[2006/7/13 ライブ前日]

どうやっていけばいいの?
無事前日の夜ハンブルグ入りして、ようやく落ち着いたライブ前日。会場が街の中心部から離れていて、最寄り駅もよくわからない状態だったので(会場のサイトがドイツ語版しかない上にわかりずらかった)、ツーリストインフォメーションへ聞きに行く。発音もよくわからないので(Trab-Arena Bahrenfeld)、会場の名前を紙に書き写してここにはどうやっていけばいいの?と聞くと「ああ〜、ロビーウィリアムスのコンサートですね?(にっこり)」と言われ、中央駅から20分くらい電車に乗って、そこからは13:30より専用バスがでるらしい。さらに夜は終夜バスがでるとのことで、帰宅も問題ないらしい。とりあえず、行き方と帰宅方法が確保されたので結構安心して、街に散策へ。
キオスクでロビーが表紙の雑誌があったので、購入(画像をホームページから借用)。本屋でもA1サイズの1999年位までの写真集を発見。だけど、ドイツ語だし、きっとアマゾンでも買えるだろうと我慢(でかすぎて持って帰れないよ↓)。

Robbie Williams. Live - Backstage - Studio: Fotografien 1993-1999
Fryderyk Gabowicz
Schwarzkopf + Schwarzkopf (2006/03)


パパラッチぢゃないけれど
昼食後アルトナ湖畔を腹ごなしに歩いていると、なにやら高級ホテルの前に人だかりが…。報道カメラ持ったひともいるし、もしかして…と近づくと、やはりロビーがくるのを待っているらしい。まあ来ないだろうなあと思いつつしばらく一緒に待ってみたが来るわけもなくギブアップ(ちなみに4時間後にそこを通りかかっても同じ状況だったので、まあ早めにあきらめて良かった)。ただギターのギャリー(サングラスのひと)がちょうど出てきたし、ここに泊まる予定なのはその通りみたい。実際ライブでもロビーが日本の時みたいに「僕はラッフルズに泊まってるよ。もし後で一杯やりに来てくれたらきっと会えるよ」みたいな事をいってました。まあホントに高級ホテルなので実際には入れてくれないと思うけど。

[2007/7/14 ライブ当日]

大行列です
野外コンサートで、席はインナーサークルのスタンディングとくれば、朝早くから行って並んだ方がいいことはわかっているのだけれど、なにせひとりだし、シャトルバスがでるのは13:30。しょうがないので午前中は食糧、水、日焼け止めなど装備を固めるのに時間を使う。とはいえ、やっぱり落ち着かないので、バスがでる最寄り駅Othamarschenまでとりあえず行ってみる。
この時点でまだ12時台。まだシャトルバスはでない。が、すでにそれらしきTシャツを着たひとがバス停にいる。ふつうの市バスに乗り込むのをみて、たぶん大丈夫だろうと適当に一緒のバスに乗ってみたら無事時間前に会場到着。
スタンド席と内側のスタンディングの入り口があって、スタンディングの方の列はすでに大行列で、みんな地面に座り込んで待ちモード。オフィシャルショップ(Tシャツとか売ってる)が気になったけど、この際とりあえず行列にならぶ。この時点でまだ12時台。予定では前座が18:00〜、ロビーが出てくるのなんて20:00〜だったはず。嗚呼。

それからは15:00までひたすら日焼け止めの塗り直しと水分補給。暑いのでひっくり返って救急車で運ばれるひとも数名有り。あんまり水飲み過ぎるとトイレに行きたくなるし、飲まないとひっくり返る…。難しいバランスです。暇だし、せっかくなのでたらり子さんとどすたんに写メールでこの行列を送る。

カウントダウン
15:00 開場!!とはいえ大人数なので、入場制限あり。荷物チェックとチケットチェックをうけてようやくスタジアム内へ。とりあえずインナーサークルの中程の位置(ロビを肉眼で見られるけど、アクションはスクリーンでチェックっていう感じ)をキープ。これからまた長〜い待ち時間。何人かで来ている人たちは入れ替わりでトイレに行ったり買い物したり楽しそうだが、結構席取りは熾烈なので(容赦なく押してくる)席を離れるわけにも行かずじっと耐える。スクリーンではロビのでているCM(T-Mobileのいろんなヒトがロビに見える〜と思っていると本物のロビにぶつかるっていう奴が結構可愛かった)がかかったりしてたまに盛り上がっている。それにしてもいいお天気。日に焼けるよ〜。この時点ではスタンド席はまだがら空き(席が決まってるからあせんなくても良いものね)。
17:00 みんな立ち上がって前方に詰める。少しステージに近づいて見やすくなるけれど、ドイツ人みんな巨大なので、背の低い私にはかなり辛い事態に…。

