これはもともとTVでやっていたそうですね。友人がそれが面白かったからとすすめてくれました。というわけで、何箇所かなんで皆が笑うのかわからない箇所がいくかありました。実際初日に見に行ったわけですが、満席の観客もほとんどが年下。大学生くらいが中心かな。ちょっと年取った気分になりました。
基本的にはえせ超常現象を奇術のトリックとして、売れない奇術師と物理学教授が暴いていくというストーリー。教授というとなにやらおだやかなインテリで…というキャラかと思いきや(実際そうでないのはよくわかっているが)、俗物がでてくるので、笑えます。謎解きは面白いですが基本はお笑いで、特に仲間があいかわらずまじめな顔でおかしいことを言うのでかなりおかしかったです。有名人が続々登場で、なかなか癖のある人物を演じています(野際陽子とか竹中直人とか)。とはいえちょっと中途半端な使われ方だったような。
謎解きは、わりとさらさら解かれていくので小気味良いのですが、それでなんでこのトリックにすぐ気づかないの?というところもありました。それにすべてはトリックというわりにラストの謎解きはそれはちょっとなあという解決だった。でも全般に笑いも途切れず、テンポよく進んでいくので飽きませんでした。面白かったです。確か本がでているはずだから読んでみようかなと思いました。