Dir:Ang Lee Cast:Eric Bana, Jennifer connelly, Nick Nolte
先日の旅行で、飛行機内で見た映画その1。最近のアメコミ映画化の一つ超人ハルクの実写です。その昔のスーパーマンにはじまって、バットマン、スパイダーマン、デアデビル…といろいろ、でてきましたね。ハルクはスパイディといっしょで変身もの。マッドサイエンティストの父と実験中の事故の結果、頭にくると緑色の巨体に変身してしまいます。危険物として軍に拘束されてしまうが…というお話。
正直言ってあんまり面白くなかった。飛行機の中の2時間を返せってほどではないけれど、少なくとも楽しい映画ではないし、ちょっとうんざりした。その一つの理由はきっとヒーローだけど別に正義の味方ではないからかなあ。つまり、スパイディでもなんでもヒーローはもちろんハルクと同様に自分のあり方に苦悩するわけですが、ハルクはただ逃げ回っているイメージなんです。もちろん呪われた運命に立ち向かうっていうのはすごいんだろうし、あんな姿と力は忌まわしいだけなんでしょうが、物語の目的が「その状態から脱出すること」なだけだとちょっと弱い気がする。続編を作る予定でそういうストーリーなのかもしれないけど。ただのラブストーリーとしてもかなり弱いきがするし。そんなわけで、あんまりすっきりしない映画でした。結末も含めて。
かといって演技が良くなかったわけではないと思う。主役2人はなかなか良い感じだったし、ニックノルテ(マッドなパパ役)は怪しすぎるし。だんだん彼はこういう役しか回ってこなくなったのだろうか?アイラブトラブルとか軽くて楽しかったんですけどね。
あとは例によって、仕事柄「そんな研究室ないよ」とか「そんな機械で、解析できないし」とか文句つけてましたが、しょうがないですね。