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ボーン・アイデンティティ

ボーン・アイデンティティDir: Doug Liman Cast: Matt Damon, Franka Potente, Chris Cooper

海で助けられた記憶喪失の男が、なぜか自分が戦闘やサバイバルの能力に長けていて、さらになぜか命を狙われ続ける。さて、彼の正体は…というお話。マット・デイモンがこのびくびくしているが、追われてピンチにたたされると、おちついてふてぶてしくタフに反応するスパイって役どころをいい感じでやっています。トリプルXと同様、アメリカのスパイですが舞台はヨーロッパ。特にパリでの場面は凱旋門をはじめとしてとても美しく、面白いアングルの景色が見られます。と、うっとりしているうちにカーチェイスがはじまったりして、なかなか。このパリの街をミニで疾走するカーチェイスが一番の見せ場かな。ただ怖い、不気味な感じを演出するのが、わりとグロなシーン(手術やモルグ)なので、そんなシーンが苦手な人はやめておいた方がいいかもしれません。

マット・デイモンはこの役のためにかなり鍛えたらしく、筋肉もりもりで肩のあたりが盛り上がった体型になっていて、007やXXXのような大掛かりなアクションがたたみ掛けるみたいなことはないですが、アクションもばっちり決まってました。ヒロインはドイツの女優さんFranka Potente。最初出てきた時はすごい美人って感じはしませんでしたが、映画の後半で髪型が変わるとスタイルのよさが協調されて、なるほどって感じ。悪役はChris Cooper(いつみても小松正男みたい。最近で覚えているのはアメリカン・ビューティの隣のお父さん役)で、いつものように悪役のつぼはしっかりおさえている。けど、彼の役をもう少し膨らませてもよかったかな。せっかく彼が演じているのだし。ジュリア・スタイルズも実はでているのだが、なんで?というほど意味のない役をしている。銀行でボーン(主人公)を確認するエージェントの役をNoting Hillでトラベル本の本屋にクマのプーさんの本を買いに来る客をやった人がやっていて、ちょっと笑った。しかし、露出時間ほんの数秒。そんな感じで、まあマット・デイモンのための映画ですね。
どうやらロバート・ラドラムの原作は3部作で、その後のボーンの話もあるようなので、そのうち読んでみようかなと思っています。しかし、映画として面白いから設定に文句をつけようと思っていないけど、カフェに入るだけで6台の車のナンをバー覚えている記憶喪失の人なんていないって。

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2003年02月02日 16:31に投稿されたエントリーのページです。

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