18:00 最初の前座、The Ordinary boys (?かと思ってたらORSONみたいです。もとにゃんさんありがとう!)が登場。私よく知らないんだけど結構有名なバンドだよねえ?確かホテルでみてたMTVにもビデオクリップかかってたし。しかし、まったく盛り上がらず。前の方に彼ら目当てで来ていた人々も少し居たようですが、ドイツ人の皆さんホントに反応なし。まあロビファンのテーストとかぶるかっていわれると微妙だもんねえ。たぶん自分たちのツアーだったら出てきたとたんにきゃ〜って感じだろうに、見事に「もう少しでロビーにあえるよ!」っていうせりふの時だけ盛り上がるというかわいそうな雰囲気でした。20分ほどで終了。また待ち時間。このあたりからスタンド席も埋まり始める。

19:00 二番目の前座、Basement jaxxが登場。黒人さん中心のダンス系?の元気なバンド。こちらはリズムのせいか、経験の差なのかそれなりの盛り上がりを見せる。結構楽しかった。こちらは40分ほどがんばる。また待ち時間。しかし背伸びのせいでもう足が痛いよ。この後20:00ころからみんな期待で一杯。でもロビのユニセフのメッセージがかかったりするだけ。でもQueenとかかかりだして、盛り上がり始めてます。このころからこの巨大なセットのてっぺんの方にスタッフがあがって、調整やなにやらしているのが目立ちだして、みんな大注目。

[20:30 ライブ開始]

ついに登場!
はじまりは未知との遭遇のテーマ(6つの音の音階の奴)。だんだん早くなってみんなの絶叫が!ふっと照明が変わったっと思ったら、セットのてっぺんから花火が打ち上げられ、一瞬で視界はヒトの手だらけ…。見えないよ〜。ロビはどこ??っておもったらとりあえずスクリーンで見えた→。最初の曲はRadio。ノリノリです。みんな最初からばっちり曲を知っていて、会場中熱唱!曲が曲なので、みんな半分踊ってます。ようやく見えたロビーはジーンズにジャケット、グリーンのアスコットみたいなタイ。一曲歌って、とりあえずみんなロビーと叫ぶ叫ぶ(ちなみにドイツ人ってRの発音がちょっとのどを鳴らすような音なので、なんとなく「ゴビー」って聞こえるのが面白い)。落ち着いたところでロビーとりあえずドイツ語で挨拶。そして「ハンブルグ!もうこの時点ですでに君たちはドレスデンのオーディエンスよりすばらしいよ!」Yeah! 盛り上がった勢いで、RockDJ, Tripping, Monsoonと続く。

盛り上がったところでMC
「実はこのところ調子が悪くてね。今日も実は調子が悪いんだ。今朝ドクターに診てもらったら今日のライブはやっちゃだめって言うんだ…。でももちろん僕はやるよ。やるって言ったらドクターが『後ろをむきなさ〜い』(っていいながら会場におしりを向ける、もちろん会場は悲鳴)っていってねこ〜んなぶっとい注射をしたんだよ。−みんなのためにね!」「で、feel inside ってわけでSin Sin Sin!」やっぱりシングルカットしている曲はみんな反応違いますね。特にさびのところは全員覚えているってかんじ。そしてMillenium。ヨーロッパツアーのセットリストをみるとここはThe Trouble with Meになってるんだけど、今回はミレニアム(ダブリンでは両方やったらしいから私が忘れているだけ?でも聞いてないはず)。久しぶりに聞きましたよ。でもこの曲はかなり人気があるから、イントロからもうみんな大絶叫。トラブルウィズミーも大好きな曲だから聞きたかったけど、ミレニアムもすごい良かった。そして、Make Me Pure.ここで今回初めてロビーはさびの部分を歌わずにオーディエンスに歌わせてみた(ちょっとこわごわだった)。もちろんOh Lord, Make me pure, but not yet!と返ってきてロビもかなりうれしそう。こういうさびの部分がいい感じの歌はライブでは盛り上がりますね。(あ、でもちょっと曲順に自信なし。これはA Place to Crushの後だったような気もする…)

