ユーDir: Brian Helgeland Cast: Heath Ledger, Mark Addy, Paul Bettany

日記の方にも書きましたが、この映画を見ようとおもったきっかけが音楽だったので、この映画についてどんな映画かも知らずにとりあえず借りてきました。お話は原題のとおり騎士物語。チョーサーのカンタベリー物語(昔授業でならったでしょ?)。それなのに音楽がロックというのでかなり話題になった映画だそうですね(ちょうど日本にいない時期だったのか、見落としたのか私はぜんぜん知りませんでしたこの映画)。冒頭にかかるQueenのWe will rock youから邦題は"Rock You"。てっきりテーマはロックにかける青春かと思ってました。

お話としてはつまんなかったというのが正直な感想。一応方向としてはお笑いなのかなと思うのですが、なんか中途半端で笑えなかった。この映画のうりとしてはロックと時代劇のミスマッチと迫力の騎馬戦(っていうと変だけど)シーンだと思うのですが、映画館でみてないから迫力って感じじゃなかったし、映画館でみてもどうだったか…って感じでした。映画としてはこれからのヒーロー、ヒース・レジャー!という売り出しでしたが、なんかさえなかったなあ。もともとのお話がロマンチックな騎士物語だから、粗野だが強くて潔い若者というキャラなんでしょうが、なんかかっこよくない。それよりは、ばっかりのチョーサーの役をやったポール・ベタニーがよかった。というか最初からいきなり真っ裸で登場し、最後には決めの口上でお話の筋をうごかすといういいとこ取りの役でした。この講談師みたいな役をすばらしく演じて、よい男ぶりでした。フルモンティでおなじみのマークアディもヒースの仲間として登場。相変わらず小器用な演技ですが、主役の大味な演技のせいかそれが今回は生きてなかった。この人はほんとに面白いコメディアンなのにもったいない。後は、エドワード皇子を演じたジェームス・ビュアフォイ(たしかバイオハザードにでてたよね)がちょっとワイルドすぎる気はするが、ちゃんと偉い人を演じていて魅力的でした。

音楽はやっぱりQueenのWe will rock youとRobbie WilliamsのWe are the championsが最高でしたね。時代劇とロックがうまくマッチしたかどうかはおいておいて、途中かかる曲はみんなすばらしいです。衣装もなんかロックっぽいデザインが多かったです。

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2003年03月15日 16:27に投稿されたエントリーのページです。

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