リスボンから市電で30分ほどテージョ川沿いに行くとベレン地区。かつてのポルトガルの栄華をしめすような巨大な修道院、ジェロニモス修道院を中心に美しい建物群があります。上の写真はジェロニモス修道院の全景と、内部、それに中にある回廊です。ちょっと天気が悪い時にとったので、怖いですがとても美しい建物でした。おどろいたのは中も写真とり放題。今回リスボアカードという観光用チケット(市電、バス、地下鉄乗り放題+観光スポットの入場料が只あるいは割引というありがたいカード)を買っていたので、中もフリーで見学。なかなか面白かったです。
左側の写真はテージョ川沿いにたつベレンの塔。河に張り出したその姿はとても美しいですし、世界遺産かなんかになっているらしい。が、その実地下は水牢になってました。ちと怖いとこなのね。なぜかベレンの塔のまわりでベスパ(オートバイ)のフェスティバルをやっていてすごく盛り上がっていて驚いた。ついでに見て回ったけど、結構独自の世界でおもしろかった。それからこの辺りの警備のお巡りさんが短パンの制服にマウンテンバイクだったのでなかなか格好良かった。
でもって、となりは修道院のとなりにある大きなティールーム。ここが日本でもはやった”エッグタルト”で有名なお店。ここがオリジナルなんだか、修道院のレシピでつくっているから古いのかよくわかりませんが、とにかくエッグタルトといえばここらしい。ポルトガル語ではパスティシュ・デ・ナタというらしい。とりあえずテーブル席についてボーイさんを呼び止めてみるとメニューはないよとのこと。パスティを食べたいの?と聞かれたので、それそれ!と答えると「何個?」という質問。へ?そんなにたくさん食べるものなのか?私が不思議そうな顔をしていると「小さいからね。大抵2つは食べるよ。」ということなので、2つ頼んでみる。でついでにそろそろコーヒー切れだったので、ミルクコーヒーってある?(ポルトガル名がわかんなかった)と頼んでみたら、グラスに入った甘いカフェオレみたいなものを持ってきてくれた(少しくたびれてたのですごくおいしかった)。パスティはシナモンがかなりしっかりかかった、カスタードのパイみたいなもの。日本で食べたエッグタルトとはタルトj地がぜんぜんちがって、さくさくした食感。ぺろりと2つたべてしまった。カスタードももたっとしてなくて、あつあつをとろとろで食べるので甘いのが苦手な人でも大丈夫かも。パンフによれば高温のオーブンで短時間で焼くのがいいんだそうな。ポルトガルのカフェはみんなガラスのショーケースにいっぱいおいしそうな菓子がならんでいてとても楽しい。ここにすんでたら太るだろうなあ。