ジョナサン登場
ひとしきり盛り上がったところで、親友のJONATHAN WILKESがゲストとして登場。DJcocoも紹介される。でもって、とりあえずMe and My shadow。ジョナサンがロビーを注射ネタでからかった後、サッカー対決。ジョナサンとロビーがそれぞれサイン入りのサッカーボールをスタンドにむかって蹴って、どっちが遠くまで飛ぶかを競う。これまでのところジョナサンの7勝3敗。結果はまたしてもジョナサンの勝利。よわよわロビーとまたジョナサンがからかい、少しオーディエンスで遊んだ後、よわよわっていうキーワードから「You think I'm strong, You're wrong, You're wrong...いってみて?」とやって、Strongへ。例によって巨大カラオケ。これがおわってジョナサン退場。

後半戦
ジョナサン退場後、「Take Thatって覚えている?、あーそういうリアクションはだめだよ。僕はもう大人だし彼らとは友達なんだ(と、ちょっと嘘っぽい口調混じり)」という話から、Back for goodをやる。これは実はみんなよく知っていて大盛り上がり。やっぱりテイクザットってホント売れてたんだなあと感心。それからメンバーを紹介しつつA place to Crush。公開されているセットリストとなんか順番が違うので、ちょっと曲順に自信がないんだけど、例のギター〜って声がかかったのでこのときだったような気がする。そしてAdvertising space, Come undone, Feel。Advertising spaceはもちろんバックの大スクリーンにエルビスの画像。Come undoneの前には、前の方にいる女の子のファンをひとしきりからかって、「で、そんなに僕のこと好きならcome undoneの歌い出し歌える?」彼女が答えたあと、会場がそのままアカペラでうたって、ほとんどワンコーラス歌ってしまう。そこであらためて、前奏からロビーのCome undone。そしてFeelは本当にみんな大好き!もりあがり最高潮のところで、Thank you, Good Night!

アンコール
ステージは真っ暗になってるけど、みんな「Angelsまだ歌ってないし」と安心してる。で、あ!でてきたロビーあんなところに!セットのてっぺんに白い衣装にローブのようなものをかぶった人影がスポットライトを浴びてる!そしてまた花火!Let me entertain youを歌いながら降りてくるロビー(あのローブはおそらく火花よけなんだね)。もう会場大興奮。やっぱりこの曲がないとロビーのライブじゃないね。Let me, enter-, tain youのところのドラムにあわせてセットの上の方から火がでる仕組み。そしてセットのライトを落としてAngels.もうほんと8万人の大熱唱は凄かった。いちど引っ込んだ後、みんなロビーウィリアムスコール(ニッポンちゃちゃちゃみたいなのりで)。そして、走って戻ってきたロビは”君たちがロビーのパートを歌うんだよ!”といってkids。みんな声を嗄らして歌ってました。そして終演。あ〜本当に楽しかった。

[22:30 ライブ終了]

Tシャツが欲しい
というわけで、8万人の大群衆はぞろぞろと会場を離れていくのですが、ようやく席を気にしなくて良くなった今、やっぱりグッズが欲しい。何軒かあるオフィシャルショップの列に並ぶと、ポスターやTシャツが売れています。ポスターは持って帰れないしなあ。Tシャツも結構売り切れていた(サイズがね)ので、赤のダビンチ柄のTシャツとツアープログラムをゲット(私もがんばったよな(笑))。そして近くのショップでアイスティを購入。だってこんないれものに入ってるんですよ。カップを返すと2ユーロ返ってくるのですが、やっぱり記念にお持ち帰りにしました。
そして帰宅…したいんだけど、案の定バスは動いていない(よく考えたら8万人ものヒトが外に出たら道路が麻痺するに決まっている)。しょうがないのでヒトの流れに乗って、駅までてくてく。ほとんど花火大会の帰り道みたい。なんとか12時に宿に帰り着きました。色々大変でしたけど、本当にライブは最高でした。また行きたいなあ。The end.
※右は翌日の新聞。